海上自衛隊 護衛艦「しらゆき」見学記録(2009年) |
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埠頭に停泊中の「しらゆき」です。 最終日の早い時間に見学に行ったので、乗船待ちはありませんでした。 |
後部デッキは特徴的で3段になっています。 |
主力兵器の対艦ミサイル「ハープーン」です。 片舷に4発を搭載できますが、2発のみ搭載されています。 「装てん中」と表示されていたので、チューブ内には実弾が装填されています。 |
ハープーンの射程距離は約100km、新型は200kmを越えるとも言われています。 ハープーンの下には、対潜水艦用の3連装短魚雷発射管が装備されています。 |
3連装短魚雷発射管です。 機械的な設計とリベット接合が古めかしさを感じさせます。 |
魚雷発射管の内部です。 圧縮空気で魚雷を射出しますが、簡素な構造です。 |
62口径76ミリ速射砲とアスロックです。 見学コースの制限で、前方から両方を入れた撮影はこれが限界です。 |
76mm砲速射砲の模擬弾です。 対艦・対空・対地用など多目的に使用できます。 口径は第二次大戦時の駆逐艦の半分程度ですが、発射速度は100発/分と驚異的です。 |
アスロックです。 対潜用魚雷をロケットブースターで遠方に射出する兵器です。 |
艦橋右側から見た76mm速射砲とアスロックです。 |
「高性能20mm機関砲」(CWIS)です。 左右に1器ずつ装備されています。 |
後方から見た「CIWS」です。 捜索・追跡レーダーと火器管制システムが一体となっており、ミサイルの迎撃等に使用されます。 発射速度は1分間に3,000発です。 |
機関室の様子です。 撮影したパネルは一部分だけで、数多くの計器類が設置されています。 |
艦橋に設置されていたメーターです。 艦艇の速度を表示します。 |
ここで護衛艦を操作します。 海自の操艦技術は高く、海外派兵時には米海軍を凌ぐことが証明されています。 |
排水量3,000トンの艦船を操艦するには、機械的デザインで単純な操舵輪です。 |
艦橋の窓から船首を見た様子です。 街並みを見渡せる良好な展望です。 |
艦橋後方のレーダーやセンサー類です。 各種レーダー類は、戦術情報処理装置を介して各種兵器と連動しており、効果的に使用できるようになっています。 |
艦尾に装備されている艦対空ミサイル「シースパロー発射機」です。 ランチャーは8連装で、次弾給弾も可能です。 |
パネルには「短SAMランチャー」と説明されていますが、陸自の81式短距離地対空誘導弾(短SAM)とは別物です。 |
ランチャーには、模擬弾が装着されていました。 内部は簡素な構造です。 |
医務室の様子です。 痛々しい治療を受けて椅子に座っているのは人形です。 |
立入検査用の装備です。 説明によると、装備品は防弾チョッキ兼救命胴衣、骨伝導無線機、特殊警棒、手錠、ライト、9mm機関拳銃、99mm拳銃ということです。 |
9mm拳銃のレッグホルスターです。 サバイバルゲームで使用するものと同じく見えます。 中身はダミーのハンドガンです。 |
後部の飛行甲板は、制服の試着コーナーや休憩所として開放されていました。 格納庫では、お土産の売店が開設されていました。 |
デッキ上に展示された銃器類です。 62式機関銃、64式小銃、9mm機関拳銃、9mm拳銃の4丁です。 臨検時などのために装備されているものです。 |
海上自衛隊仕様の9mm拳銃です。 スイス製の「SIG SAUER P220」をライセンス生産したものです。 残念ですが、手に取ることは禁止されていました。 |
9mm機関拳銃です。 これも海上自衛隊仕様です。 展示台の内側は立入禁止だったので、上方からアングルの撮影しかできませんでした。 |
埠頭には展示品や売店などもありました。 カンパンの試食させて頂きましたが、市販のカンパンよりも大きく、少ししっとりとして甘い感じがしました。 |
せっかくなので、海軍カレーとコーヒーを購入しました。 コーヒー豆の生産国は、ニューギニア、インドネシア他と表示されており、東南アジア諸国との交易の歴史を感じさせます。 |
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