陸上自衛隊 勝田駐屯地・施設学校開設66周年記念行事見学記録

 第4ページでは、装備品展示を中心に紹介します。
 訓練展示終了後、少しだけ会場撤収の様子を見ることにしました。
 使用された89式5.56mm小銃の空砲は、弾倉1個分です。
 施設科装備を中心とした訓練展示だったので、小銃射撃は最後の一部だけ行われました。
91式戦車橋です。
待っていれば、戦車橋を回収する動作も見られたと思います。
 74式戦車です。  10式戦車です。
 訓練展示では、空包射撃を行わなかったものの、近隣の駐屯地祭では見ることができないので、参加しただけでも有り難いです。
戦車の撤収を以て、体験搭乗に向かうことにしました。
 体験搭乗の会場は少し離れており、一般道を挟んで西側にある駐屯地敷地で行われました。  体験搭乗には、74式特大型トラック1台、94式水際地雷敷設装置1台、90式戦車1両が使用されました。
74式特大型トラックです。
94式水際地雷敷設装置です。
90式戦車です。
 初めに、94式水際地雷敷設装置に搭乗しました。
 水上走行の体験搭乗が行われる駐屯地もありますが、ここでは他の車両と同じく、道路走行でした。
 荷台から前方を見た様子です。
 荷台の様子です。
 体験搭乗に使用するための設備であり、この上に敷設機を設置するのではないようです。
 続いて90式戦車に搭乗しました。
 晴天で乾燥しており、砂埃の飛散を防ぐため、タイヤローラが散水していました。  砲塔後部のバスケットを外して、座席が取り付けられています。
 90式戦車の座席は3列で、一度に約15人が乗車することができます。
 90式戦車に乗車した様子です。  座席の手摺りには、ウレタン製の緩衝材が巻き付けられています。
 床面です。
 エンジンの真上なので、エンジン音と振動が伝わってきます。
 2列目に座ったので、満足な撮影はできませんでした。
 駐屯地敷地内には、多くの器材が保管されていました。
 1周約320メートルのコースを2周走行し、実質の走行時間は約4分でした。
 体験搭乗に時間を費やしてしまい、午後1時50分になっていました。
 駐屯地祭の終了時間まで、残り約1時間10分しかないので、会場に戻ります。
07式機動支援橋の架設展示が行われていました。
 ガイドビームの上に橋節を降ろしています。
 架設展示の途中から見ることになってしまいました。
 クレーンの先端部分です。
 2枚連続の写真になります。
 ビーム上の橋節を繰り出しています。
 ゆっくりとした速度で繰り出され、次の橋節が降ろされます。
 遠隔操作で橋節をスライドさせているようです。  クレーンを次の橋節の上に移動させました。
 アタッチメントを橋節に取り付けます。  橋節を吊り上げました。
 架設車の後方に移動させます。  ビームの上に移動されました。
 橋節は折り畳まれているので、展開させます。  橋節を展開させると、約2倍の幅員に広がります。
 ビームの上に降ろしました。  チェーンブロックを使用して、橋節を連結しています。
YouTube 陸上自衛隊 広報チャンネルでは、架設の様子が動画で紹介されています。
架設展示は一部ですが、最長で約60mの架設橋を架けることができます。
この後、復旧作業が展示されましたが、時間が無いので次に急ぎました。
 07式機動支援橋は、普通乗用車が相互通行できる幅員があります。
 この写真は、陸上自衛隊のホームページから引用しました。
 81式自走架柱橋も架設展示が行われましたが、残り時間が少ないので諦めました。
1台分の器材で約10mの架設橋になります。
 81式自走架柱橋は、東日本大震災の災害派遣活動で使用されました。
 この写真は、陸上自衛隊のホームページから引用しました。
 連結すると長い橋を架設することができます。
 この写真は、陸上自衛隊のホームページから引用しました。
 残り時間は約45分しかないので、急いで装備品展示を見ることにしました。
 92式地雷原処理車です。
 96式装輪装甲車です。
 10式戦車です。  74式戦車です。
 10式戦車よりも、こちらの方が混雑していました。
 施設作業車です。  調達数が少なく、希少な装備なので、多く撮影しました。
ショベルのアームは、通常の油圧ショベルとは異なり、屈折せずに伸縮します。
 アームの先端側方には、カメラが取り付けられており、車内から操作できます。
 バケットは中型油圧ショベルと同等の容量があります。
 銘板を見ると、防衛庁、製造番号 0008K、2003年1月製と表示されていました。
 左右非対称で、装軌回収車とは似て異なるレイアウトです。
 陽が傾いて強烈な逆光での撮影になりました。
 75式ドーザです。
 体験操縦が行われました。
 小型ショベルドーザ、ホイール式油圧ショベル、油圧ショベルが使用されました。
 小型ショベルドーザです。
 ホイール式油圧ショベルです。  油圧ショベルです。
 中型ドーザです。
 展示品ではなく、会場の片隅に置かれていました。
 坑道掘削装置です。
 炭鉱坑道や道路トンネルの掘削工事などに使用される掘進機械が採用されています。
 動作展示が行われました。  ドリルで崩した土砂をかき集め、ベルトコンベアに乗せて後方に搬出します。
 アームの様子です。  ドリルには無数の爪が取り付けられています。
高さ約3~5m、幅約3~6mのトンネルを掘削することができます。
 削り出した土砂は、ベルトコンベアで搬出されます。  以前は、宮城県に坑道中隊が配置されていたので、近隣の駐屯地祭でも動作展示が行われましたが、現在では見られる場所は限られています。
 後方から見た様子です。  坑道掘削装置に電気を供給してます。
 大型の発電機が使用されています。
 坑道掘削装置を使用した訓練の様子です。
 この写真は、陸上自衛隊のホームページから引用しました。
 155mm榴弾砲です。
 対戦車ヘリコプター AH-1Sです。  観測ヘリコプター OH-6Dです。
 多用途ヘリコプター UH-1Jです。  91式戦車橋です。
戦車橋の全長は約20mあり、真横から見ると長く感じます。
 車体は74式戦車と同等ですが、戦車橋は90式戦車の重量に耐えられます。  74式戦車と同様に姿勢を変更することができ、姿勢を低くしています。
 架橋作業は5分程で、河川や地隙に橋を架け、戦車などの車両を通過させます。  76mm発煙弾発射機とアンテナの取り付け位置に特徴があります。
 81式短距離地対空誘導弾です。  82式指揮通信車です。
 高機動車です。  NBC偵察車です。
 らんまるぽむぽむタイプαさんが取材していました。
 駐屯地祭の様子は、ぽむTUBE、facebook、月刊パンツアー3月号などで紹介されています。
  
 写真左側 : 化学防護衣4形
 写真右側 : 00式個人用防護装備
 体験搭乗で時間を費やしてしまったので、装備品展示は早足になってしまいました。
 以上で勝田駐屯地・施設学校開設66周年記念行事のリポートを終了します。