2008年12月30日(火) 1 発足の経過 活動が始まる切っ掛けとなったのは、1980年代初め頃まで遡ります。 当時は、ミリタリー関係を趣味に持つ知人とシュミレーション・ウォー・ゲームを楽しんでいました。 シュミレーションゲーム愛好者の人口は非常に少なく、視野を広げるためにコンベンションに参加することもありました。 当時は、現在のようなネット環境など考えられもしなかった時代で、活動範囲を広げたりするには制限がありましたが、当時、ホビージャパン社から専門誌「タクティクス」が発刊されており、個人として対戦相手を求めるために掲載を依頼しました。 その後、個人名としてよりも、サークルとして交流を希望した方が交流に幅が広がると考え、その時に命名したのが、「会津若松シュミレーションゲームクラブ」(仮称)でした。 実際には、正式に命名したものではなく、活動とは言っても、休日が合えば集まってゲームを楽しむ個人的なものに過ぎませんが、現在も名称は仮称のままで、細々と続けています。 保有するゲームは、友人が所有するものも含めて全てを合わせると、第二次世界大戦の戦術・作戦級のものに限らず、海戦、空戦、戦国時代、アニメものなど多種に渡り、80個近くはあります。 2 今回の活動 今回は、年末の休暇を利用して3名が集まり、久々にゲームを楽しむことになりました。 昼過ぎから夕方までの短い時間しかなかったので、簡単なゲームしか行えませんでした。 以前は、プレイ時間が10時間を超えるゲームもしていましたが、なかなか時間が取れない現状では、手軽に楽しめるものに成り勝ちです。 |
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3 ドイッチュラントウンターゲルト 今回は3名の参加だったので、マルチプレイゲームを選択しました。 シュミレーションジャーナル社から発売された「Gamejournal 13号」に収録されている「ドイッチュラントウンターゲルト」です。 ゲームジャーナル誌のゲームは、説明書を読んで、すぐにプレイできる手軽さとなっています。 管理人は「第三帝国」、S氏は「フランス・ソビエト」、H氏は「英米連合軍」を担当しました。 連合軍を東西陣営に分けて担当しなかったのは、フランスが序盤で降伏することと、多少なりとも英仏の隔壁を再現するためです。 初めに、ルールを熟知するため、序盤のみを試しに行い、続いて本格的にゲームを行いました。 結果は、ゲーム1回目、第三帝国は、フランスを降伏させた後、可能な限りの兵力を集めて一気に英本土上陸作戦を決行したが失敗に終わった。 この作戦失敗によって、兵力と物資が大きく損なわれ、戦争継続が困難となり、連合軍に和平交渉(降伏)を行い、ゲーム終了となった。 ゲーム2回目、フランス降伏後、早々にソビエト侵攻を開始、前線のソビエト軍を撃破し、手薄なスターリングラードを占領した。 ソビエトは、モスクワ、レニングラード、ウラル東方の工業地帯が健在だったが、降伏チェックにより、あっさりと降伏した。 イギリスは、本土に兵力を温存していたが、ソビエトの経済力を手に入れた第三帝国を相手に戦意を喪失し、和平交渉した。 欧州大戦全体をテーマにしたゲームは、手頃なもので、かつてアバロンヒル社から発売された「第三帝国」などがあります。 戦争全体を再現するためには、様々なルールが必要となるため、簡単にはプレイできません。 この「ドイッチュラントウンターゲルト」は、思い切ってルールを簡略化しながら、戦争経済が良く再現されていると思います。 副題に、「諸君は戦争経済をご存じない!」とありますが、有利に戦争全体の活動を遂行するためには、物資を再現したポイントの活用が重要な要素になっています。 ポイントとは、燃料、弾薬、兵器、資金や物資など包括したもので、生産や移動に消費するだけではなく、ポイントを消費することで、戦闘での損失を受け止めることもできます。 無論、大胆に簡略化した裏側には、問題点も感じられるものの、良くできたゲームだと思います。 |
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4 その他 その他に「Gamejournal 16号」激闘硫黄島も行いました。 今後の活動では、過去に購入した箱入りゲームがプレイでできればと思います。 画像の一部は、ゲームジャーナルのホームページに掲載されたものを転載させて頂きました。 |
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セットアップ後の様子 これから欧州全体に戦火が拡大することになります。 |
ソビエト降伏時の状況 英国は本土に兵力を温存していますが、ソビエトの強大な生産力を手に入れた第三帝国に交戦を断念しました。 |
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