会津若松シュミレーションゲームクラブ(仮称)活動記録


  2009年12月30日(水)

1 活動状況

 「会津若松シュミレーションクラブ」(仮称)は、現在も細々と活動を続けています。
 現在、管理人は年末限定?で参加しています。

2 今回の活動

 今回は、ゲームジャーナル 第79号「スターリングラード強襲」、エポック社「装甲擲弾兵」、コマンドマガジン 第79号「ベルリン市街戦」をプレイしました。
 時間が取れないので、本格的な戦術級ゲームをプレイ出来ないことのが苦しいところです。
3 ベルリン市街戦

 ルールブックは8ページ、最長4ターンなので、手軽にプレイできます。
 史実では、圧倒的なソ連軍に対して、貧弱な装備のベルリン守備隊が絶望的な状況で降伏を待つことになります。
 マップはベルリン中心部を再現しており、荒廃した市街地の雰囲気が感じられます。
 ドイツ軍ユニットは、「ノルトラント」や「ミュンヘベルク」など小部隊の名称が付されています。
 超重戦車「マウス」1両がベルリン攻防戦に参加したと仮定して、選択することもできますが、実戦参加はしていないので、今回のプレイでは使用しませんでした。
 ゲームシステムは、「ゲームジャーナル No.16 激闘!硫黄島」と同様の半ブラインドサーチシステムを採用しています。
 ドイツ軍は、一部を除いて補助シートにユニットを配置し、ソ連軍プレイヤーから自軍ユニットを隠蔽配置します。
 ソ連軍の攻撃や移動、或いは自軍の反撃などによって、補助シート上から損害を受けたユニットを除去したり、メインシートに露顕化します。
 つまり、ソ連軍は、貧弱なドイツ軍部隊ではあるものの、瓦礫の下に潜伏して待ち受ける市街地に踏み込む必要があります。
 ソ連軍は、強力な火力支援を有するものの、効果的な攻撃は難しく、また、ターン数が少ないため、多少の損害は覚悟して早急にベルリン中心部に侵攻しなければなりません。

 勝利条件は、勝利ポイントを多く得ることで勝敗を決します。
 ソ連軍は、総統が自決する前に身柄を拘束することで、大きなポイントを得ることができます。
 つまり、これを達成できれば、勝利は決定的となります。
 ドイツ軍は、これを阻止することが必須であり、可能な限りエリアを死守し、ソ連軍ユニットに出血を強いる必要があります。

 ベルリン市街戦を再現したゲームは非常に少なく、興味を引くテーマです。
 兵力が均衡している戦闘を扱うのであれば、ゲームに再現することは、それほど難しいことではないと思います。
 圧倒的な兵力差がある場合、ターン数を短くするか、攻撃側に不用意な制約を与えることになり、ゲーム性が損なわれることになります。
 事実、ゲームターンは僅かに4ターン、しかも、総統が自殺すれば、終了ターンが短縮されるので、ソ連軍は小さなミスでも取り戻すことは、非常に難しくなります。
 また、半ブラインドサーチシステムは、運が大きく勝敗を左右することになります。
 大胆な配置をすれば、勝利が容易になるか、或いは確実な敗北となることでしょう。
 このゲームは、詳細なルールを省きながら、市街戦の雰囲気を上手く再現し、短時間で手軽にプレイできるものの、巧妙な作戦を立案することはできず、プレイバランスも運が大きく左右すると思います。

 画像の一部は、コマンドマガジンのホームページに掲載されたものを転載させて頂きました。


 「ベルリン市街戦」が収録されたコマンドマガジン 第79号
 メインはチンギスカンの戦いで、ベルリン市街戦は、おまけのような感じがします。
 2008年2月発売

ベルリン市街地をデザインしたマップ
雰囲気が良く表現されています。
 ユニットはこれだけです。
 黒色がドイツ軍、赤色と茶色がソ連軍
 ソ連軍の戦闘力は非常に高く、4から6ステップを有しますが、
補助ユニットを使用するので、ユニット総数は少なく感じます。
 管理人は「第三帝国」、S氏は「ソビエト」を担当しました。
 第1ターン、ソ連軍は強力な準備射撃の後、ベルリン北東部から国会議事堂に向けて侵攻を開始しました。
 ゲーム終了時の状況
 総統が自殺したので、3ターンでゲームが終了しました。
 中心部を除いたほとんどのエリアが占領されていますが、ドイツ軍の辛勝に終わりました。