海上自衛隊 補給艦「はまな」一般公開見学記録


 2014年7月26日(土曜日)


 7月26日、7月27日の2日間、仙台港で海上自衛隊の補給艦「はまな」が一般公開されました。
 仙台港では、昨年までイージス艦と汎用護衛艦の2隻が同時公開されるなど、豪華なイベントとして開催されていました。
 海上自衛隊では、多種多様な補助艦艇を保有していますが、海上自衛隊のイベントが少ない東日本での公開は、希少な機会だったと思います。

 とわだのデータは次のとおりです。

補給艦「とわだ」型(AOE"TOWADA"Class)
基準排水量
8,100t(※8,150t)
馬 力
26,000PS
主機械
ディーゼル2基2軸
乗 員
約140名
速 力
22kt
主要寸法
167 x 22 x 15.9 x 8.1m(※8.2m)
(長さ、幅、深さ、喫水)
特殊装置
洋上補給装置一式
補給品艦内移送装置一式
同型艦
422「とわだ」、423「ときわ」※、424「はまな」※
 ポスターの画像は自衛隊宮城地方協力本部(http://www.mod.go.jp/pco/miyagi/)、とわだ型補給艦のデータは海上自衛隊の公式ホームページ(http://www.mod.go.jp/msdf/)から転載しました。

 写真上 : 補給艦「はまな」です。
 写真下 : 護衛艦「ゆうぎり」に補給を行う「はまな」です。
 仙台港では、全体写真が撮影できなかったので、海上自衛隊の公式ホームページから転載しました。
 臨時駐車場の入口からは、はまなの艦橋や煙突が見えました。  会場に到着した時間は午前9時2分ころでした。
 一般公開は午前9時開始でしたが、既に搭乗口には長い人の列ができていました。
 搭乗口の様子です。  会場の様子です。
 陸上自衛隊の装備品展示や、お土産物店の出店などもありました。
 陸上自衛隊の装備品展示の様子です。
 詳しくは後から紹介します。
 宮城地方協力本部のキャラクター「うみまさむね君」です。
 船首付近の様子です。  艦橋の様子です。
 搭乗口付近の様子です。
 補給艦なので、護衛艦のような混雑は無いと思い込んでいましたが、開始直後の時間でも20分程の待ち時間がありました。
 補給艦「はまな」の銘板です。
 
 マストの様子です。
 補給艦なので固定武装はありませんが、ミサイル警報装置は搭載されているようです。
 内火艇です。
 内火艇上部の様子です。  見学順路は、艦橋後部の外階段を上って艦橋に入ります。
 艦橋からは、艦内の階段を通って甲板まで下り、艦橋前を通って、最後に後部甲板に至ります。
 
 この日の福島市の最高気温は37.7℃でしたが、艦橋上部では涼しい潮風を感じることができます。
 余談ですが、福島県小名浜港でも、毎年、艦艇広報が行われてきたのですが、残念ながら今年は開催されませんでした。
 通信機器などの多くの電子機器が装備されています。
 海上自衛隊のHPから引用した写真には見られないので、増設したものと見られます。
 
 12.7mm重機関銃の銃座です。  チャフロケットランチャーです。
   
 30cm信号探照灯です。  65式12cm双眼鏡です。
 艦橋では、ラッパの実演が行われました。  艦橋内には、何個かのラッパが掛けてありました。
 艦橋から見た船首側の様子です。
 様々な洋上補給装置、補給品艦内移送装置などが、密集しています。
 左側の写真よりも艦橋側の様子です。
 艦橋の高さは甲板から5階くらいの高さがあります。
 
 艦橋内の様子です。
 丁度、テレビ局の取材が行われていました。
 左側 : 操舵コンソール
 右側 : 艦長席
 艦橋内は混雑していたので、来艦者が写り込まない物を幾つか撮影してみました。
 スクリューが2基あるので、回転計も2つあります。
 左側 : 速度計
 右側 : 風速計
 ロール角・ピッチ角の表示盤です  電子海図と思われます。
 扉の上には、CICと表示されています。
 補給艦にも戦闘指揮所が設置されているようです。
 様々な競技会があるようです。
 艦齢が25年近くにもなるので、プレートの数も多いです。
 記念楯も沢山掲げてあったのですが、混雑していたため、撮影しませんでした。
 艦橋正面の様子です。  艦橋前から船首方向を見た様子です。
 様々な機材が所狭しと設置されています。
 
 船体左側の様子です。
 給油設備は、船首側左右、艦橋側左右の4ヶ所あります。
 艦橋側の給油設備には3本のホースがありますが、艦船用燃料用、航空機用燃料用、真水用のようです。
 人の大きさと比較しても、巨大な設備であることが感じられると思います。
 船体後部は、ヘリコプター甲板になっています。  ヘリコプター甲板の様子です。
 船体が大きく、ヘリコプター格納庫が無いので広く感じられます。
 大型ヘリコプターが発着艦して、補給物資を空輸できるようです。
 膨張式救命いかだと空気式防舷材です。  煙突のすぐ後方は、ヘリコプター管制室になっています。
 右後方から見た様子です。  船尾の様子です。
 陸上自衛隊の装備品展示も紹介します。
 1/2tトラックです。
 高機動車です。
 多賀城駐屯地に配置されている第22普通科連隊の車両です。
 偵察用オートバイです。  軽装甲機動車です。
 観測ヘリコプター「OH-6D」です。
 霞目駐屯地に配置されている東北方面航空隊の装備です。
 艦艇広報にヘリコプターを持ち込むとは、力が入っています。
 OH-6Dは、3・1/2tトラックに積載して運搬し、重レッカで降ろしたようです。
 業務トラックです。
 東北方面音楽隊、宮城地方協力本部の車両です。
 巨大な港湾設備があるため、全体を撮影することができませんでした。
 東北方面音楽隊による演奏が披露されました。
 9月27日には、仙台市で東北方面隊創設54周年記念事業音楽フェスティバルが開催されます。
 東北方面フラッグ隊の演技も披露されました。
 以上で補給艦はまな一般公開のレポートを終了します。