陸上自衛隊 東北方面隊創隊51周年記念行事見学記録


 2011年9月25日(月曜日)


 宮城県仙台市の霞目駐屯地において、陸上自衛隊東北方面隊51周年記念行事が開催されました。

 東日本大震災の発生から約半年後の開催であり、「がんばろう東北!!」をテーマに震災の犠牲者の追悼と復興が意識された内容でした。
 東北方面隊隷下部隊は、災害派遣活動で被災者支援や行方不明者捜索、復興支援などの主要な役割を果たしています。

 昨年は記念すべき50周年とあって、盛大な記念式典が行われたと聞いていますが、今回は観閲走行、訓練展示、装備品展示などの大掛かりなイベントは行われませんでした。

 東北方面隊のホームページはこちらです。
    http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/neahq/index.html

 格納庫前には多数の装備品が展示されるはずなのですが、今年は何もありませんでした。  格納庫では、展示品やイベントコーナーの他、東日本大震災での災害派遣活動を紹介する写真展示やビデオ上映も行われていました。
  
 「軽装甲機動車」が唯一展示されていた車両でした。  格納庫では、適性検査の体験が行われていました。
 管理人も受けてみましたが、4問全て合格点で多くの景品を頂きました。
 観閲式開始前の様子です。
 東北方面隊の44個部隊約1,170人が参列しました。
 観閲走行が行われないので、車両は見当たりません。
 後方に「UH-1」が3機見えるだけでした。
 東北方面総監の入場です。  観閲官を務める東北方面総監による巡閲です。
 式典の始めに、東日本大震災の犠牲者に対して黙祷が行われました。
 式典の様子は省略します。
 着剣した64式小銃による捧げ銃の様子です。  東北方面音楽隊による音楽演奏がの様子です。
 観閲式が終了して、観閲部隊が退場します。  観閲部隊が解散して、会場後方には多数の「UH-1J」やトラックが並んでいるのが見えました。
 偽装が施された4門の「155mmりゅう弾砲」です。  観閲式終了後、昨年披露された50周年記念曲「七彩の奥羽国(なないろのおうこく)」の演奏準備が進められました。
 スピーカーを搭載した「1/2tトラック」です。
 「1/2tトラック」と「高機動車」は、プラットフォームとして、あらゆる目的に使用されるようです。
 こちらはスピーカーを搭載した「高機動車」です。
 「七彩の奥羽国」の演奏の様子です。
 この曲は、自然豊かで伝統ある東北地方を敵の侵攻から東北方面隊が守るというストーリーで構成されています。
 「七彩の奥羽国」の最終章は、音楽隊の演奏に戦車、火砲、機関銃の射撃音やヘリコプターの飛行音が効果音として使用されました。
 最終章に入って、会場中央には「74式戦車」が登場しました。  続いて「96式装輪装甲車」が登場しました。
 「74式戦車」2両、「96式装輪装甲車」2両が配置に着きました。  演奏に合わせて「12.7mm機関銃」の射撃を行いました。
 74式戦車が空砲を発射しました。  空砲の射撃でも、反動で車体が大きく後方に傾いていることが分かります。
「155mmりゅう弾砲」の一斉射撃です。
 最終局面に入って両翼の2機の「UH-1」が離陸します。  「UH-1J」の離陸を以て、演奏はクライマックスを迎えました。
 演奏終了後、12.7mm機関銃の点検を行っていました。
 演奏終了を以て、主要なイベントは終了しました。
 帰路途上、会場の後方には「78式戦車回収車」が待機しているのを見ることができました。