第4回全日本曲技飛行競技会・
第2回国際スカイスポーツフェスティバル(りんご祭り)見学記録


 2013年9月21日(土曜日)・9月23日(月曜日)


 ふくしまスカイパークで開催された「第4回全日本曲技飛行競技会」と「第2回国際スカイスポーツフェスティバル(りんご祭り)」を見てきました。
 このイベントは、9月20日から22日までの3日間に渡って全日本曲技飛行競技会が行われ、競技会終了翌日の9月23日には、国際スカイスポーツフェスティバル(りんご祭り)が行われました。
 りんご祭は、航空機に関係する様々な催し物が盛り込まれた空の祭典とも言えるイベントです。

 私は軍用機以外の航空機には関心が低かったので、民間機のエアショーは今年5月に小名浜港で見たのが初めてでした。
 その機会で興味を惹かれ、以後、福島県内で開催されるなどの幸運に恵まれたことから、半年の間に4回もエアロバティックス(曲技飛行)を見ることができました。

 この分野は浅学で詳しく説明しきれないので、他のサイトなどを参考にすることをお勧めします。
 今回紹介するイベントには、ミリタリーに関係するものは全く登場しません。

  全日本曲技飛行競技会(JNAC)
    http://acroclub.com/jnac/
  ふくしまスカイパーク
    http://www.ffa.or.jp/fsp/
  Team Yoshi MUROYA - エアロバティックス曲技飛行チーム
    http://yoshi-muroya.jp/airshow/index.html

 2013年9月21日(土曜日) 第4回全日本曲技飛行競技会


 大会は3日間行われましたが、2日目のみを見てきました。
 この日のプログラムは

   8:50 ~ 12:20 決勝戦
  12:30 ~ 12:45 室屋義秀氏のエアショー
  13:20 ~ 14:30 決勝戦
  15:00 ~ 16:30 クラブ・ブライトリングチャレンジ・フライト2013

でした。
 ふくしまスカイパークには、昼前頃に到着しました。
 競技を終えた機体が収容されていました。
 滑走路では、出場選手の機体が離陸を開始します。
 会場ではナレーションが放送行われているので、選手の紹介や大会の様子を知ることができます。
 予備知識が無くても、分かり易く説明されていたと思います。
 「スーパーデカスロン」という機体のようです。
 晴天のため日差しが強く、上空のステージは逆光で飛行高度も高く、良好な写真が撮影できませんでした。
 競技の様子の写真は省略させて頂きます。
 出場選手が着陸しました。
 「FA-200 エアロスバル」という機体のようです。
 かつて富士重工業が製造していた機体なので、中島飛行機の設計技術が取り入れられているようです。
 会場の様子です。
 多くの観客で賑わっていました。
 大会と平行して、エアロバティックスに使用される「エクストラ300L」の整備が進められています。
 エアロバティックスが開始されます。
 機体が運び出されます。
 パイロットの室屋義秀氏が搭乗します。
 今回のイベントに足を運んだ目的は、室屋氏のエアロバティックスを見ることです。
 コクピットの様子です。
 離陸前のチェックを行っています。
 エンジンを始動させて滑走路に向かいます。
 滑走路端に移動しています。  スモークを発生させています。
 離陸前にスモークを発生させているのは、スモークの中から機体が姿を現して離陸するという演出を行うためです。  スモークの中から姿を表した瞬間です。
 機体までの距離は30mくらいです。
 間近から離陸するところを見ることができます。
滑走路端まで低進すると垂直上昇しました。
 黄色の機体上面は、撮影条件が良ければ鮮やかに青空の中に写ります。  前半は、曲技飛行競技会の規定課目が行われました。
 会場では、規定課目についてナレーションされました。
 後半は、エアロバテックスが披露されました。
 4枚連続の写真で紹介します。
 望遠レンズなので、全体が写真に収まりきれませんが、大空にハートマークを描いて矢が射止めます。
 ブルーインパルスの演技科目「バーティカル・キューピッド」と同様の演技ですが、ブルーインパルスでは3機で描くところを、1機で行っています。 
 旋回してながら急降下しています。
 スモークが綺麗な螺旋を描いています。
 自由落下のような状態です。
 失速に近い速度での演技が行われています。
 写真では演技の様子が伝わりきれないです。
 YouTubeなどの動画共有サイトから、実際の演技を見てもらえれば分かると思います。
滑走路ギリギリの低空飛行で姿勢変更しています。
機体が斜めに向いた状態で、滑走路と平行に飛行しています。
距離が近いので、パイロットが手を振っているの様子が見えます。
 滑走路上を低空で何度か飛行しました。  演技を終了して着陸しました。
 機体から降りて声援に応える室屋氏です。  観客とハイタッチをして会場を後にしました。
 演技終了後には、ファンサービスとしてサイン会が行われました。  今までに著名人から直接サインを貰ったことはありませんが、感動を頂いた記念に是非とも欲しく思いました。
 何も持っていなかったので、A-TACS迷彩のブーニーハットにサインを頂きました。
 競技は続けられています。
 「ピッツ S2B」という機体です。
 昨年見てきた石川県立航空プラザのロビーには、同型機が展示されていました。
 係留されていた航空機です。
 「セスナ172P スカイホークⅡ」です。
 ふくしまスカイパークで保管されている機体のようです。
 今年8月に福島空港に展示されていたパネルが掲げられていました。
 ブライトリングジェットチームのメンバーに宛てたメッセージが書き込まれています。
 競技終了後に「クラブ・ブライトリングチャレンジ・フライト2013」が行われました。
 このイベントは、なんと!室屋氏が操縦する機体に搭乗できる体験フライトです。
 期間中にブライトリング正規販売店でクロノグラフを購入した会員の中から、抽選で8名が搭乗できるという企画です。
 体験フライトの準備が進められています。
 クラブ・ブライトリング・メンバーに用意された特別観覧席です。
 流石は高級腕時計メーカーの手厚いサービスです。
 セレブな気持ちを味わってみたいです。
 無料カタログを頂きました。
 34ページもあります。
 カタログを見ていると、つい買ってしまいそうな心境になります。
 イベントの様子です。
 体験飛行の前に室屋氏と記念写真を撮影しています。
 後席にはパイロット、前席には体験者が搭乗します。
 コクピットの様子です。  ここまで掲載した写真には、空が白く写っているものも多いのですが、この日は部分的に薄い雲があるものの、晴天に恵まれました。
 体験フライトですが、ロールなどのアクロバット飛行が行われました。
 羨ましい・・・乗ってみたいです。
 スモークを発生させており、曲技飛行そのものです。
 飛行時間は約10分間だったので、十分にエアロバティックスを体験できたと思います。

 平成25年9月23日(月曜日) 第2回国際スカイスポーツフェスティバル(りんご祭り)


 3日間に渡って開催された全日本曲技飛行競技会の翌日は、国際スカイスポーツフェスティバルが行われました。
 当日は曇天のため、一部が変更されましたが、主な予定のみを紹介します。

   6:30 ~ 9:30 熱気球搭乗体験
  10:00 ~ 10:25 オープニングスカイダイビング
  10:35 ~ 10:35 エクストリームスタントバイク
  11:00 ~ 11:20 エアロバティックス
  11:35 ~ 12:00 福島県警航空隊ヘリコプター展示飛行
  13:05 ~ 13:30 福島県防災ヘリコプター展示飛行
  14:05 ~ 14:25 軽飛行機展示飛行
  14:30 ~ 14:55 スカイダイビング
  15:00 ~ 15:15 エクストリームスタントバイク
  15:20 ~ 15:40 エアロバティックス

 例年は、陸上自衛隊のヘリコプターが展示飛行を行っていたようですが、今回は参加しませんでした。
 紹介する写真は、一部のイベントに限らせて頂きます。
 会場の様子です。
 この日は曇空のため、オープニングで予定されていたスカイダイビングは行われませんでした。
 会場では、自動車の展示コーナーもありました。
 「Red Bull」の塗装の「エクストラ300S」です。  「スホーイ Su-26」です。
 「Red Bull」の実機を見るのは初めてです。
 飛行するところを見ることはできませんでした。
モーターグライダーが2機止まっていました。
 ヘリコプター遊覧飛行が行われていました。
 機体は「ロビンソン R44」です。
 小川裕之氏によるエクストリームスタントバイクです。
 会場前は非常に混雑していたので、遠い場所から撮影しました。
 エアロバティックスが行われます。
 今回は、2日前に見た場所とは反対側から見ることにしました。
 先程のエクストリームスタントバイクを行ったバイクが滑走路に向かいました。
 バイクと航空機の競争が行われるようです。
 演技が開始されました。
 スタート地点が見えないのが残念です。
 競争と言うよりは、バイクと航空機が競演した演出です。
 被写体としては、面白い構成になったと思います。
 演技の内容は2日前とは少し異なり、エアショー向けの構成でした。
 飛行機の下をバイクが走行していますが、混雑しているので全く見えません。 
 曇天のため、多くの写真が暗く写り、スモークもはっきり写りませんでした。
 エアロバティックスの様子は、2日前の全日本曲技飛行競技会で紹介しているので、省略させて頂きます。
 演技を終了した室屋氏です。  今回はハイタッチに参加しました。
 エクストリームスタントバイクで使用されたバイクです。
 ベースは、カワサキ ZX-6Rのようです。
 Red Bullの宣伝車が来ていました。
 福島県警察航空隊のヘリコプター「ばんだい」による飛行展示が行われました。
 機体は「アグスタ A109」です。
 ヨーロッパなどでは軍用ヘリコプターとしても採用されています。
 救難展示が行われました。
 午後には、消防防災航空隊も救難展示を行っていますが、異なる方法で行われています。
 負傷者を吊り上げる様子です。
 福島県消防防災航空隊のヘリコプター「ふくしま」による展示飛行です。
 機体はアメリカの「ベル 412EP」です。
 陸上自衛隊が使用している「UH1-J」にも似ており、姉妹機と言えると思います。
 救難展示の様子です。
 3名の隊員が降下して、担架に乗せた負傷者を回収します。
 負傷者が吊り上げられる様子です。
 機内に負傷者を回収する様子です。  最後に会場前を通過して、飛行展示は終了しました。