東京マルイ 電動GLOCK18C
カスタム私的評価



1 電動G18C

 東京マルイのグロック18Cは、18歳以上用初の電動ハンドガンで、命中精度も高く、連射もできるうえ、ガスガンと異なり冬期間も問題なく使用できます。
 フィールドでの使用を考えると初速が低いと感じられるので、カスタムパーツを組み込んで、ノーマル時との変化を検証してみます。

2 交換するカスタムパーツ

 今回用意したパーツは
 「laylax」
  電動フィクスドG18C用パワースプリング  ¥ 800
  電動フィクスドG18C用フルシリンダー    ¥1,300
  電動フィクスドG18C用ピストンヘッド    ¥1,500
  ハンドガンバレル                ¥2,500

です。
 他にメカボックス分解のために、ヘックスドライバー¥1,000も用意しました。
 価格は、概ねの実勢価格です。
 様々なパーツを製品化しているものの、悪評も聞かれる「laylax」製品ですが、どれだけの性能アップするのか確かめるため、バレルもあえてlaylaxを使用してみました。
 断っておきますが、ここで紹介するエアガンのカスタムは、一般的に市販されているパーツとの交換であって、その結果が、法令に違反するような殺傷能力を持つエアガンに改造されるものではありません。
 また、分解は様々なリスクを負うので、責任を負えない方は行わないで下さい。


3 ノーマル時の性能

 弾速は「Combro Mk4」を使用して計測しました。
 使用弾はエクセルバイオ0.2グラム、適正ホップで10回計測した結果
   最高 67.5(m/s)
   最低 64.8(m/s)
   平均 65.7(m/s)  0.43(J)
でした。
 この測定結果は、新品のエアガンを測定をしたものではなく、個体差などがあることも考慮してください。
 集弾性は測定していません。
 インドア戦で使用するので、0.8ジュール未満のレギュレーションに適合させるためには、初速は89.4(m/s)以下なので、あと約23(m/s)の向上の余地があります。

4 分解、組み込み

 G18Cの分解方法は、「月刊アームズマガジン」(2005年夏頃)で解説されていました。
 同誌には、分解方法が分かり易く説明されていますが、実際に分解するとなると細かい作業なので手間がかかります。
 分解方法の説明は、誌面の記事を転載することになってしまうので行いません。
 分解で注意が必要だと感じた点は、メカボックスの特殊ネジの頭をナメやすいことです。
 私はネジの頭を形状を強引にマイナスネジにしましたが、強化ビスが販売されているので使用すると良いかもしれません。
 分解と同時に、古いグリスを拭き取り、グリスアップしました。
 内部研磨や、その他のチューンナップは行っていません。

5 結果

 カスタム前と同じ条件で、10回計測した結果
   最高 72,8(m/s)
   最低 70.3(m/s)
   平均 71,9(m/s)  0.51(J)
との結果が出ました。
 ノーマル時との差は、平均で
   +6,2(m/s)  +008(J)
の向上でした。

6 感想

 試射した感じは
   発射音が高くなったようにも聞こえる?
   標的にBB弾が命中した時の音が大きくなったかもしれない?
   飛距離は伸びたような気もする?
   命中精度は変化が感じられない?
ので初速は向上しているものの、あまり効果が感じらるものではありませんでした。
 長物をカスタムしたときのような性能向上は感じられません。

 今回のカスタムは、カスタムパーツの交換のみです。
 パーツ代等が約7,000円、カスタムの効果、手間と苦労を秤にかけると、カスタムの必要性は低いと思いました。
 長物をカスタムするような効果は得られないです。
 分解することによって、破損や部品の紛失、不具合の発生、メーカー修理ができないなどのリスクを負うことからも、同様に考えられます。
 他にもG18Cのカスタムパーツが販売されていますが、それらを組み込んだところで、期待できるほどの性能アップは期待できない?と思われます。

 G18Cは、箱出しの状態でも飛距離、命中精度とも性能は良好です。
 分解して感じることは、マルイの純正部品は優れており、カスタムパーツと比較して見た目では差異が感じられないので、効果が現れにくいのかもしれません。
 G18Cの初速は低めで、カスタムを施したいところですが、90(m/s)弱の初速を得ることは難しいでしょう。
 初速が高くなくても、HOPの効き方が良好で十分な飛距離が得られていることから、初速を上げる必要性は少ないと思います。

 今回は全てのパーツを一度に交換しましたが、スプリングのみノーマルで、他のカスタムパーツを組み込んで弾速測定すれば、スプリング以外のカスタムパーツの効果が分かり易かったのかもしれません。

 G18Cはショップカスタムもされていますが、どの程度性能アップしているか?今回のカスタム結果から気になります。
 参考まで「RUSH」では、ボアアップシリンダー、専用ピストンヘッド、メインスプリング、ノズルスプリングの交換で、初速 75(m/s) 、カスタム代金 ¥7,800ということです。
    http://www.rush-mania.com/arms/

 最後に、参考にならなかったかもしれませんが、G18Cのカスタムは効果が低いため強く薦められるものではありません。
 目に見える効果を望むなら、他の方法も併せて行う必要があると思います。

今回使用したパーツ

写真右から
パワースプリング
ハンドガンバレル
ヘックスローブドライバー
フルシリンダー(4番目上)
ピストンヘッド(4番目下)
マウント
メカボックスの状態

写真は、カスタムパーツの組み込み前の状態です。
ギヤの状態

ギヤには汚れたグリスがべっとりと付いています。
購入から3,000発位は撃ったと思います。
部品に摩耗や破損などはありませんでした。
分解時に、古いグリスを拭き取ってからグリスアップしました。
パーツ

写真右からスプリング、ピストンヘッド、シリンダー
見た目には材質と僅かな形状の違いだけで、どれだけ性能アップするのか疑問に思えてきます。

写真上 カスタムパーツ
写真下 ノーマルパーツ