陸上自衛隊 平成25年度自衛隊記念日観閲式見学記録


 第4ページは、観閲式終了後に行われた「10式戦車」と「03式中距離地対空誘導弾」の動作展示などを紹介します。
 車両行進の後、国旗降下と閉式が行われ、特別儀じょう隊が入場しま
 観閲官(安倍首相)が乗車する車両が会場に入ってきました。
 観閲官が退場する様子です。  安倍首相が乗車する様子です。
 この日の午後には、台風26号による土石流で甚大な被害を受けた伊豆大島の視察を行っています。
特別招待者が大型バスで退場します。
 写真の奥側は、装備品展示会場です。  大勢の来場者が会場を後にしています。
 観閲式終了後には、幾つかのイベントが行われました。
 観閲式会場は、朝霞訓練場という名称が付けられているとおり、訓練場として整備されている様子が見られました。  高等工科学校学生によるファンシードリルが行われました。
ファンシードリルの様子です。
 在日アメリカ陸軍軍楽隊による音楽演奏も行われました。  装備品展示会場で行われた10式戦車の動作展示の様子を紹介します。
 10式戦車の右側から動作展示を見ました。
 距離が近いので、写真に収まるのがギリギリでした。
 乗車する様子です。
 砲手と操縦手は、反対側から乗車しているので見えません。
 戦車長が車内に乗り込む様子です。
 始めに砲塔を旋回させました。  砲身を下げて砲塔旋回しても、後方に向くと自動的に砲身が上に向くようなので、エンジンルームには接触しません。
 砲身を上に向けた状態です。  砲身を下に向けた状態です。
 10式戦車は、油気圧式サスペンションを装備しているので、車体姿勢を変えることができます。
 写真は車体の前方を下げた状態です。
 車体の前方を上げた状態です。
 油気圧式サスペンションの利点は、地形による射撃制限が緩和されることや、地形を遮蔽物に利用しての射撃を可能としています。
 10式戦車では、不整地走行での車体が安定しており、行進間射撃の命中率が向上していると言われています。
 車高を上げた状態です。  車高を下げた状態です。
 90式戦車では、姿勢変更は前後傾斜のみで、左右傾斜が行えなかったのですが、10式戦車では、全転輪を油気圧式サスペンションとしたことから可能としています。
 右側に傾斜させて砲塔を向けた状態です。
 砲塔や車体上面の状態が分かります。
 操縦手が降車する様子です。
 とても窮屈そうに見えます。
 10式戦車の動作展示が終了しました。
 新防衛大綱では、戦車定数を約300両にまで削減し、北海道と九州に集約するようなので、近い将来、駐屯地祭などで戦車を見られる機会が激減するかもしれません。
 03式中距離地対空誘導弾の発射装置です。
 動作展示が行われます。
 後方の様子です。  動作展示の前に若干の説明が行われました。
 始めにブラストディフレクターの固定器具を外しています。  車内に乗り込み、発電機を作動します。
 アウトリガーを伸ばしています。  車体が固定された状態です。
 ブラストディフレクターを下げています。  ブラストディフレクターを展開した状態です。 
 誘導弾を収納したコンテナが上昇しています。
 コンテナ下方の状態です。  コンテナが垂直になり、射撃体勢が整った状態です。
 誘導弾本体は、全長約4,9m、胴体直径約32cm、重量約570kgもあります。
 以上で平成25年度自衛隊記念日観閲式のレポートを終了します。