戦闘糧食試食
MRE MENU NO.2 PORK RIB


 今回、試食したMREは、「PORK RIB」(ポークリブ)です。
 主食のポークリブは豚のアバラ肉で、クラムチャウダーはクリームシチューのことで、どちらも日本でもお馴染みの料理です。
 不味いと言われているアメリカ製の戦闘糧食ですが、どちらも思っていたよりは、美味しく食べることができました。
 写真は、夜中に撮影したものなので、色調が不自然なことを予め断っておきます。

 今回、試食した「MRE MENU NO.2 PORK RIB」です。  パッケージの内容物の全てです。
 ポークリブです。
 内容量 74g、230カロリー
 クラムチャウダーです。
 内容量 142g、140カロリー
 Wheat Snack Bread 訳せば小麦パンです。
 内容量 57g、170カロリー 
 タフィークッキー 砂糖・バターを煮詰めたクッキーです。
 内容量 56g、266カロリー
 レモンライムです。
 内容量 24g、90カロリー
 氷を入れていますが、冷やせば少しは美味く飲むことができます。

  個人的評価
ポークリブ ★★★★★  味付けは日本人の味覚にも違和感が無く、炭火焼きの風味が付いてます。
クラムチャウダー ★★★★★  一般的な貝とジャガイモのクラムチャウダーです。
 素材の味が良く生かされています。
小麦パン ★★★★★  しっとりとした食感で少し甘みが感じられます。
 日本人の味覚にも合っていると思います。
タフィークッキー ★★★★★  カラメルで味付けしたクッキーです。
 甘めでサクサクして美味しいです。
チーズスプレッド  ペースト状のチーズです。
 この味は私には合わない。
レモンライムジュース ★★★★★  一癖感じる味覚です。甘さは控えめ。
 氷を入れて冷やすと美味しい。
 評価は★★★★★が最高、★が最低ですが、あくまで個人的な主観によるものです。
 最低限の食事として、容認できる味覚であるかという視点から評価を下したので、評価は甘いと思います。
 当然のことですが、日本人向けに味付けされているものではありません。

 今回、試食したMREは美味く食べることができました。
 ポークリブもクラムチャウダーもアメリカの家庭料理のようなものです。

 ポークリブは、骨付きの豚肉のことですが、骨は付いていません。
 負傷者にも食べ易く配慮したためなのか、ハンバーグのようになっています。
 味加減は丁度良く、炭火焼きような風味も加味されていて、食欲をそそります。

 クラムチャウダーも美味しいです。
 貝やジャガイモの味が生かされています。
 同梱されているヒーターでは、適温まで暖めることは難しいですが、湯煎などして暖めれば、更に美味しく食べられたと思います。

 今回は良い評価をしましたが、MREとしては良好な感じがしただけのことで、決して美味しい食料品ではありません。
 あくまで戦場などで支給される保存食であり、日本製の缶詰やレトルト食品のように、食卓に出しても遜色の少ないものとは異なり、日本人の味覚に合わせたものでもありません。
 MREの味覚は、普通のレトルト食品とは異なったクセが感じられ違和感があります。
 MREは、単品で販売されているものには、賞味期限は表示されていないので、確認することができません。
 試食にはリスクが伴うので、勧められるものではありません。