航空自衛隊 浜松広報館 エアーパーク見学記録


 展示資料館3階です。
 簡易シュミレータが4台あります。
 簡易シュミレータの操作部分です。
 事務椅子が使用されています。
 操作部分は操縦桿とスロットルレバーだけです。
 初心者でも、ここで操作感触をつかめれば、フライト・シュミレータで効果を発揮できると思います。  「パイロットへの道」と題したパイロット教育課程について説明したパネルが表示されていました。
 3階には、視聴覚室、図書館、喫茶店などがあります。
 ここには、防衛省や航空自衛隊の広報資料が展示されていますが、今後の装備品展示の拡張スペースとして余裕がありそうです。
 雲一つない晴天に恵まれました。
 展示資料館から展示格納庫への通路からは、滑走路の向こうに富士山が見えました。
 正面入口前に展示された「F-104J 戦闘機」を上後方から眺めることができます。  展示格納庫に入ると、初めに政府専用機から取り外された座席が展示されており、「この座席は国賓等の方々がお座りになりました。」と説明されていました。
 展示格納庫です。
 展示資料館2階から展示格納庫2階に通じます。
 零式艦上戦闘機五十二型(甲型)です。
 1963年グアム島で発見された機体です。
 国内に現存する数少ない零戦の中でも、当時の部品で修復された希少な機体のようです。  五十二型は、二十二型をベースにした改良型です。
 1943年8月から、エンジン、武装、防弾装備の追加などの改良を重ねながら、終戦まで生産されました。
 イタリア製の複葉機「アンサルド SVA9複葉機」です。
 実物は第二次大戦前に生産されていますが、展示されている機体はレプリカのようです。
 航空自衛隊の第一線に配備されてきた戦闘機で、手前側から「F-1支援戦闘機」、「F-104J戦闘機」、「F-86D戦闘機」、「F-86F戦闘機」です。
 「DH115 バンパイア」です。
 第二次世界大戦中、イギリスが開発したジェット戦闘機です。
 航空自衛隊は、技術研究用に購入しました。 
 「T1-A ジェット練習機」です。
 国産初のジェット機です。
 エンジンのみ、イギリス製のものを使用しています。
 「V-107 救難ヘリコプター」です。
 陸上・航空・海上自衛隊で使用された大型ヘリコプターです。 
 このV-107は、現役を引退して間が無い、新しい機体ということです。
 特別に「V-107」に搭乗させてもらいました。
 航空自衛隊のヘリの用途は、主に物資輸送なので、断熱材などは装備されて無く、非常に寒いそうです。
 内張は簡単に取り外しができます。
 回転翼1機につき、2台のエンジンを同調させて作動させているので、1台にトラブルが発生しても飛行が続けられるそうです。
 貨物室でも機体の操作ができます。
 窓は半円形をしているので、貨物室真下を確認することができ、救難者を確認しながら、位置を微調整するそうです。 
 ジョイスティックで操作も簡単そうです。
 操縦席です。
 戦闘機とは異なり、空間的な余裕が感じられます。
 「T-33A ジェット練習機」です。
 アメリカ軍が、第二次大戦の終戦間際に配備したジェット戦闘機「P-80」を基に開発した練習機で、航空自衛隊でも長年使用されてきました。
 「T-2 超音速高等練習機」です。
 ブルーインパルスの先代の使用機です。
 外観は「F-1支援戦闘機」に似ています。
 これは、先に開発された「T-2」練習機を基にして、「F-1」戦闘機が開発された異色な経緯があるためです。
 搭乗して写真撮影ができます。
 入館者が持参したカメラで、係員が撮影してくれます。
  
 写真左 : 前部座席
 写真右 : 後部座席
 「F-86F 戦闘機」、アメリカでの愛称はセイバーです。
 ドイツが第二次大戦中に実用化できなかった技術を導入して開発されました。
 ブルーインパルスの初代機として使用されています。
 「F-86D 戦闘機」です。
 「F-86F」の改良型です。
 「F-104J戦闘機」です。
 暗い写真になってしまい残念です。
 「F-1 支援戦闘機」です。
 平成18年まで使用されていました。
 「F-4 ファントム」にも通じる近代的なデザインを感じます。
 コクピットの後方視界が悪い点が指摘されていますが、それ程問題ではないようです。
 20mm機関砲を見せてもらいました。
 装弾数は750発ということです。
    
 戦闘機の進化の過程を見ることができます。
 左から「F-86F 戦闘機」、「F-104J 戦闘機」、「F-1 支援戦闘機」
 様々な情報を表示する「F-1」のヘッドアップディスプレイです。
 このパーツは非常に高価だと言うことです。
 現在はヘルメットのシールドに情報が直接映し出されるそうです。
 「F-1」に搭載されている「TF-40 エンジン」です。
 ロールスロイスターボメカ社技術提携と表示されています。
 フライトシミュレータです。
 過去にパイロット養成に使用されていた実物が転用されています。
 複座なので、2人で搭乗できます。
 前半は前部座席、後半は後部座席に交代します。
 前席は機体前方のスクリーン、後部席は座席前方に設置されたモニターを見て操縦します。  展示資料館3階から見た屋外展示物です。
 屋外展示品は少なめです。
 左側の球体の装備は、地対空ミサイル「ナイキ」に使用される「ミサイル追随レーダー」です。
 「C-46 輸送機」です。
 原型は第二次世界大戦中に飛行しています。
 地対空ミサイル「ナイキJ弾・発射器」です。
 高々度を飛行する戦略爆撃機や弾道ミサイル迎撃に対応するため大型です。
 現在はペトリオットに更新されて退役しています。

 私が見学したときには、入館料が徴収されていたことや、開館時間直後の時間だったこともあって、入館者は非常に少なかったです。
 見学する者としては、幸運なことが幾つかありました。
 展示格納庫には、案内係を担当する自衛官が数人配置されていますが、1人当たり数機を担当しているので、混雑していると航空機のコクピットを全て開放できないそうです。
 展示格納庫には、見学者がほとんどなかったこともあって、本来公開されていない「V-107 救難ヘリコプター」に搭乗させてもらえました。
 他にも、航空機の前やコクピットに搭乗しての記念撮影も撮影してもらったり、「F-1」のバルカン砲のハッチを開放して見せてくれるなどの嬉しいサービスがありました。
 フライト・シュミレータの待ち時間も20分程度でした。

 格納庫には、19機の航空機が展示されていますが、これ以上は収容できない状態にあります。
 展示品は、希少なものもあるのですが、一般向けに限定されたものといった印象を受けます。
 エアーパークは広大な空港敷地に併設されているので、展示格納庫を増設することは十分に可能だと思います。
 遠くない将来、「F-4」なども退役しますが、広報目的に限らず、航空自衛隊が使用した装備品や歴史資料の保存などを考えれば、手狭に感じられます。