戦闘糧食試食
MRE MENU NO.3 BEEF RAVIOLI


 ミリタリー関連誌では、ミリメシと言う言葉が随分と見られるようになりました。
 ミリメシだけを取り上げた専門書も幾つか発刊されていて、戦闘糧食を試食することは、小さなブームのようにも見えます。
 不味いと酷評されているアメリカ軍のミリタリーレーションですが、自分の舌でも確かめてみたいと思って購入してみました。

 このMREは、平成19年9月30日、ビクトリーショーに出店していた東京キャロルから購入したものです。
 このMREを、夜中に空腹を満たすために夜食として、記事にようと思いつきました。

 今回、試食したMREは、「BEEF RAVIOLI」(ビーフラビオリ)、つまり、パスタの一種です。
 私は、ラビオリを食べたことが無いので、MREと実際のラビオリとを比較することができないので、正しい評価では無いことを断っておきます。
 また、実際に試食して記事の下書きを書いたのは相当前のことで、編集したのは、このページを公開する直前のことになります。
 写真は、夜中に撮影したものなので、色調が不自然です。

 今回試食した「MRE MENU NO.3 BEEF RAVIOLI」です。
 価格は、イベント価格で980円でした。
 内容物の全てです。
 アクセサリーポケットの中身です。
 タバスコ、インスタントコーヒー、粉末クリーム、砂糖、塩、マッチ、ウェットティッシュなどです。
 レーションを加熱するためのヒーターです。
 使用方法はイラストが描いてあるので、英語が読めなくても推測できます。
 主食のビーフラビオリです。
 厚みのある四角形のパスタに、ミートソースで味付けしたようなものです。
 MREは不味いと言う先入観があったので、意外と美味いと感じました。
 味付けが薄目なので、塩やタバスコを少し加えるとマシになると思えます。
 デザートのミックスフルーツです。
 あんみつの缶詰をイメージすれば分かりやすいと思いますが、甘さは控えめです。
 ブヨブヨとして食感が無く、味にも少しクセが感じられますが、冷やせば少しは美味しく食べられたと思います。
 ベジタブル クラッカーです。
 内容量は 37.8g
 市販されているクラッカーと変わらない味覚です。
 これが一番美味しいと思いました。
 チーズ スプレッドです。
 内容量は 42.5g
 ペースト状のチーズで、チーズ独特の臭いが強烈です。
 日本人の味覚には合わないと思います。
 チョコレート チップ ブラウニーです。
 内容量は 85g
 国産のお菓子をイメージして食べたら、口に合いません。
 別物と割り切って食べれば、容認できる味覚だと思います。
 グレープジュースです。
 こんなに着色料を入れる必要があるのか?と思います。
 1袋で水筒1個分ですが、熱帯地方で温水状態になったものを飲むには苦痛だと思います。

  個人的評価
ビーフラビオリ  ★★★ 薄味で物足りないです。
不味いという先入観があったので、比較的美味しいと感じました。
十分に暖めて、好みの調味料を加えれば美味しく食べられると思います。
ミックスフルーツ  ★★ 甘さ控えめで、食感が微妙です。
デザートとして食べれば不味いです、十分に冷やして食べられるなら容認できます。
ベジタブルクラッカー  ★★★★★ 美味しい。市販のクラッカーと比較しても遜色がありません。
日本人の味覚にも合っていると思います。
チーズ スプレッド  ★ チーズの臭いが強い。口に合いません。
チョコレート チップ ブラウニー  ★★★ チョコレートクッキーを軟弱にした感じで、サクサクとした食感はありません。
国産の菓子と比較すると不味いです。
グレープジュース  ★★ 一癖感じる味覚で、甘さは控えめです。
屋外では不可能ですが、氷を入れて冷やして飲めるならば容認できると思います。
インスタントコーヒー  ★★★★★ ネスカフェのインスタントコーヒーです。
アメリカン?で飲むためなのか、量が少な目に感じます。
 評価は★★★★★が最高、★が最低ですが、あくまで個人的な主観によるものです。
 最低限の食事として、容認できる味覚であるかという視点から評価を下したので、評価は甘いと思います。
 当然のことですが、日本人向けに味付けされているものではありません。

 購入する時に、東京キャロルの店員に「どれが一番美味しいですか?」と尋ねました。
 親切に「〇〇と〇〇では〇〇の方が良いと思います。〇〇はレストランで出しているものとは全く違います。」などと教えて頂きました。
 その意見を聞いて購入したものなので、MREの中では美味しい部類ものだと思いますが、それでも、不味いことは否定できません。

 MREは、味覚には最低限の配慮がされているもののの、兵力を維持するために大量に消費される消耗品でしかありません。
 その性質上、コストが優先され、携帯性や過酷な条件下でも食用できることなどが優先されています。
 通常の食事としての選択肢に入り得ないものですが、流通量が少ない希少性から、興味が惹かれる場合のみ、試食しても構わないと思います。
 注意が必要な点は、個々のパッケージには賞味期限が表示されていないので、購入時に試食の可否を慎重に確かめなければなりません。
 MREは、形態から災害時の非常食としての代用もできますが、備蓄するのであれば、国産の非常食が最適だと思います。