陸上自衛隊 第36回福島自衛隊音楽祭鑑賞記録


 2014年1月25(土曜日)


 陸上自衛隊の音楽隊による第36回福島自衛隊音楽祭を鑑賞してきました。
 この音楽会は、福島市内にある福島県文化センターにおいて、午前と午後の2回公演されました。

 山形県神町駐屯地の第6音楽隊、福島駐屯地音楽隊、郡山駐屯地音楽隊、第44普通科連隊ファンシードリル隊、Red Arrow(後に説明します)の総勢約160名による盛大な音楽会でした。

 陸上・海上・航空自衛隊の音楽演奏会は、全国で開催されています。
 入場は無料ですが、事前に整理券の申し込みが必要な場合もあるので、詳細を確認する必要があります。

 「YouTube」などの動画投稿サイトでは、自衛隊音楽まつりなどの音楽演奏会の動画が公開されているので、興味が引かれたのであれば、検索してみることをお勧めします。
 演奏曲目は下記の通りです。
 当日配布されたパンフレットから転載しました。

 オープニング
 ・国家「君が代」
 第1部 ~飛翔~
 ・「双頭の鷲の旗の下に」
 ・「クラリネットキャンディ」
 ・「FANDANGO」
 ・「八重の桜 メインテーマ」
 ・「クラウンインペリアル」
 第2部 ~前へ~
 ・エヴァ・ステージ(エヴァンゲリオン導入歌メドレー)
 ・軍歌メドレー
  「男の群れ」~「若鷹の歌」~「歩兵の本領」~「同期の桜」~「海行かば」
 ・ファンシードリル
 第3部 ~軌跡~
 ・歌謡曲メドレー(歴史と映像で綴る音楽)
  「慕情」~「嵐を呼ぶ男」~「東京キッド」~「ドリフのズンドコ節」~「襟裳岬」~「時代」~「アンパンマン」~「どんなときも。」~「LOVEマシーン」~「負けないで」~「手紙 拝啓十五の君へ」~「たしかなこと」~「世界に一つだけの花」
 ・新世界より「第4楽章」
 フィナーレ
 ・花は咲く

 会場近くの駐車場には、高機動車や1・1/2tトラックが駐車していました。
 福島駐屯地音楽隊は、東日本大震災での災害派遣活動の傍ら、避難所や施設での音楽演奏を行っており、音楽演奏を通じて、被災者や市民に勇気と元気を与えたと言われています。
 会場の福島県文化センターです。
 開場直後の様子です。
 開演までには45分もありますが、自衛隊のイベントは混雑するので、十分に時間の余裕を持って到着する必要があります。
 来場者数は約1,500人で、会場は満席になりました。
 館内には、写真パネル展示コーナーが開設されていました。
 展示されていた写真は、昨年撮影された駐屯地創立60周年記念式典、市中パレード、伊豆大島災害派遣活動でした。
 開演までには時間がありますが、ステージでは歌謡曲などが演奏されました。  いよいよ音楽祭の開幕です。
 ファンシードリル隊が入場しました。
 音楽演奏の前に、観客も含めて国旗掲揚、国家斉唱が行われました。
 国旗の降壇です。
 第一部は、第6音楽隊による演奏です。
 最初の曲は「双頭の鷲の旗の下に」でした。
 迷彩服姿の隊員が譜面台を運び入れて、次の曲の準備を進めています。
 後に紹介されますが、音楽祭の裏方を務める福島駐屯地の隊員です。
 2曲目の「クラリネットキャンディ」の演奏の様子です。  「FANDANGO」、「八重の桜 メインテーマ」、「クラウンインペリアル」が演奏されて 、第一部が終了しました。
 第二部の準備が整うまでの間、映像と共に各音楽隊などが紹介されました。  音楽祭の裏方を務める福島駐屯地の隊員の紹介です。
 第二部は、福島駐屯地・郡山駐屯地の両音楽隊による演奏です。
 最初の題目は、エヴァ・ステージ(エヴァンゲリオン導入歌メドレー)で、ドリル形式で演奏されました。
続いて、軍歌メドレーが行われました。
大勢の迷彩服姿の自衛隊員が入場してきました。
 唱歌するのは、福島駐屯地音楽隊の創立20周年記念として、福島駐屯地の隊員で結成された合唱団「レッドアロー(紅蓮弓矢合唱団)」です。  60名の隊員が、「男の群れ」~「若鷹の歌」~「歩兵の本領」~「同期の桜」~「海行かば」を熱唱しました。
「歩兵の本領」に入ると降壇して、観客席を行進しました。
 「同期の桜」の様子です。  最後は「海行かば」です。
 ステージの演出には、変化が付けられていました。
 軍歌メドレーの終了です。  第44普通科連隊ファンシードリル隊の演技が行われました。
 駐屯地祭でも披露されていますが、一般者見学エリアからでは、遠方からで、ほぼ横方向からしか見ることができません。
演技終了時のシーンです。
 第二部が終了して、10分間の休憩が入りました。
 休憩時間中は、統合運用における陸上自衛隊の映像が上映されました。
 第三部は、歌謡曲メドレー(歴史と映像で綴る音楽)です。
 曲目は、「慕情」~「嵐を呼ぶ男」~「東京キッド」~「ドリフのズンドコ節」~「襟裳岬」~「時代」~「アンパンマン」~「どんなときも。」~「LOVEマシーン」~「負けないで」~「手紙 拝啓十五の君へ」~「たしかなこと」~「世界に一つだけの花」でした。
 「ドリフのズンドコ節」を歌う様子です。  歴史の流れについて、当時の福島市内などの様子を伝える写真が、スライドショーで上映されました。
 昨年行われた市中パレードが43年ぶりのことなので、昭和45年以前の写真と思われます。  第三部の最後はクラシック曲で、新世界より「第4楽章」が演奏されました。
 フィナーレは、東日本大震災の復興を応援するために作曲された「花は咲く」が唱歌されました。  最初は3人での唱歌でしたが・・・
 中盤からは、ファンシードリル隊とレッドアローも加わっての大合唱になりました。  パンフレットには掲載されていませんでしたが、アンコールとして、「軍艦行進曲」が演奏されました。
 生演奏だと迫力があります。
 瞬く間の2時間のステージでした。
 駐屯地祭でも音楽隊の演奏が行われますが、音響設備の整った会場での演奏は迫力が感じられ、演出や選曲にも創意が凝らされていました。
 機会があれば、また鑑賞したいと思います。
 会場前には高機動車が並べられていました。
 大型バス、マイクロバスと共に、シャトルバスとして使用されていました。