所沢航空発祥記念館見学記録(2019年)

 2018年8月22日(水曜日)

 埼玉県所沢市にある「所沢航空発祥記念館」では、平成30年7月24日~9月9日まで、開館25周年記念特別展「エアレース世界チャンピオン 室屋義秀 ~極限からのメッセージ~」が開催されました。

 室屋義秀選手は、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017で、日本人パイロットとして初めて世界チャンピオンに輝きました。
 この特別展では、長年の愛機「EXTRA300S」、ヘルメットやフライトスーツなどの展示、エアロバティックス飛行VR体験などが行われました。

 2013年5月14日には、所沢航空発祥記念館の特別展「日本の航空技術100年」を見てきましたが、一般展示品は、その時に紹介しているので、今回は省いて、特別展を中心に紹介します。

 このサイトのの文面の一部は、会場の案内板などから引用しました。
 今回は2ページに分割して、イベントの様子を紹介します。

 以下のサイトでは、このイベントに関係する説明がされているので、参考にして頂ければと思います。
   所沢航空発祥記念館
     https://tam-web.jsf.or.jp/
   YOSHI MUROYA WEBSITE
     https://yoshi-muroya.jp/
   株式会社パスファインダー
     http://yoshi-muroya.jp/pathfinder/index.html

 午後1時20分頃、所沢航空記念公園に到着しました。 C-2輸送機が離陸します。 ここから航空自衛隊入間基地までの距離は約6kmです。  航空自衛隊のC-2輸送機です。 少し遠いのですが、希少なC-2を見ることができました。
 所沢航空発祥記念館です。  屋外に掲示された広告幕です。
 館内に掲示されたポスターです。 このイベントは 翌日に開催された平成30年度富士総合火力演習(学校予行)を見に行く序でに立ち寄りました。 総火演を優先したため、上映作品を見ることも、トークショー開催日に合わせることもできませんでした。  館内で頂いた観光ガイドブックです。 33ページでボリューム感があり、約半分がレッドブル・エアレース千葉2018の説明に割かれています。
 1階実機展示エリアに向かいます。  室屋義秀選手の経歴やレッドブル・エアレースについて、懸垂幕に解説されていましたが、数が多く、関連サイトでも説明されているので省略しました。
 展示品を紹介します。 エクストラ300Sの主翼の一部です。  断面は段ボールのように見えますが、炭素繊維強化プラスチックの薄板を張り合わせたハニカムサンドイッチ構造ということです。
 上の写真の右側に写っている白い箱のような物は、ポリエステル繊維です。 エクストラ300Sの外板の一部は、軽量化のため、繊維が使用されています。  次の展示品です。
 シークエンスカードです。 エアロバティックの課目を記した国際的な略号と飛行順序が記されています。  ヘルメットです。 レッドブル・エアレースで室屋選手が着用した2018年バージョンデザインです。
 レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2016 第3戦千葉大会の優勝トロフィーです。 母国・日本での大会で初優勝を遂げました。 日の丸と富士山がモチーフとなっています。  レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017 第3戦千葉大会の優勝トロフィーです。 母国大会二連覇を果たしました。 トロフィーの輪の中には、チーム(白)、観客(赤)、空(青)が描かれています。
 レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017 第8戦インディアナポリス大会優勝トロフィーです。 この最終ラウンドを含め、全8戦中4回の優勝を勝ち取り、悲願の年間総合優勝を果たしました。 会場となったインディアナポリス・モーター・スピードウェイのコントロールタワーとオープン当時から残る煉瓦敷きのスタート/フィニッシュラインがモチーフになっています。  次の展示品です。
 モールドです。 EDGE 540 V3のホイールカバーを作るための型です。 この型にカーボン繊維とエポキシ樹脂を貼り付け、硬化後に外すと、成形された炭素繊維強化プラスチックができます。  エンジンのピストンです。
 計器盤です。 左から速度計、加速度計、高度計です。  レッドブル・エアレースで室屋選手が着用した2018年バージョンのデザインのフライトスーツです。 難燃性素材で作られています。 全身26箇所の採寸を行い、室屋選手の体に合うようにフルオーダーメイドで作られています。 次のページに続きます。