陸上自衛隊 令和元年度富士総合火力演習(教育演習・夜間演習)見学記録

 2019年8月24日(土曜日)

 令和元年度富士総合火力演習(教育演習)を取材してきました。
 富士総合火力演習の一般公開は、8月25日(日曜日)に行われましたが、その前日に行われた教育演習と夜間演習を見ることができました。

 富士総合火力演習は、国内最大級の陸上自衛隊による実弾演習であり、前段演習と後段演習に分けて実施されます。
 前段演習では、火砲、戦車、機動戦闘車、水陸両用車、航空機等、陸上自衛隊が装備する各種火器による実弾射撃及び空挺降下が展示され、後段演習では、島嶼部へ事前配置した部隊による敵の侵攻阻止、増援部隊により敵部隊を撃破する要領が展示されました。

 今回は、「19式装輪自走155mmりゅう弾砲」が初参加しました。
 昨年度の後段演習は、領域横断作戦や電磁スペクトラム作戦などが強調されましたが、本年度は、宇宙・サイバー・電磁波を含む全ての領域の能力を融合させた多次元統合防衛力が強調されました。

 一般公開当日は、隊員約2,400名、戦車・装甲車約80両、各種火砲約60門、航空機約20機が参加しました。
 今年の抽選倍率は、応募総数 約14万通、応募倍率 約27倍ということです。

 今回は、第1ページから演習前に行われた点検射の様子、以降、演習場整備の様子、前段演習、後段演習、装備品展示、夜間演習の順番で紹介します。

 文面の一部やポスターの画像は、防衛省陸上自衛隊のホームページから引用しました。
  http://www.mod.go.jp/gsdf/index.html

 今回は前置き無しで紹介します。 午前6時5分頃、会場近くに到着しました。  会場の様子は、例年とほぼ同じです。
 間もなく到着します。  売店です。 午後の装備品展示が終了してから、お土産を購入します。
 会場の様子です。 富士山を背景にした壮大な景色です。 演習展示地域には、15両の戦車と機動戦闘車が展開していました。 早くから会場に入る理由は、演習前の点検射を見るためです。 
 会場の様子を紹介します。 Aスタンドの最上段席から見た会場右側の様子です。  会場左前方の様子です。
 会場左側の様子です。  演習展示地域の説明に戻ります。 右側には、90式戦車が5両展開しています。
 左側には、10式戦車が5両、その後方に16式機動戦闘車が5両展開しています。  左側稜線には、87式偵察警戒車が2両です。
 87式自走高射機関砲が2両登場しました。  赤色の訓練用標旗を掲げました。 点検射が開始されます。
午前6時30分から点検射が開始されました。
 10式戦車が射撃した様子です。 写真右上に砲弾が写っています。 点検射では場内アナウンスが行われないので、撮影のタイミングが難しいです。  87式自走高射機関砲の射撃です。
 87式自走高射機関砲は2両、合計4門の35mm機関砲で連射するので、飛翔する砲弾が撮影し易いです。  87式偵察警戒車の25mm機関砲の射撃です。
 入場が開始されました。  特科部隊の射撃も開始されました。 写真中央付近の白煙が発生している場所に、特科部隊の陣地があります。
 特科部隊が射撃した砲弾が着弾しています。 「弾着 今!」のアナウンスが無いので、撮影が難しいです。  90式戦車が点検射を終えて退場します。
90式戦車です。
 10式戦車は射撃を続けます。  7.62mm機関銃も射撃しました。
 16式機動戦闘車が前進しました。 10式戦車と点検射を交代します。  10式戦車が退場します。
10式戦車です。 次のページに続きます。