陸上自衛隊 福島駐屯地創立58周年記念行事見学記録


 2011年10月16日(日曜日)


 陸上自衛隊福島駐屯地創立58周年記念行事を見てきました。
 福島駐屯地には、第44普通科連隊、第11施設群などの部隊が配置されています。

 東日本大震災では、被災地福島県に駐留する部隊として、被災者の救助や生活支援などの他、福島第一原子力発電所周辺地域での行方不明者捜索なども行っています。
 普通科連隊の統率された大きな人的労働力は、行方不明者の捜索や負傷者の救護、被災者の直接支援などに、施設科が保有する重機などの機材は、瓦礫の撤去やライフラインの復旧などに、その実力を発揮したことと思います。
 災害派遣活動の様子は、福島駐屯地のホームページで紹介されています。

 今年は東日本大震災が発生後の開催のため、訓練展示などは行われず、記念式典、観閲行進、戦車や軽装甲機動車などの体験搭乗の他、東日本大震災の災害派遣パネル展などが開催されました。
 今回の駐屯地祭の入場者数は、6,000人を超えたようです。

 今回は2ページに分割して、第1ページには記念式典、2ページには展示品を中心に紹介します。
 陸上自衛隊福島駐屯地のホームページはこちらです。
    http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/kakusta/fukusima_sta/index.html 

 福島駐屯地正面ゲートの様子です。
 近隣場所での開催の好条件だったので、正面ゲートから歩いて入場しました。
 記念式典の開始を待つ福島駐屯地の隊員です。
 観閲式の開始です。
 自衛隊旗の入場、続いて連隊旗などが入場しました。
 観閲官を務める福島駐屯地司令の入場です。
 観閲官の部隊巡閲です。  福島駐屯地司令の訓辞です。
 続いて被災地の代表等も祝辞を述べました。 
 祝辞を述べる「ヒゲの隊長」こと佐藤正久参議院議員です。
 福島市の出身で、PKOイラク派遣では先遣隊長の大役を務めています。 
 続いて行われる観閲走行のため、グランドから転進します。
 後方支援を担当する部隊では、現在も「64式7.62mm小銃」が使用されていました。
 こちらは普通科中隊です。  前列に整列していた2等陸佐から3等陸尉は、「9mm拳銃」を携行していました。
 観閲行進の開始を前に待機する車両です。  観閲走行の開始です。
 始めに福島駐屯地音楽隊が入場しました。
 観閲走行の先頭は、第44普通科連隊本部の車両です。  先頭の「82式指揮通信車」です。
 続いて自衛隊旗の入場です。  第44普通科連隊本部管理中隊です。
 「偵察用オートバイ」です。  写真中央は「1・1/2tトラック(73式中型トラック)」です。
 様々な種類の車両が続きます。
 「1・1/2t救急車(Ambulance)」です。  小型ショベルドーザを積載した「3・1/2tトラック(73式大型トラック)」です。
 第44普通科連隊第1中隊です。
 「高機動車」は「5.56mm機関銃」を搭載してます。
 5.56mm機関銃は、ベルギー製の「MINIMI軽機関銃」を自衛隊仕様としてライセンス生産したものです。
 5.56mm機関銃の取り付けの状態が分かります。
 簡単に脱着することが出来そうです。
 第1中隊の高機動車です。
 荷台には「81mm迫撃砲 L16」を搭載しています。
 「81mm迫撃砲 L16」はイギリスが開発した迫撃砲をライセンス生産したものです。
 前型の64式81mm迫撃砲と比較して、長射程化と軽量化しており、普通科中隊の火力支援を務めます。
 1/2tトラックの荷台には、「87式対戦車誘導弾」が搭載されています。
 第4中隊の「軽装甲機動車」の入場です。
 数が揃うと迫力があります。
 上部ハッチの前方には、「5.56mm機関銃」と防盾が取り付けられています。  第44普通科連隊重迫撃砲中隊です。
 「120mm迫撃砲 RT」を牽引しています。  「120mm迫撃砲 RT」は、フランスで開発された大口径の迫撃砲です。
 牽引用のタイヤが取り付けられているので、機動力に優れ、展開・撤収が迅速に行えます。
 迫撃砲としては大口径で、高い威力があり、長射程で発射速度にも優れています。  第6後方支援連隊第2整備大隊第3普通科直接支援中隊です。
 「3・1/2tトラック(有蓋車)」です。
 荷台のコンテナには、整備用の機材などを積載しています。
 第11施設群第356施設中隊です。
 「92式地雷原処理車」です。  地雷原処理用ロケット発射器2器を搭載します。
 ロケット弾で26個の爆薬を線上に打ち出して地上で爆発させ、敷設された地雷を広範囲に除去できます。
 「75式ドーザ」です。
 装甲が施されたブルドーザーです。
 ブレードが取り付けられた方が車体後方です。
 座席の向きを後方に変えて作業が行えます。
 第377施設中隊です。  前方の3・1/2tトラックは、「83式地雷敷設装置」を牽引しています。
 対戦車地雷を迅速に敷設するための機材です。
 「掩体掘削機」を積載した中型セミトレーラです。  民間仕様の油圧ショベルと異なり、アーム中間付近を回転させてバケットの向きを変えることができます。
 第378施設中隊です。  東北方面後方支援隊第105施設直接支援大隊第2直接支援中隊です。
 前方は「3・1/2tトラック(有蓋車)」、後方は「軽レッカ」です。
 郡山駐屯地からは、第6特科連隊と第6高射特科大隊が参加しました。  「93式近距離対空誘導弾」です。
 個人携行用の91式携帯地対空誘導弾を車載式にして、機動性・即応性を高めています。  「81式短距離対空誘導弾」です。
 射撃統制装置搭載車両に搭載されたレーダーとリンクして、93式近距離対空誘導弾よりも広範囲を攻撃できます。  「155mmりゅう弾砲(FH70)」を牽引する「中砲けん引車」です。
 西独・英・伊が共同開発した榴弾砲です。
 最大射程距離は、通常弾で24km、ロケット補助推進弾で30kmにもなります。
 自走砲よりもコストや整備性などに優れ、多数が配備されており、特科連隊の主力火砲となっています。
宮城県大和駐屯地の「第6戦車大隊」から「74式戦車」が参加しました。
 砲塔上には「12.7mm重機関銃」を搭載しています。
 アメリカが開発した大口径の機関銃です。
 改良型のQCB型のようです。
 配備から37年が経過していますが、自衛隊が保有する戦車の中で最も配備数が多く、主力戦車の座を守り続けています。
 観閲走行の最後は、回転翼機です。
 山形県神町駐屯地の第6飛行隊から参加した観測ヘリコプター「OH-6D」です。
 多用途ヘリコプター「UH-1J」です。