サバイバルゲームに適したWWIIドイツ軍装
(応用編)


1 注意したい点

 最初から全て揃えるのは、費用面から難しいと思います。
 必要性の高いものから順番に購入すると良いでしょう。

(1) 優先度1 「BDU、ヘッドギア、ベルトなど」

 これは一度に揃えた方が良いと思います。
 装備が揃うまでの間、現用装備の弾倉、ポーチなどを代用します。
 外国サイズのものがあるので、販売店に足を運び、試着してサイズや品質を確かめてから購入することをお薦めします。
 その時に、購入予定の装備品も確かめておくと、後から通信販売で購入するときの参考になります。
 品切れになると再入荷未定になったり、廉価版が発売されたり、規格が変わったりすることもあるので、購入のタイミングは難しいです。
       
(2) 優先度2 「雑嚢、Dリングサスペンダーなど」

 装甲擲弾兵(機械化歩兵)が降車戦闘した場合などは着装していないので、後回しにしても構いません。
       
(3) 優先度3 「エアガン」

 既に持っているものを代用します。
 エアガンの購入が、最も頭を痛めることになると思います。

2 購入後に行うこと

 購入したままの状態では、ゲームでの使用に耐えません。
 更に手間や費用がかかります。

(1) 鷲章と取り付けとボタンの付け替え

 迷彩服には、購入後に衣料品リフォーム店などで国家徽章の取り付けやボタンの付け替えをする必要があります。
 左上腕部外側付近に鷲章を取り付けます。
 最低でも、この国家徽章だけは付けておきたいです。
 ボタンの取り付けが貧弱なので、全て裏ボタン付きの丈夫な取り付けにします。
 ボタンを取り付ける糸は解れやすいので、全て付け替えることをお薦めします。
 私は、外見から見えない部分で、機能上不要なボタンを取り外して、予備ボタンとしてストックしました。
 写真は裏ボタンの取り付けの状態
(2) BDUの取り扱い

 実際に手にすると分かりますが、M44迷彩服は生地が薄く、一般的なBDUと比較すると生地の強度は半分程度だと思います。
 洗濯をしての退色も大きいです。
 ウッドランド迷彩服は色落ちした方が見栄えが良いのですが、M44迷彩服は新品の状態でも、それ程見栄えは悪くありません。
 むしろ、度が過ぎる色落ちは、好ましくないと思います。
 退色を押さえるため、洗濯機で洗濯時間を短縮する、手洗いなどにした方が良いです。

(3) ベルトの長さの調整

 ベルトは長め作られているので、細身の体型では、購入時の状態のままでの使用はできません。
 思い切ってベルトを切断するなどの加工を加える必要があります。
 ベルトの全長を、自分の体型に適する位置で切断して、裏側の長さ調整用のベルトを外し、適当な所に接着剤で取り付けます。
 ベルトの切断は、長さに余裕をもって少しずつ切断して合わせます。
 ベルトには弾倉、雑嚢などを取り付けるので、少し緩めの状態で調整できるようにします。
 皮革用の接着剤を使用して圧着すれば、接着部分が剥離することは少ないです。

(4) 革製品の手入れ

 革製品は痛みやすいので、皮革用油脂を塗り付けます。
 水分や汗に含まれる塩分は、革の劣化を早めます。
 スポーツ店などで革製品用油脂が販売されていますが、革を柔らかくして使い易くしたり、防水性を高める効果があります。

3 ステップアップ

 装備品が一通り揃えば、装備品の使い回しができるので、制服や他のパターンの迷彩服に替えることが容易です。
 やはり、ドイツ軍と言えば制服を購入して国防軍兵士だと思います。
 降下猟兵(空挺部隊)や戦車兵などの装備も販売されており、在庫があれば必要な物は入手できます。

4 妥協プラン

 完全状態のドイツ軍装備は、使いにくいなどの不都合があります。
 全ての装備品を揃えるには、多額の購入費用、そして時間もかかると思います。
 エアガンは価格が高く、現用と比較して不利です。
 こうした問題があるため、現用との折衷装備がゲームを行うのに適しています。
 ドイツ兵の様に見える現用との妥協プランとして
   BDU、帽子、ベルトはWWIIドイツ装備を使用
   マルイの電動ガンを使用
   弾倉、ポーチは安価な代用品を使用
   場合によって、エルボー・ニーパッドを着装
   不要な装備品を装着しない
組み合わせが、ゲーム向きの装備だと思います。
 私は、Kar98kを使用する時はサイドアームとして、100連マガジンを装填した電動G18Cを雑嚢に入れて携行したり、MP5を使用する時はMP44用弾倉にMP5の予備マガジンを入れて使用したりしました。
 妥協を薦めることは心苦しいところがありますが、安価に購入できる装備は複製品で、ゲームを行うために使うだけです。
 現用装備でも、実物を使用する人もいれば、安価な装備品を上手く組み合わせている人もいるので、視点を変えれば、妥協も受け入れられると思います。