第3回スカイスポーツ国際交流フェスティバル(農業きぼう祭)見学記録


2014年5月24日(土曜日)

 2014年5月24日、5月25日の2日間、ふくしまスカイパークで「第3回スカイスポーツ国際交流フェスティバル(農業きぼう祭)」が開催されました。
 前回は9月に開催されていますが、今回は5月に繰り上げられ、2日間に拡大して開催されました。
 今年は、日本とスイスの国交樹立150周年を記念した植樹式などのイベントも盛り込まれました。

 5月25日の飛行関係のプログラムを紹介します。

  10:10 ~ 10:25 オープニングエアショー(室屋義秀氏)
  11:10 ~ 11:30 スカイダイビング
  11:35 ~ 11:50 RC飛行機のデモフライト
  12:00 ~ 12:40 国際交流プログラム(招待飛行)
  13:00 ~ 14:00 福島県警航空隊ヘリコプター展示飛行・地上展示
  14:05 ~ 14:25 スカイダイビング
  14:35 ~ 14:50 RC飛行機のデモフライト
  15:05 ~ 15:25 エアロバティックス(室屋義秀氏)

 これ以外にも、ステージイベントなどが行われていますが、飛行イベントを優先して写真撮影したので、省かせて頂きます。
 初日と2日目では、プログラムの内容が少し異なり、2日目には、モーターグライダー飛行展示、福島県消防防災ヘリコプター展示飛行及び地上展示が予定されていました。


2014年4月15日 福島民友新聞

2014年5月13日 福島民友新聞

2014年5月16日 福島民友新聞
 前回のスカイスポーツフェスティバルは、昨年9月23日に開催されましたが、今回の開催までの経緯を新聞記事から紹介します。

 このイベントで、エアロバティックスを披露した室屋義秀氏は、福島市を拠点に活動しており、レッドブルエアレース第2戦クロアチア大会では、3位入賞を果たしました。
 福島県の地方新聞でも、この快挙が掲載されました。(写真左側)
 世界大会入賞直後に行われる室屋氏のエアショーには、期待が高まりました。

 5月12日には、昨年の全日本曲技飛行競技会やスカイスポーツフェスティバルなどで使用されたエクストラ300Lが事故で失われてしまいました。(写真中央)
 幸い、乗員は軽傷のようでしたが、イベントまで2週間を切った直前の事故発生により、このイベントの開催も危ぶまれました。

 5月16には、「祝 アジア人初表彰台」との見出しで、新聞一面に室屋氏の入賞を称える記事掲載されました。(写真右側)
 福島県内の関係者やファンなどの期待の高さが感じられました。

 イベントの紹介を始めます。
 ふくしまスカイパークの様子です。
 所により、薄く雲が広がっていますが、良好な天候状態です。
 会場の様子です。
 写真中央には、ステージが設営されていま。
 オープニングエアショー開始の約40分前なので、まだ閑散としています。
 会場の様子です。
 中央は機体展示場です。
 機体展示場前の様子です。
 飛行機が展示されていました。
 エクストラ300Sです。
 ドイツ製の曲芸飛行専用機で、カーボンファイバー製の高強度の機体と水平対向6気筒300馬力のエンジンを搭載しています。
 反対側から見た様子です。  手作りされたピトー管の保護カバーです。
 Su-26MXです。
 右側にはラジコン飛行機が見えます。
 ロシアのスホーイ設計局が開発した曲技機です。
 スホーイ設計局は、Su-37やT50などの高性能戦闘機を開発したことでも知られています。
 Su-26MXの空冷星型9気筒エンジン?です。
 第二次世界大戦時の戦闘機を彷彿させるようなエンジンですが、機体にはカーボンファイバーが使用されており、高性能機と評価されています。
 ラジコン飛行機です。
 人と比較すると、以外と大きいことが感じられます。
 アクロ機以外の一般機も展示されていました。
 ムーニー20Kです。
 セスナ172P スカイホークⅡです。
 ビーチクラフト A36 Bonanzaです。  自衛隊のブースも開設されていました。
 このHPは、ミリタリーを主体にしているので、少し紹介することにします。
 軽装甲機動車です。
 ここで展示されたのは、福島駐屯地に配置されている第44普通科連隊の車両です。
 82式指揮通信車です。
 82式指揮通信車に表示された第44普通科連隊の部隊マークです。
 連隊番号の「44」≒「四四」≒「獅子」が由来となっているデザインです。
 昨年の駐屯地祭には無かったので、それ以降にペイントされたものです。
 偵察用オートバイです。
 自衛隊のブースに展示されていた車両は、以上の3台です。
 このイベントの最初のプログラム「オープニングエアショー」の準備が進められています。  東の空には彩雲が現れていました。
 余談ですが、彩雲とは虹色に輝く雲を意味する吉兆天象で、旧日本海軍機の中で最速を誇る艦上偵察機の機名にも使用されています。
 オープニングエアショーの開始です。
 パイロットの室屋義秀氏が紹介されました。
 エンジンが始動しました。
 離陸前に観客エリアの前を一巡して、滑走路端の離陸開始地点に移動します。  滑走路端では、スモークが射出されています。
 スモークの中から機体が現れる演出ですが、全く見えません。
スモークを発しながら離陸します。
 離陸後、垂直上昇しました。  急降下から急上昇に転じました。
 制止画像では、演技の様子が伝わりきれません。
 以下、コメント少な目で写真を掲載します。
 先程紹介した彩雲ですが・・・
 大空にハートマークが描かれています。  ファンタスティック! ヽ(^o^)ノ
 彩雲の上にハートマークが描かれました。
 高級機のカメラなら、もっと芸術的な写真が撮れたと思います。
 連続でロールしながら急降下しています。  彩雲を背景にして飛行しています。
 以下、説明を省いて写真のみを掲載します。
演技を終えて観客の声援に応えています。
 帽子は観客エリア投げてプレゼントしました。  握手でファンサービスしました。
 2番目のプログラム、スカイダイビングが行われます。  ダイバーが機体から降下するため、ドアが外されています。
 この状態で機体に乗ったら怖そうです。
 ふくしまスカイパークのイベント当日は、強風などの天候不順が続いたため、スカイダイビングが披露されるのは数年ぶりとのことです。  2名のスカイダイバーが降下しました。
 高度が高かったので、飛行機から飛び降りた瞬間は、見逃してしまいました。
 第1空挺団の自由降下は、駐屯地祭で何度か見ていますが、民間人のスカイダイビングは初めて見ました。
 自由降下傘と形状は似ていますが、半分程度の大きさです。、
 3番目のプログラム、RC飛行機のデモフライトが行われます。
 ラジコン機とは言え、価格は軽自動車と同じくらいするそうです。
 滑走路上を垂直で静止しています。
 ラジコン飛行機を操作している人は、世界大会20位の実力者と紹介されていました。
 以外にも、シャープな姿勢変更を行っていました。
 無人機なので、急激な姿勢変化やロールを連続で行えます。
 2機目は、室屋氏が世界大会で行ったエアロバティックスを再現した飛行が行われました。
 BGMも同じものを使用して忠実に再現しているとのことです。
 国際交流プログラム(招待飛行)が行われます。
 このイベントでは当初、スイス人のエアロバティックス選手によるエアショーも予定されていたのですが、中止になってしまいました。
 飛行機を操縦するのは室屋氏です。
 駐日スイス大使とその家族が登場して、上空から福島市を視察します。
 無論、曲技飛行は行いません。 (^^ゞ
 午後からは、福島県警察航空隊による展示飛行・地上展示が行われました。
 白バイとヘリコプターによる地上滑走です。
 福島県警察航空隊のヘリコプター「あづま」(ベル 412)です。
 福島県消防防災航空隊のヘリコプターと同等で、陸上自衛隊の汎用ヘリコプターUH-1Jと基本構造は似ています。
 滑走路上を低空で飛行しました。
 昨年の福島県警察のヘリコプターは、「ばんだい」(アグスタ A109)が参加しています。
 2種類の白バイが参加しました。
 左側 : HONDA CB1300P
 右側 : SUZUKI GSF1200P
 救難展示が開始されます。
 準備が整うまでの間、若干の飛行展示が披露されました。
 発煙筒を焚いてヘリコプターに救難地点を案内しています。
 救難展示の様子  救難員と負傷者をホイストする様子です。
 この後のプログラムは、午前中と同じスカイダイビング、RC飛行機のデモフライト、エアロバティックスが行われましたが、重複する内容なので省略します。