海上自衛隊 護衛艦「しらゆき」見学記録(2010年)


 2010年7月18日(日曜日)


 小名浜港に海上自衛隊の護衛艦「しらゆき」が入港し、7月17日から7月19日まで一般公開されました。
 「しらゆき」は昨年も小名浜港に寄港して一般公開されましたが、昨年に引き続いて、今年も見に行ってきました。
 昨年公開したページの内容と重複するので、解説などは簡略させて頂きます。
 逆光のため、護衛艦の全景の写真は上手く撮影できなかったので、会場で配布されていたパンフレットの写真を転載しました。
 小名浜で新造艦を公開することは難しいのかもしれませんが、できることなら、毎年異なる艦型の艦艇が公開されればと思います。

 埠頭に停泊中の「しらゆき」です。  混雑気味ですが、乗船までの待ち時間はありませんでした。
 艦尾には、艦対空ミサイル「シースパロー発射機」とヘリコプター用飛行甲板が装備されています。  舷側に装備された対艦ミサイル「ハープーン」と対潜兵器「3連装短魚雷発射管」です。
 「ハープーン」は、しらゆきの主兵装で最大8発を搭載できます。  3連装短魚雷発射管の発射口側です。
 古めかしい兵器ですが、新鋭艦「ひゅうが」にも改良型が装備されています。
 3連装短魚雷の後方側です。  対潜用魚雷射出機「アスロック」です。
 今回は発射口が開放されていました。
 しらゆきは、3重の対潜攻撃力を備えています。
 遠距離の潜水艦は哨戒ヘリが索敵攻撃し、中距離はアスロック、近距離は短魚雷が排除します。
 後方から見た「アスロック」です。
 76mm速射砲です。
 対艦・対地・対空射撃が可能な万能兵器です。
 後方から見た76mm速射砲です。
 「高性能20mm機関砲」(CWIS)です。  「CWIS」の砲身付近です。
 艦対空ミサイル「シースパロー発射機」です。
 しらゆきは、3重の対空攻撃力を備えています。
 遠距離はシースパロー、次いで76mm速射砲、CWISが近距離の航空機やミサイルを迎撃します。
 シースパロー発射機に装填されたダミーミサイルです。
 厚紙で作られた目玉が貼り付けられていました。
 機関室に設置された艦艇のダメージや異常などを表示するパネルです。
 艦艇の形状に表示灯が付いており、状況を把握し易くなっています。
 艦内には、応急修理用の材木が備え付けられています。
 ダメージコントロールの方法は、昔と今も変わりありません。
 艦内食堂には、戦闘糧食が展示されていました。  ライフジャケットとヘルメットが展示されていました。
 試着して写真を撮影することもできました。
 飛行甲板には、62式機関銃、64式小銃、9mm機関拳銃、9mm拳銃が展示されていました。
 陸自の公開と異なり、手に取ることはできません。
 沖合には、海上自衛隊の補給艦が停泊していました。
 埠頭には、陸上自衛隊の車両が展示されていました。  1/2tトラックです。
 市販車を知らないので、仕様の違いが分かりません。
 ETCが装備されていました。
 ドアの内側には小銃を設置することができます。
 「93式近距離地対空誘導弾」です。  発射器内部の様子です。
 遠隔操作も可能ですが、ハンドルを手動で回して軽々を旋回させていました。  「軽装甲機動車」です。
 運転席は普通車との差異は感じられません。  運転席ドアの窓ガラスです。
 防弾ガラスは以外と薄い感じがしますが、小銃弾には耐えられるようです。
 「82式指揮通信車」です。  上部ハッチからから見た前方の様子です。
 12.7mm機関銃の銃架が取り付けられています。
 エンジンは車体左側に搭載されています。