陸上自衛隊 関東補給処創立14周年及び
霞ヶ浦駐屯地開設59周年記念行事見学記録


 第4ページでは、装備品展示の続きと飛行展示を紹介します。
 野外入浴セット2型を使用して、足湯が開設されていました。
 第1師団第1後方支援連隊による「練馬の湯 お江戸」と掲名されていました。
 6名が3時間で開設できます。
 浴槽に必要な約3.6tの水を約42℃の適温まで沸かすのに必要な時間は約45分です。
 入浴可能人数は、1時間に約120人です。
 浄水セットの貯水タンクです。
 貯水タンクの容量は、1個5tです。
 浄水セット(逆浸透型)です。
 野外において、河川や湖沼などから水を汲み上げ、その中に含まれる濁り、細菌、ウィルスを除去して生活用水や飲料水を供給することができます。
 浄水日量は70tです。
 人が1日に最低限必要とする水を2.5リットルで換算すると、支援できる人数は1日当たり2万8,000人になります。
 右側から左側に向かって、原水を段階的に濾過します。
 右から3番目が、10万分の1mmレベルの混質物で雑菌細菌を除去したもので、生活用水として使用できるレベルです。
 一番左側は、さらに逆浸透ろ過をして1,000万分の1mmの細菌レベルの浄水をしたものです。
 戦闘糧食の試食コーナーがありました。
 21種類の戦闘糧食II型が振る舞われました。
 野外炊具1号(改)です。
 試食用の戦闘糧食です。
 野外炊具1号で加熱されていました。
 味見程度の少しばかりの白米と中華風カルビです。
 味付けは、塩っぱくて濃いめでした。
 防弾チョッキ試着コーナーです。
 その奥には、落下傘装着体験コーナーもありました。
 車両用メディカルバック(国際貢献用)です。
 包帯、マスク、医療用手袋、瞬間冷却パック、ガーゼ、創傷保護シート、洗眼器などが確認できます。
 個人携行救急品(国際貢献用)です。
 包帯、止血帯、医療用手袋が確認できます。
 携行医薬品(海外派遣用・南スーダン用)です。
 市販の医薬品が使用されています。
 写真左側 : 化学防護衣4型と防護マスク4型(B)
 写真右側 : 作業用防護衣(タイベックスーツ)
 指向性散弾です。
 アメリカ軍のクレイモアと同類品ですが、重量は約20kgもあり大型です。
 中距離多目的誘導弾です。
 本邦初公開?ということです。
 各種弾薬です。
 一番奥は10式戦車の砲弾ですが、本邦初公開?のようです。
 10式戦車の120mm戦車砲弾で、10式APFSDS-T弾(模擬弾)です。
 外見は、90式戦車の砲弾と変わりありませんが、実弾の威力は強化されています。 
 96式40mm自動てき弾銃です。
 リアサイトは、300mから1,500mまで刻まれています。
 遠距離に修正すると、少しずつ左側に移動します。
 つまり、遠距離を射撃すると着弾位置が右方に逸れるクセがあるようです。
 5.56mm機関銃と89式5.56mm小銃です。
 他には、110mm個人携帯対戦車弾などもありました。
 9mmけん銃です。
 SIG 220をライセンス生産したものです。
 LICENCE SIG SAUERと刻印されています。
 81mm迫撃砲L16です。
 重量約38kg、最大射程約5,600mです。
 12.7mm重機関銃です。  AH-1Sは観閲飛行終了後、早々に格納庫に搬入されました。
 UH-60JAです。  飛行展示を行う「OH-1」と「AH-64D」です。
 初めは、「OH-1」の展示飛行です。  パイロットが手を振っているようにもみえます。
 OH-6DやUH-1Jと比較して、生産機数は非常に少ないので、見られる機会は限られます。  ループ飛行もします。
 機動性の高さが見られます。
 この写真には、大型旅客機が2機写っています。
 成田国際空港まで遠くないので、民間航空機が頻繁に通過していました。
 次は、「AH-64D ロングボウ・アパッチ」の飛行展示です。
 低空での機動飛行や攻撃飛行をしました。
 以下、解説無しで写真のみを掲載します。
左右の写真と比較して見ると分かりますが、ホバリングして30mm機関砲を操作しています。
 戦闘時には、奇襲攻撃や回避行動のため、地上数メートルの超低空高度を飛行し、地形や地上障害物を利用します。
 「AH-64D」が着陸します。  続いて「OH-1」が着陸して、飛行展示のプログラムは終了しました。
「CH-47J」による体験搭乗が行われました。
 後部ハッチから機内が見えますが、機内からはスリルが感じられそうです。  体験搭乗の様子です。
 CH-47が離着陸を繰り返しています。