海上自衛隊 ヨコスカサマーフェスタ2015見学記録


 2015年8月1日(土曜日)

 「アメリカ海軍 ヨコスカフレンドシップデー2015見学記録」からの続きになります。
 バスツアーを利用してヨコスカフレンドシップデーに行きましたが、その序でに海上自衛隊横須賀地方総監部で開催されたヨコスカサマーフェスタも見てきました。
 このイベントでは、護衛艦きりしま、潜水艦やえしお、ミサイル駆逐艦マッキャンベルが一般公開されたのですが、会場に到着した時間が終了時間の1時間前だったので、護衛艦きりしましか見ることができませんでした。
こんごう型 (DDG"KONGOU"Class)
基準排水量
7,250t
馬 力
100,000PS
主機械
ガスタービン4基2軸
乗 員
約300名
速 力
30kt
主要寸法
長さ 161m、幅 21m、深さ 12m、喫水 6.2m
主要兵装
イージス装置一式、VLS装置一式、高性能20ミリ機関砲x2、SSM装置一式、54口径127ミリ連射砲、3連装短魚雷発射管x2、電波探知妨害装置一式、対潜情報処理装置一式
同型艦
173「こんごう」、175「みょうこう」、176「ちょうかい」
 

護衛艦きりしまの写真とデータは海上自衛隊の公式ホームページ(http://www.mod.go.jp/msdf/)から転載しました。

 赤色で表示した区域がヨコスカフレンドシップデーの会場で、オレンジ色がヨコスカサマーフェスタの会場です。
 会場間の距離は1.5km程しかありませんが、最高気温35℃の猛暑の中で、フレンドシップデーの広い会場を歩き回った後に
歩いて行くのは過酷でした。
 会場で頂いたパンフレットです。
 艦艇2隻と潜水艦1隻の一般公開の他、陸上・航空自衛隊の車両展示、対戦車ヘリコプターの地上展示などが行われました。
 ショッパーズプラザ横須賀近くから見た会場付近の様子です。
 数隻の艦艇が見えます。
 一度に3隻の艦艇が見られる機会は希少です。
 この日のYOKOSUKA軍港めぐりは、普段とは違ったアメリカ海軍と海上自衛隊の基地の様子が見られたと思います。
アメリカ海軍横須賀基地に停泊するそうりゅう型潜水艦です。
一部しか見えませんが、後方にもう1隻停泊しています。
 そうりゅう型潜水艦は6隻が就役していますが、横須賀基地を定係港するのは平成25年に就役した「ずいりゅう」と今年就役したばかりの「こくりゅう」の2隻です。  タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦がドック入りしているようです。
 ヴェルニー公園まで来ましたが、まだ会場は遠いです。  陽が傾いて逆光なので、暗い写真が多くなってしまいました。
 対戦車ヘリコプター「AH-1S」の周囲には多くの人が集まっています。
 港内では特別機動船等の体験乗船が行われていました。  横須賀地方総監部の正門に到着した時間は、午後3時でした。
 終了時間まで残り1時間しかありません。
 特別機動船と処分艇の体験乗船の案内です。
 機会があれば是非乗ってみたいです。
 会場に到着した時には、ヘリコプター地上展示は終了していました。
 午後3時30分にテイクオフします。
 対戦車ヘリコプター「AH-1S」です。
 因みに昨年はSH-60Jが展示されています。
 護衛艦きりしまです。
 初めに外観から見た様子を紹介します。
 艦橋の様子です。
 近くから撮影したので、被写体が歪んでしまいました。
 電波探知妨害装置 NOLQ-2です。
 護衛艦きりしまは、平成24年7月に仙台港で一般公開された時にも見ており、その時の様子もこのホームページで紹介しています。  艦隊艦ミサイル ハープーンです。
 終了時間まで1時間を切っていますが、会場はまだ混雑しています。
 来場者は14,000人を超えたようです。
 青空が広がっています。
 写真では伝わり難いのですが、とても暑く、体力を著しく消耗させました。
 疲れから写真撮影が面倒に感じているので、撮影枚数は少なくなってしまいました。
 高性能20mm機関砲です。  後方から見た様子です。
 きりしまに乗艦します。  きりしまの銘板です。
 艦隊艦ミサイル ハープーンです。
 全長 4.48m、重量 960kg、射程距離 約130kmと説明されています。
 右舷甲板から船首に向かいます。
 訓練用人形です。
 海上投下して救助訓練に使用しているので、万が一、艦上から人が落下した場合、素早く救助することができるということです。
 この人形には、女優柴咲コウさんが「コンドウくん」と名付けたそうです。
 前部甲板のVLS Mk41 mod2です。
 前部・後部合わせて最大90発の対空ミサイル・対潜ロケットを搭載できます。
 護衛艦隊年度優秀艦の盾が展示されていました。  54口径127mm速射砲です。
 イタリア製の120mm砲を基準として、ライセンス生産したものです。
 発射速度 毎分10~40発、最大射程 約27km、弾丸重量 約32kg、装薬重量 約16kgです。
 ミサイル駆逐艦マスティンの主砲と比較して大きく、全体を写真に収めることができません。  艦橋の様子です。
 チャフ・ロケット発射機です。  処分艇の体験乗船の様子です。
 酷暑の中、水飛沫を浴びながら疾走するボートに乗れたら、爽快に感じられたことと思います。
 きりしまは就役から20年が経過しますが、経年劣化が感じられないほど、きれいな状態で使用されています。  後部甲板のVLSです。
 ヘリコプター甲板です。
 格納庫が無いので広く感じます。
 潜水艦やえしおです。
 上甲板が公開されていましたが、非常に混雑しています。
手前から、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦マッキャンベル、護衛艦たかなみ、護衛艦やまゆき、護衛艦おおなみです。
 3連装短魚雷発射管です。  陸上自衛隊の車両も展示されていました。
 第1師団司令部付隊の82式指揮通信車です。
 航空自衛隊のペトリオットです。
 発射器のみが展示されていました。
 武山分屯基地の第1高射群第2高射隊の装備です。
 潜水艦の一般公開は締め切られていたため、希少な機会を逃してしまいました・・・
 昨年は、当時就役したばかりの潜水艦ずいりゅうが公開されました。
 船体前方の様子です。  潜水艦やえしおの銘板です。
 セイルの様子です。  近くから見ると、吸音材が貼り付けられた状態が分かります。
 潜水艦の上甲板を見て歩くだけのことですが、非常に混雑していました。  船尾の様子です。
 AH-1Sが木更津駐屯地に帰投します。
 低空で飛行しているので、きりしまの甲板からであれば、良好に見られたと思います。
 普段のイベントであれば、ヘリコプターの離陸に合わせて良好に見える場所に向かうのですが、暑くて気力・体力が尽きていたので、日陰で冷たいジュースを飲んで休んでいました。
 やえしおでは後片づけが進められています。
 残り時間が30分を切っているので、先を急ぎます。
 「きりしま」と「やえしお」を後方からみた様子です。
横須賀地方総監部から見たアメリカ海軍横須賀基地の様子です。
 右側はミサイル駆逐艦マッキャンベル、左側は護衛艦たかなみです。
 既に一般公開は終了していました。
 ミサイル駆逐艦マッキャンベルです。
 ヨコスカフレンドシップデーで同型艦を見てきたので、外観のみを簡単に紹介します。
 このイベントの様子を紹介するブログでは、乗艦待ちの時間は90分と案内されていました。  25mm機関砲などにはカバーが被せられています。
 機関銃も設置されていないので、海上自衛隊の施設での公開のための配慮なのかもしれません。
 艦橋の様子です。  護衛艦たかなみです。
 たかなみの艦内は公開されなかったようです。   撮影環境が不良なので、詳しい写真の撮影は諦めました。
 埠頭の端まで来ました。
 遠くには潜水艦が見えました。
 おやしお型潜水艦です。
 洋上で停泊しているようです。
手前から護衛艦やまゆき、護衛艦おおなみです。
横須賀基地を定係港とする「いずも」や「てるづき」は見当たりません。
 曳船YT95です。
 用途はタグボートです。
 他の補助艦艇は逆光で撮影できませんでした。
 海上を特別機動船と処分艇が、港内を疾走しています。
 これが最後のイベントとなりました。
 特別機動船です。
 終了時間まで10分を切ったので、会場を後にします。
 ペトリオットが撤収準備を進めています。
 ちょっとした動作展示を見ることができました。
 以上でヨコスカサマーフェスタのレポートを終了します。