東日本大震災体験記録


 2013年1月18日(金)

 先日、家族が受診したホールボディカウンタの検査結果が郵送されました。
 内部被ばく測定結果報告書によると、セシウム134、セシウム137の測定値は「検出されず」、預託実効線量は「1ミリシーベルト未満」であり、「体内の放射性物質の測定結果から、1年間日常的に摂取することにより受けると思われる線量は、約1mSv未満と推定しました。」と結論付けられています。
 また、日本原子力研究開発機構による「内部被ばくにおけるQ&A」が同封されており、16ページに渡って、ホールボディカウンタの概要、内部被ばくによる人体への影響、生活上の注意点等について説明されています。

   

 左から、「内部被ばく測定結果報告書」、「検査結果の見方」、「放射線内部被ばく検査測定結果についての送付文」、「内部被ばく検査におけるQ&A」です。


 2013年2月25日(月)

 今年は例年にない大雪です。
 昨日は大雪で吹雪いていましたが、今日は晴天に恵まれました。
 福島市は豪雪地帯ではないのですが、吾妻連峰から冷たい風が吹き込むので、非常に寒いです。
 震災から間もなく2年になろうとしていますが、以前知人から、震災発生時に列車が運行停止したため自宅に帰宅できず、一時、避難所となった体育館で過ごしたものの、とても寒くて居られなかったと聞いています。
 当時は、ガソリンスタンドで灯油を買うこともままならず、寒い夜を過ごしたことが思い出されます。



阿武隈川付近の降雪の様子です。


 2013年2月28日(木)

 福島市から内部被ばく検査日の通知が郵送されました。
 2日前に、インターネットで申し込みをしたのですが、早々に通知書が郵送されてきました。
 検査は、3月7日に市内の医療機関で受診することになります。

  

通知文、問診票、検査同意書です。


2013年3月2日(土)

 南相馬市原町区に行く機会がありました。
 海岸近くの一部を通ったに過ぎませんが、瓦礫は見られなかったので、撤去が進んでいるように思えました。
 剥き出しになった地表は、強風で砂塵が巻き上げられるので、目を開けていられないほどでした。
 原町区の市街地から、東側の海岸付近の様子です。
 震災以前の航空写真からは、耕作地と住宅があったようですが、現在は何もありません。


 写真中央付近は、映画「戦国自衛隊」(1979年作品)で、自衛隊がタイムスリップした海岸のロケが行われた場所らしいです。


 2013年3月4日(月)

 双葉郡楢葉町に行く機会がありました。
 福島第一原発から旧楢葉町役場までの距離は、僅か約15kmしかありません。
 楢葉町は、昨年8月10日に警戒区域が解除され、避難指示解除準備区域に設定されています。
 避難指示解除準備地域とは、年間積算線量20ミリシーベルト以下の地域で、宿泊の禁止などの制限がありますが、一時帰宅や事業再開などが緩和がされています。



 遠くには福島第二原発の煙突が見えます。(矢印の場所)
 この場所からは、約7.4kmの距離があります。


2013年3月7日(木)

 福島市では、平成23年10月から福島市民に簡易放射線測定器の貸し出しを行っています。
 当初は予約が取れず、その後は機会を逸してしまったのですが、測定に適した良好な天候と休日、予約が取れたことから、原発事故から間もなく2年になる現在の放射線量を測定してみることにしました。
 貸し出される放射線測定機は、「株式会社堀場製作所 環境放射線モニタ PA-1000 Radi」です。
 測定方法は、地面から高さ1mの位置で測定するようですが、測定値が安定するまで一定の時間が掛かるので、床や地面に直接触れないように、煙草の空箱(高さ2cm)の上に測定器を置いて測定しました。
 この測定器は、支所や学校等を測定しているサーベイメータと比較して、数値が約1割程度高めに表示される傾向にあるということです。

 測定時間は、午前11時頃~午後0時頃まで、測定場所は、福島市渡利地区の北西部で、軽量鉄骨構造のアパート1階、測定環境は天候晴れ、気温約10℃、湿度約50%、ほぼ無風の環境でした。
 自宅内や周辺の測定値は、次の表の通りです。

測定場所 測定値 測定場所 測定値 測定場所 測定値 測定場所 測定値
居間 0.221μSv/h ベランダ 0.723μSv/h 道路上 0.733μSv/h 駐車場 0.878μSv/h
寝室 0.278μSv/h 玄関前 0.257μSv/h 側溝上 1.088μSv/h 車内 0.827μSv/h
台所 0.164μSv/h 雨樋側 3.248μSv/h

 空間放射線量は、外壁などが遮蔽物となるので、屋外よりも室内が低くなります。
 一日の約1/3を睡眠時間とすれば、自宅で最も長い時間を過ごす場所は寝室となります。
 寝室の測定値は、0.278μSv/hですが、建物の角にあり、2面が外壁に面しているので、他の部屋よりも高いのだと思います。
 測定器とサーベイメータの誤差を1割として差し引くと、約0.250μSv/hになりますが、この数値から計算すると、年間2.19mSv/hに達し、一般人の年間限度1mSv/hには、166日で達することになります。
 これは、福島第一原発の事故から約2年後の屋内の測定値であり、屋外のでの活動や食物からの摂取などを全く含まない現時点での最低限の計算値になると思います。

 自宅前のアスファルト舗装の道路上では、0.733μSv/hが測定されました。
 自宅内よりも約2.5倍高く、平常値よりも約15倍高い空間放射線量になります。

 自動車の車内と屋外との差異についても測定してみました。
 屋外駐車場に止めた普通乗用自動車を使用して、車外の測定は、運転席側のアスファルト上で行い、車内の測定は、運転席のシートの上で窓を閉め切った状態で行いました。
 測定結果から推測できることは、車内は屋外よりも安全だと思っていましたが、車外と比較して僅かにしか低減されないようです。

 自宅近くの阿武隈川でも測定してみました。
 数ヶ所で測定したところ、最も高い測定値は
    堤防の法面で、2.280μSv/h
    堤防上のアスファルト路面で、0.829μSv/h
でした。



寝室の測定値です。


 2013年3月8日(金)

 昨日は、市内の医療機関で内部被ばく検査を受けてきました。
 検査内容は、サーベイメータとホールボディカウンタによる検査でした。
 始めに検査着に着替えて、サーベイメータによる測定を受けましたが、これは、可般型の測定器を使用して、体表面の放射性物質の付着の有無を測定するものです。
 続いて、ホールボディカウンタによる測定を受けましたが、この検査は、体内に残留している放射性物質から放出されるガンマ線を検出する検査であり、約2分間、測定機の中に立っていれば、検査は終了します。
 検査結果は、後日、福島市から郵送されます。


 2013年3月10日(日)

 ミリタリー関連書籍は、隔月発刊されている歴史群像を必ず購入しています。
 その他には、特集内容により選んで、2ヶ月に1冊程度を購入していますが、今月のJウイングには、「空自が体験した3.11」と題する付録DVDが付いていたので購入してみました。
 今月号の誌面には、東日本大震災で大きな被害を受けた航空自衛隊松島基地についての記事もありました。
 今年3月末には、松島基地にブルーインパルスが帰還するようですが、当分の間は、松島基地での航空祭は開催されないと推測されています。



Jウイング2013年4月号の表紙です。


 2013年3月11日(月)

 東日本大震災の発生から2年を向かえることになりました。
 この日までの福島県内の被害状況は、死者3,144人、行方不明者5人、重軽傷者182人、避難者11,348人、住宅全壊21,141棟です。


 2013年3月18日(月)

 県民健康管理ファイルが郵送されてきました。
 これは、福島県と福島県立医科大学が作成したもので、様々な調査や検査結果をまとめて記録、保存できるようにした「家庭用ファイル」と説明されており、医療機関で受診した際に持参することが勧められています。
 ファイルに目を通してみると、内容は全24ページで
   ・ 外部被ばく実効推計結果やホールボディカウンタ検査結果など記録用紙
   ・ 健康診断やがん健診受診など記録用紙
   ・ 放射線や健康への影響や、生活習慣の見直しなどの説明
とクリアポケットファイルが付属しています。

  

健康管理ファイルと内容の一部です。


 2013年3月27日(水)

 3月8日、私が受診したホールボディカウンタの検査結果が郵送されました。
 内部被ばく測定結果報告書によると、セシウム134、セシウム137の測定値は「検出されず」、預託実効線量は「1ミリシーベルト未満」であり、「体内の放射性物質の測定結果から、1年間日常的に摂取することにより受けると思われる線量は、約1mSv未満と推定しました。」と結論付けられています。

 ホールボディカウンタは、内部被ばくを計測する機器です。
 つまり、放射性物質に汚染された食物を摂取したり、大気中に放出された放射性物質を吸入したりして、体内に取り込まれた放射性物質から放出される放射線量を計測します。
 現在も、福島市内では高い空間放射線量が測定されていますが、ホールボディカウンタは、汚染された土壌などから放出される放射線から、人体が受けた放射線量を測定できるものではありません。



 内部被ばく測定結果報告書です。
 同封された書類は、2013年1月18日に紹介したものと同じです。


 2013年4月6日(土)

 群馬県高崎市で行われた陸上自衛隊新町駐屯地創設62周年記念行事(予行)を見学してきました。



 訓練展示では、多目的ヘリコプター「UH-60JA」に装備した12.7mm重機関銃が支援射撃を行いました。


 2013年4月9日(火)

 福島市の花見山公園に行ってきましたが、間もなく、桜が満開になります。
 この日、文部科学省が測定した花見山公園の空間放射線量は、約0.35μSvでした。
 同じ条件での測定ではありませんが、昨年4月20日に花見山公園に行った時には、最大値は約1.83μSv/hだったので、大幅に減少したことになります。
 花見山公園の様子です。
 間もなく、桜が満開を向かえます。
 昨年、花見山公園に行った時には曇空でしたが、今年は青空を背景に桜を撮影することができました。


 観光産業復興のため、テレビアニメ「サザエさん」のオープニングでは、福島県の観光地が紹介されます。
 放送を記念して花壇が作られました。


 2013年4月14日(日)

 残雪が残る吾妻山と霞ヶ城公園の桜を見てきました。
 吾妻連峰は、福島市の東方にあり、観光有料道路磐梯吾妻スカイラインが4月8日に開通しました。
 まだ残雪が残っていて、道路の一部は雪の回廊になっていました。
 磐梯朝日国立公園の観光有料道路3路線は、今年も無料開放されています。

 霞ヶ城公園は、二本松城址に整備された公園で、4,500本もの桜が植樹されています。
 桜は今が満開で見頃でした。
 吾妻連峰の一切経山です。
 福島市内では桜が満開ですが、対照的な風景です。

 霞ヶ城公園に建立された二本松少年隊像です。
 白虎隊と共に、戊辰戦争の悲劇の物語として伝えられています。


 2013年4月21日(日)

 宮城県仙台市で行われた陸上自衛隊霞目駐屯地創立56周年記念行事を見学してきました。
 福島市内では、桜が散り始めていますが、この時期としては珍しく、雪が降りました。



降雪の中、訓練展示などのイベントが行われました。


 福島市上空を飛行するBJTの編隊です。

 フライバイを見た後、福島空港に行って、駐機している機体を見てきました。


 2013年5月12日(日)

 この日は、BJTが小名浜港上空でアクロバット飛行を行うはずでした。
 朝方は晴れていたのですが、悪天候に急変してしまい、ギリギリまで実行か中止かの決断が伸ばされていたようですが、残念ながら中止となりました。
 予定時間から大幅に遅れたものの、幸いにも、福島市に在住するパイロット室屋義秀氏のデモフライトは行われました。



室屋義秀氏によるアクロバット飛行の様子です。


 2013年5月13日(月)

 群馬県の草津温泉に1泊2日の旅行に行ってきました。
 ゴールデンウィーク期間中は道路が混雑するため、時期の延ばしたうえで、平日に旅行することにしました。



 草津温泉の観光名所の一つ「湯畑」です。
 湧き出る源泉を空気にさらして、温度を下げます。


 2013年5月14日(火)

 富岡製糸場や所沢航空発祥記念館などを観光してきました。
 富岡製糸場は、明治5年に建設された日本初の機械製糸工場です。
 多くの建物が建設当時のまま現存しており、現在、世界遺産登録に向けての活動が進められています。
 所沢航空発祥記念館では、特別展「日本の航空技術100年」が開催されており、8月31日までの期間限定で、アメリカの航空博物館が所蔵する、零式艦上戦闘機五二型が展示されています。
 この機体は、エンジンをはじめ、多くの部品が当時のままで、世界で唯一、飛行可能な状態で保存されています。
 富岡製糸場です。
 近代日本が、殖産興業の推進と富国強兵に重点を置いた時代背景が感じられました。



 所沢航空発祥記念館に展示された零式艦上戦闘機五二型です。
 2013年5月31日(金)

 航空自衛隊のブルーインパルスが、福島市の空を飛行しました。
 明日、開催される「東北六魂祭2013福島」では、ブルーインパルスの飛行展示が行われますが、その予行飛行が行われました。



当日と同じ展示課目で、約35分間の予行飛行が行われました。


 2013年6月1日(土)

 東北六魂祭は、東日本大震災が発生した2011年に、宮城県仙台市で、被災地の復興と鎮魂を祈願して、東北各県を代表する夏祭り、「青森ねぶた祭」、「秋田竿燈まつり」、「盛岡さんさ踊り」、「山形花笠まつり」、「仙台七夕まつり」、「福島わらじまつり」 が集まり、開催されました。
 今年は、福島市において、第3回となる「東北六魂祭2013福島」が、6月1日、6月2日の2日間に渡って開催されました。
 メインイベントの東北6大祭りパレードの開始前には、ブルーインパルスの飛行展示が行われました。
 ブルーインパルスの飛行展示です。

 青森ねぶたです。
 東北各県のお祭りを見ることができました。
 来場者は、2日間で約25万人にもなりました。


 2013年6月23日(日)

 陸上自衛隊第6師団51周年・神町駐屯地57周年創立記念行事を見学してきました。
 第6師団は、宮城県、山形県、福島県の東北地方の南部3県に駐屯しており、この地区の災害派遣活動などを担当しています。

 神町駐屯地に配置している第6特殊武器防護隊には、今年3月にNBC偵察車が配備されました。
 NBC偵察車は、昨年、大宮駐屯地で初めて一般公開された最新装備で、放射線の測定、細菌などの生物兵器や毒ガスなどの化学兵器を検知・識別する機材を装備しており、これらの汚染状況を調査することができます。

 調達が開始されたばかりなので、僅か10両程度しか生産されておらず、大宮駐屯地の化学学校と中央特殊武器防護隊、神町駐屯地の第6特殊武器防護隊にしか配備されていないと思われます。
 第6師団には、2台が配備されており、福島第一原発の事故に備えるために、全国の部隊に先駆けて優先的に配備したと言えるようです。

 福島第一原発で、保管されている放射性物質の汚染水は300,000トンを越え、毎日400トンものペースで増加しており、汚染水を保管するタンクは1,000基を越えているようです。
 汚染水漏れなどの事故は、度々報道されており、決して安全な状態にあるとは思えません。
 廃炉までには、半世紀近くもかかるとも言われており、燃料棒の取り出しや、解体作業での放射能漏れ、汚染された粉塵などが拡散する危険性や、これらの作業に伴う予想外の重大事故の発生なども否定はできないと思います。
 NBC偵察車です。
 放射能・細菌・毒物で汚染された場所でも活動することができます。


 駐屯地祭を見学した後、蔵王連峰にある火口湖「お釜」などを観光してきました。

 2013年6月24日(月)

 昨日で、TBSのテレビドラマ「空飛ぶ広報室」が最終話を迎え、放送が終了しました。
 このドラマは、航空自衛隊の航空幕僚監部広報室を舞台としたものですが、毎話、百里基地や入間基地、ブルーインパルス、PAC-3などの見せ場が盛り込まれてあり、楽しみにしていました。
 最終話では、東日本大震災の被災から復興が進められている、現在の松島基地の様子が映し出されていました。



 TBSのホームページの画像を転載することはできないので、東北六魂祭での予行飛行を撮影した写真を、それらしく加工してみました。


 2013年6月28日(金)

 福島市渡利上空を陸上自衛隊の対戦車ヘリコプター「AH-1S」1機、多用途ヘリコプター「UH-1」(J型?)2機が飛行していました。
 AH-1Sは、近くても青森県八戸駐屯地か千葉県木更津駐屯地にしか配属されていないので、県内では、イベント以外で見られることは珍しいと思います。



 先頭がAH-1Sで、その後をUH-1が続いています。
 写真では分かり難いのですが、低空を飛行していました。


 2013年6月30日(土)

 福島県内では、震災からの観光産業の復興のために、様々な催し物が開催されています。
 6月27日から29日までの3日間、第一回全国城サミットふくしま大会が、会津若松市で開催されました。
 実家への帰省に合わせて、鶴ヶ城で行われたイベントを見てきました。
 鶴ヶ城は、平成23年春に、幕末期に使用されていた赤瓦に改装されました。
 今年は戊辰戦争の終結から144年になります。
 会津藩稲富流砲術の演武です。
 全国城サミットの最終日は、鶴ヶ城本丸で県内各地の伝承舞踊や演武が披露されました。
 大筒の射撃ですが、構え方は独特です。
 口径は、40mmくらいはありそうです。

 二本松少年隊の演舞です。
 二本松市内の小学校高学年生が行っていますが、戊辰戦争で犠牲になった当時の二本松少年隊と同じくらいの年齢になります。


 2013年7月4日(木)

 福島市役所政策推進部危機管理室放射線総合対策課から除染作業についての案内が届きました。
 これは、福島市から除染業務の委託を受けた企業が、除染作業の手順について説明したものです。
 除染作業の手順を簡単に転載すると
  (1) 本案内文の送付
  (2) 受託企業によるモニタリング調査
  (3) 居住者・福島市・受託企業による三者立会いでのモニタリング調査
  (4) 除染作業の実施
  (5) 除染作業後のモニタリング調査
という流れになります。
 私の住まいでの3者モニタリングは、7月以降に実施されるということです。

 昨年7月24日に除染作業についての連絡文書や除染実施同意書などが郵送されましたが、それから約1年が経過しての実施となります。

 

配達された案内文の一部です。


 2013年7月10日(水)

 7月4日に福島市役所から除染作業についての説明が届きましたが、早速、除染作業の受託企業によるモニタリング調査が行われました。
 測定結果は、
    居間の測定値    0.15μSv/h
    ベランダの測定値  562cpm
でした。
 測定を行った作業員の説明によれば、居間の測定値は、他の渡利地区の測定値と比較すると低い数値であり、震災発生後に渡利地区で新築された住宅の測定値と変わりのない数値ですが、アパートの植え込みなどは高い数値ということでした。

 ベランダの測定では「cpm」という単位でしたが、調べてみたところ
    cpmは、1分間にあたりの放射線計測回数
    μSv/hは、放射線が人体に与える影響を示す放射線量
で、「cpm」を「μSv/h」に換算する計算式はあるようですが、環境によって誤差が生じるので、実測とは異なるようです。
 なお、説明によると、ベランダの除染は、除染目標値である最大値が600cpm以下の場合は行われないとされています。


 2013年7月20日(土)

 ブライトリング・ジェットチームが、再び福島の空を飛行します。
 5月12日に、小名浜港上空でアクロバット飛行を行うはずでしたが、残念ながら、悪天候のために中止になってしまいました。
 福島県内でのフライトは、東日本大震災の追悼や復興支援の目的がありましたが、メンバーや関係者からの強い希望により、8月7日・8月8日の2日間、フライバイとエアショーが行われることになりました。
 今回のリベンジの実現を後押しした一つの理由には、福島空港近くにある小学校の児童が、BJTのメンバーに送ったメッセージによって、気持ちを動かしたようです。
 アクロバット飛行は中止になったものの、それでも感謝や再開を望む気持ちが伝わったと思われます。
 詳しい予定は発表されていませんが、ふくしまスカイパークでエアショーが行われるようです。
 ふくしまスカイパークは、山間部の高地にありますが、周辺の道路が少ないうえに、大きな渋滞も予想されるので、今回のフライトは、近くから見ることができないと思います。



 ふくしまスカイパークです。
 恐らく、空港近辺でフライトを見ることはできないので、少し離れていても、アクロバット飛行を見られそうな場所を探しました。


 2013年7月28日(日)

 田村市で開催された「たむら元気フェスタ2013」を見てきました。
 田村市は、福島第一原発がある大熊町の西側に隣接しており、福島第一原発から田村市の中心地区までは、約40kmの距離に位置しています。
 一部の地区は、現在も避難指示解除準備区域に指定されています。
 このイベントは、田村市復興支援事業として開催されており、主催者は田村市や田村市商工会広域連携協議会の他に、田村市に配置されている航空自衛隊大滝根山分屯基地が名を連ねていました。
 そのためなのか、このイベントでは、「RF-4E偵察機」と「F-15J戦闘機」の飛行展示、「U-125A救難捜索機とUH-60J救難ヘリコプター」による救難訓練展示が行われ、期待以上の内容でした。
 自衛隊の他にも、消防、警察、海上保安部が装備品展示などに参加しており、小規模ながら企画に工夫されたイベントだと感じられました。



小規模なイベントでしたが、F-15Jが3機も飛行展示を行いました。


 2013年8月1日(木)

 ブライトリング・ジェットチームのエアショーの駐車券が当選しました。
 当日は、晴天になることを祈るばかりです。
 幸運に恵まれたものがあれば、不運に見舞われ続けているものもあります。
 昨日は、富士総合火力演習の入場券応募に落選した連絡葉書が届きました。
 毎年、募集枠が少ない駐車場付き一般券に応募していることもあるとは思いますが、今までに一度も当選したことがありません。



 左側は、富士総合火力演習の落選通知の葉書です。
 右側は、ブライトリングジェットチームエアショーの駐車券当選の葉書です。


 2013年8月3日(土)

 自宅前のアパートでは、除染作業が行われていました。
 自宅には、除染作業の連絡文書が届きました。
 私が住んでいるアパートは、8月9日に除染作業が行われます。
 除染作業の内容は、線量測定の結果や高圧洗浄が可能な状態かによりますが、雨樋の洗浄とブラッシング、屋根の洗浄とブラッシング、壁のふき取りになると説明されています。

 

 写真左側 : 福島市周辺では、日常的に除染作業を知らせる看板を見ます。
 写真右側 : 除染作業の連絡文書です。


 2013年8月7日(水)

 ブライトリング・ジェットチームが、神戸空港から福島空港に到着しました。
 予定では、前日に到着するはずでしたが、福島県内は豪雨に見舞われたため、1日遅れでの到着になりました。
 長距離を移動して来て間が無いものの、県内フライバイとエアショーは予定通りに行われました。

 今回のディスプレイには、「みんなで大空を見上げよう!AGAIN 復興支援エアショー IN ふくしまスカイパーク」の題名が付けられています。
 5月に福島県内で実施されるはずだったBJTのエアショーは、一度は悪天候で中止になってしまいました。
 日常的な社会生活の中では、「ある理由が発生したので実行できなかった。」という判断から物事が決定した場合、その後、リトライされることは無く、時間の経過と共に忘れられて行くことが、多分に見られるように思えます。
 BJTのリベンジは、不可能と下した決定を諦めずに覆す不屈の精神を自らが示してくれたと思います。



 福島空港に着陸する前には、フォーメーションフライトが披露されました。


 2013年8月8日(木)

 天候が心配されましたが、2日目のエアショーも無事に開催されました。
 この日は、会場のふくしまスカイパークで迫力あるエアショーを見ることができました。
 テンポ良く繰り広げられ、低空飛行での高度な技術を見せ付けた演技は迫力があり、感動しました。
 BJTのメンバーや短期間で開催を実現した関係者の努力には感謝します。
 BJTの全ての課目が終了した後、ミッシングマン・フォーメーションが行われました。
 これは、7機のデルタ隊形から1機が上昇して編隊から離脱して欠けますが、離脱した1機は殉職者が天に昇ることを表現しているということです。
 本来は、大空で失った仲間を追悼するための儀式ですが、東日本大震災の犠牲者を追悼する意味を込めて行われました。



 全ての展示科目が終了した後に、会場上空ではミッシングマン・フォーメーションが行われました。


 2013年8月9日(金)

 福島第一原発の事故が発生してから、約2年5ヶ月が経過しました。
 ここに来て、ようやく、自宅の除染作業が行われました。
 除染作業の様子を詳しく見ていた訳ではありませんが、作業は大掛かりであり、丁寧に行われていたように見受けられました。
 自転車やスタッドレスタイヤなどの置いてある物は移動させてから、アスファルト舗装上の砂やゴミをハケとちりとりで集めて、最後に高圧洗浄機で洗い流していました。
 除染作業の効果を知りたいので、後日、簡易放射線測定器で測定することにします。


 2013年8月18日(日)

 福島競馬場では、「福島復興祈念 JRA福島競馬場花火大会」が行われました。
 昨年も同じ8月18日に開催されましたが、今年も自宅近くから花火を見ることにしました。
 前日には、「福島とうろう流し花火大会」が開催されているので、福島市内では、2日連続で花火大会が開催されました。



今年も少し離れた場所から花火大会を見ることにしました。


 2013年8月22日(木)

 この日の福島県の地方新聞の第一面には、福島第一原発の汚染水漏れと、県内での米の収穫の記事が掲載されていました。
 福島第一原子力発電所の敷地内には、大量の放射性物質の汚染水が地上タンクで保管されていますが、東京電力は、事故後2年間に海に流出したストロンチウム90とセシウム137の量は最大で合計30兆ベクレルに上るとの試算を発表しました。
 また、県内のある地域では、早場米の稲刈り作業が始まりましたが、収穫された米は、放射性物質の検査が行われ、24日にも店頭に並べられます。
 下に示した図は、新聞の第一面を表したものですが、赤線で示した部分には、「地上タンク汚染水 外洋にに流出の可能性」「ストロンチウムなど30兆ベクレル海へ」「年間放出基準の100倍」の見出しで、汚染水漏れの記事が掲載されており、青線で示した部分には、「県内トップの稲刈り」「垂れたこうべ、実った喜び」の見出しで、米の収穫の記事が掲載されていました。



 8月22日の福島県の地方新聞の第一面を図に置き換えたものです。
 汚染水漏れと米の収穫が同じ紙面に掲載されていましたが、十分な検査が行われているとは言え、福島県産農産物の安全性に不安が感じられると思います。


 2013年8月27日(火)

 福島市立子山地区にある蓬莱岩を見る機会がありました。
 この場所に行くには、少しですが山道を歩かなければならないので、見ることはありませんでした。
 蓬莱岩がある福島市南東部の阿武隈川流域は、ふくしま市景観100選に選ばれていますが、史跡や景勝地も多く、福島県の名勝・天然記念物にも指定されています。
 「ふくしま市景観100選」は、平成19年に市制施行100周年を記念して選定されていますが、場所を示した地図や写真、説明などが掲載されたパンフレットを福島市のホームページからダウンロードできます。



 蓬莱岩です。
 この場所から、阿武隈川の源流までは100km以上ありますが、川の流れは穏やかです。


 2013年9月8日(日)

 茨城県で行われた第29回百里基地航空祭に行ってきました。
 残念ながら、雨天のため、飛行プログラムは中止されました。

 百里基地には、偵察航空隊が配置されています。
 この部隊は、航空偵察を任務とする航空自衛隊唯一の機関であり、RF-4E/EJ偵察機を運用しています。
 RF-4E/EJには、高性能カメラが装備されており、東日本大震災では、被災地の被害状況の把握や福島第一原子力発電所の情報収集のために写真撮影を行なっています。
 偵察機「RF-4E」です。
 荒天のため飛行プラグラムは中止になり、その代わりに地上滑走が行われました。

 東日本大震災で撮影された航空写真の説明です。
 偵察航空隊では、被災地の被害状況を把握するために写真撮影を行っています。


 2013年9月14日(土)

 福島市渡利地内の阿武隈川堤防では、9月3日から除染工事が行われています。
 除染作業の内容は、約2.4kmの区間の住宅側の堤防斜面の表土入れ替えと芝張り、堤防道路の清掃、住宅側の堤防下の側溝の堆積物除去後と清掃などであり、住宅除染に併せた河川堤防における初めての除染と説明されています。
 この付近は、国土交通省の「水辺の楽校プロジェクト」により、河川堤防を緩やかな勾配にして、樹木や散策路を配置し、水と親しみやすい空間として整備されています。
 国土交通省東北整備局としては初めて、2004年の土木学会デザイン賞を受賞しています。
 福島市渡利地内の阿武隈川堤防です。
 植林や散策路などが整備されています。
 以前紹介した「ふくしま市景観100選」にも選ばれています。


 除染工事の工事表示板です。

 2013年9月17日(火)

 朝から快晴だったので、少し遠くに出掛けることにしました。
 郡山市湖南町には、郡山布引高原風力発電所があります。
 ここには、風車発電機が33基が建設されており、合計出力は65,980kW、年間発生電力量は約12,500万kWh(一般家庭約35,000世帯分の年間消費電力量に相当)であり、国内最大出力の風力発電所となっています。


 風車の中心の高さは64m、風車の翼の直径は71mもあります。
 大きさが分かり易いように、人や自動車を入れて撮影しましたが、実際に目の前で見ると、その大きさが実感できます。
 手前は猪苗代湖で、遠くの高地には、多くの風車が見えます。
 撮影場所からは15km近くありますが、風車はとても大きいので、遠くからでも見えます。
 中央には、磐梯山が小さく写っています。
 ひまわりやコスモスが植付されているので、ちょっとした観光名所になっています。
 あと2週間早ければ、一面にひまわりが咲いていました。


 2013年9月21日(土)

 ふくしまスカイパークでは、9月20日から9月22日までの3日間、第4回全日本曲技飛行競技会が行われます。
 この競技会のHPでは、「"空のフィギアスケート日本一"を決める熱き戦い」、「日本最高峰の技術と精神力を駆使する闘い」などと表現されていましたが、この様な威厳のある大会が福島市で開催されていたとは知りませんでした。
 私は民間機には関心が無かったのですが、今年5月と8月にブライトリングジェットチームのエアショーに合わせて行われた室屋義秀氏のアクロバット飛行を見て以来、興味が引かれるようになり、今回初めて見に行くことにしました。



大会の合間には、室屋義秀氏のエアショーが行われました。


 2013年9月23日(月)

 ふくしまスカイパークで行われた「第2回国際スカイスポーツフェスティバル(りんご祭り)」を見てきました。
 このイベントは、前日までの全日本曲技飛行競技会と合わせて開催されたものです。
 室屋義秀氏によるエアロバティックスや、警察・消防のヘリコプターによる救難展示などが行われ、文字通り空の催事でした。
 福島県警察航空隊のヘリコプター「ばんだい」による救難展示です。

 福島県消防防災航空隊のヘリコプター「ふくしま」による救難展示です。


 2013年10月5日(土)

 陸上自衛隊福島駐屯地は、今年で創立60周年を迎えました。
 これを記念して、駐屯地創立記念行事の開催前日には、市中パレードが行われました。
 福島駐屯地が市中パレードを行うのは43年ぶりのことで、沿道には約1万2千人が集まったそうです。
 このパレードには、福島駐屯地の他、郡山駐屯地、航空自衛隊大滝根山分屯基地、福島市消防本部など人員約300名、車両約90両、ヘリコプター3機が参加しました。
 航空自衛隊の「T-4 中等練習機」が航過飛行を行う予定でしたが、残念ながら雨天のため、中止になってしまいました。



 パレードの様子です。
 様々な趣向が凝らされており、駐屯地祭での観閲行進と比較しても、遜色はありませんでした。


 2013年10月6日(日)

 陸上自衛隊福島駐屯地創立60周年記念行事を見てきました。
 早起きしなくても見に行ける駐屯地祭ですが、開場時間には既に駐車場は満車に近い状態でした。
 福島駐屯地祭は3年連続して見ていますが、今年は非常に混雑していました。
 駐屯地祭を見た後、福島競馬場で開催された「ごちそうふくしま満喫フェア2013」に行ってきました。

 このイベントは、「ふくしま御当地グルメ大集合!!」「県内最大の食のイベント」と宣伝されており、135店が出店する大規模な食のイベントでした。
 開催趣旨は、福島県の豊かな農林水産物や特色ある6次化産品などの「食の魅力」を、県内をはじめ全国へと発信し、東日本大震災や原子力災害からの復興を図るため、関係者の連携による総力を挙げた県内最大の食の祭典イベントを開催するとされています。
 60周年の節目を意識して、訓練展示は工夫が凝らされていたと思います。

 ごちそうふくしま満喫フェアの様子です。
 福島競馬場のトラックの中で開催されていました。
 左側が場外競馬を映したモニターで、中央から右側の青色と白色のテントが出店店舗です。


 2013年10月12日(土)

 陸上自衛隊大和駐屯地創立57周年記念行事を見てきました。
 大和駐屯地は、宮城県仙台市にほど近く、第6戦車大隊や第6偵察隊などの部隊が配置されています。

 夕方には、『がんばろう!ふくしま「復興やきとりまつり」』に行ってきました。
 福島市は、全国7大やきとりの街の一つとしても紹介されています。
 中心市街地広場の会場には、福島市内のやきとり店の他、県内ブランド鶏の伊達鶏、川俣シャモ、本宮烏骨鶏、会津地鶏を使用した店舗も出店していました。
 福島市では、東日本大震災からの復興を推進するためのイベントが、数多く開催されています。
 大和駐屯地には、戦車大隊が配置されています。
 訓練展示には数両の戦車が登場して、迫力がありました。


 がんばろう!ふくしま「復興やきとりまつり」の会場の様子です。

 2013年10月14日(月)

 8月9日に私が住むアパートの除染作業が行われました。
 今回、除染作業を行った事業所から、除染作業の完了モニタリングを実施するとの文書が配達されました。
 除染作業によって、どのくらい放射線量が低減されたのか気になります。



配達された文書です。


 2013年10月20日(日)

 陸上自衛隊多賀城駐屯地創立59周年記念行事を見てきました。
 多賀城駐屯地は沿岸部に近く、東日本大震災では大津波に飲み込まれて被災しましたが、迅速な救助活動を開始しています。
 観閲行進の様子です。
 大雨の中で記念式典は挙行されました。

 当時のニュースでは、一人でも多くの被災者をボートに乗せるために、隊員はボートから下りて冷たい水に腰まで浸かり、ボートを引いたと伝えています。
 写真は多賀城駐屯地のHPから引用しました。


 2013年10月21日(月)

 10月16日、伊豆大島では、台風26号の暴風雨によって、大規模な土砂災害が発生し、大きな被害を受けました。
 土石流は街を呑み込み、10月21日現在、死者28人、行方不明者19人もの被害に及んでいます。
 この日、陸上自衛隊福島駐屯地からは、災害派遣の増援部隊として、隊員約370名、車両110台が伊豆大島に出発しました。
 新聞によれば、災害派遣部隊長の言葉として、震災で支援してもらった恩返しをするとの意思が表されていました。


 2013年10月27日(日)

 平成25年度自衛隊記念日観閲式を見てきました。
 今回は、2013年最後となるミリタリーイベント見学でした。
 今年、見学に行った自衛隊のイベントの天候は、降雪1回、降雨4回、曇天3回と散々でしたが、最後に晴天に恵まれました。



 防衛大学校学生隊の行進です。
 観閲式には、28個部隊、人員約4,000名、航空機約50機、車両約240両が参加しました。


 2013年11月5日(火)

 私は、アパートから2軒隣にある月極駐車場を借りています。
 この駐車場は、非舗装で10台程の車両が駐車できる広さがありますが、2日間を掛けて、駐車場の除染作業が行われました。
 除染作業の様子は見ていないのですが、表面の土砂が取り除かれて、砂利が厚さ約3cmで敷き詰めているので、大幅に空間放射線量が低減されているものと思われます。
 後日、放射線量を計測して、除染作業の効果を確かめたいと思います。



 駐車場の除染作業は、予定よりも1日短く、2日間掛かりで行われました。
 代替えの駐車場は、町内に手配して貰えました。


 2013年11月16日(土)

 10日くらい前から寒い日が続きましたが、今日は快晴で温かい一日に恵まれました。
 年末頃までに、寒い日々と温かい日々が何度か入れ替わり、本格的な冬を迎えることになります。
 数日前から、吾妻山には積雪が見られました。

 住宅密集地に近い阿武隈川ですが、白鳥が飛来していました。


 2013年11月20日(水)

 除染作業の受託企業によるモニタリング調査が行われました。
 この調査は、除染作業による放射線量低減の効果を調べるためのものです。
 測定値は、居間の床から高さ1mの位置で
    0.13μSv/h
でした。
 今年8月9日には、アパートの除染作業が行われていますが、除染作業前の7月10日に、同じ条件での測定値は、
    0.15μSv/h
でした。
 測定を行った作業員の説明によれば、アパートの周囲がアスファルト舗装されているので、除染作業の効果は低いようであり、震災後に渡利地内で表土を入れ替えて新築した家屋での測定値でも、0.1μSv/h程度と言うことでした。


 2013年11月21日(木)

 ふくしまスカイパークに行く機会がありました。
 この日は、室屋義秀氏による体験飛行が行われていました。
 ふくしまスカイパークです。
 遠くの山には積雪が見られます。


 室屋義秀氏による体験飛行の様子です。

 2013年11月23日(土)

 晴天に恵まれた休日だったので、霊山などに行ってきました。
 霊山は、福島県伊達市と相馬市に跨る標高825mの岩山で、玄武岩質の集塊岩が風化浸食作用を受けてできた火山岩類の岩肌を現しています。
 日本百景や新・日本百名山の一つにも選ばれています。



 登山口から見た霊山です。
 紅葉の名所ですが、時期が遅かったため、木々は茶色く色付いていました。


 2013年11月30日(土)

 親族の葬儀に参列しました。
 享年89歳、大東亜戦争に従軍して存命していた最後の親族でした。
 陸軍に所属しており、生前は、戦時中の体験について、1トンもある無線機を総出で貨車から降ろしたとか、グラマンから機銃掃射を受けた、近衛兵で終戦を迎えたなどと話していました。
 戦時中のことは、戦友を失ったことや、戦場での悲惨な体験にも及ぶことは避けられず、切ない記憶を呼び覚ますことにも成りかねないと考えていたので、詳しいことは聞かず終いになってしまいました。
 雑誌「歴史群像」では、戦争体験者のインタビューの記事を毎号掲載していますが、存命する戦争体験者が少なくなる現状を考えれば、聞き取りをして当時の写真や記録、品々などを記録に残しておけばとを思い残しています。


 2013年12月12日(木)

 今年5月と8月に、東日本大震災の被災地復興支援活動のため、福島県内を飛行したブライトリング・ジェットチームは、第5回「ファウストA.G.アワード2013」のファウスト社会貢献活動賞を受賞しました。
 この賞は、今年一年で地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動や人類に夢と希望とロマンを与える“ファウスト”な人物もしくは団体を、独自の観点で讃える賞と紹介されています。
 ブライトリング・ジェットチームは、5月にフランスから遙々来日したものの、福島県での飛行は悪天候のために止む得ずキャンセルになったのですが、8月に再び福島を訪れてエアショーを実現し、被災地に勇気と希望を与えたことが評価されたようです。
 詳しくは、ファウスト・アドベンチャラーズ・ギルドのホームページで紹介されています。


 2013年12月18日(水)

 独立行政法人放射線医学総合研究所から書類が届きました。
 書類の内容は、健康相談窓口のご案内とニュースレター創刊号でした。
 放射線医学総合研究所とは、昭和32年の創立以来、放射線と人々の健康に関わる総合的な研究開発に取り組む国内で唯一の研究機関として、放射線医学に関する科学技術水準の向上を目指して活動してきたと紹介されています。
 この機関に、個人の健康診断や被ばく線量の記録などの情報を提供し、研究調査に協力をする対価として、健康相談を受けたり、年2回発行されるニュースレターで情報を受けたりすることができます。
 この研究調査には、私個人の意志で参加していますが、一般募集している制度ではありません。

 

 送付された書類の一部です。
 左側は、電話による健康相談窓口の案内です。
 右側は、健康調査ニュースレター創刊号です。


 2013年12月27日(金)

 例年、カレンダーは取引先から頂いたものや、雑誌の付録などを使用しています。
 手狭な住宅事情や、室内が雑然な感じになることを好ましく思わないので、1枚だけを選んで壁に掛けて使用しています。
 春に開催される駐屯地祭では、売店でカレンダーが安売りされていることもあるので、気に入ったデザインのものがあれば、購入して掛け替えることもあります。
 今回、陸上自衛隊のカレンダーを頂いたので、来年使用するカレンダーにします。



布製で巻物のような珍しい形?のカレンダーです。