陸上自衛隊 関東補給処創立14周年及び
霞ヶ浦駐屯地開設59周年記念行事見学記録


 第3ページでは、装備品展示を紹介します。
 観閲行進終了後は、飛行場地区の装備品展示を見ました。
 高機動車です。
 土浦駐屯地武器学校の装備です。
 1・1/2t救急車です。  車内には、血圧・脈拍・血中酸素飽和濃度・心電図を計測する患者監視装置、除細動器、自動式人工呼吸器、輸液ポンプなどの野外生命維持セットが搭載されています。
 除染車3型(B)です。  容量約2,500リットルのタンクと加温装置を搭載しています。
 スプレーガンで除染剤を散布して、汚染物質を除去します。
 化学防護車(B)です。
 本年から、後継型のNBC偵察車の配備が開始されています。
 放射線測定器、ガス検知器などの機材が搭載されており、汚染物質の判別や状況を把握することができます。
 空気浄化装置が装備されており、乗員は保護されます。
 マニプレータが装備されており、汚染された試料を採取することができます。  3・1/2t燃料タンク車です。
 タンク容量は、6,000リットルです。
 この車両は、ガソリンの運搬に使用されています。
 96式多目的誘導弾システム発射器です。
 大型の対戦車・対舟艇用ミサイルです。 
 射程距離が長く、威力も大きいです。
 94式水際地雷敷設装置です。
 水陸両用車両で、海岸に水際地雷原を構成します。  92式浮橋です。
 東日本大震災の災害派遣では、重機などを孤立した地域に輸送するために使用されました。  救難消防車です。
 航空機や燃料施設などの火災に対応するため、大量の水と消化剤を積載しています。
 対戦車ヘリコプター「AH-1S」です。  多用途ヘリコプター「UH-1J」です。
 観測ヘリコプター「OH-1」です。  ロビンソンR44です。
 民間機のようです。
 戦闘ヘリコプター「AH-64D」です。
 僅か11機しか配備されていない希少な装備です。
 AH-64Dは、アメリカが開発した戦闘ヘリコプターです。
 機体下部が側方に大きく張り出した独特のデザインですが、電子機器などを搭載しており、将来のアップグレードなどに対応するため、余裕を持った容積が確保されています。
 機体先端に装備する標準装置のカメラ、センサー類は塞がれていました。
 格納庫での保管状態のままで展示されたようです。
 配備少ないAH64-Dですが、新たな後継機の導入も噂されています。  射撃手席のモニターなどの状態が確認できます。
 AH-1Sの射撃手席の計器類は少ないのですが、AH-64Dは大幅に電子装備が強化されています。
 30mm機関砲です。
 装甲車両にも高い威力を発揮しそうです。
 メインローターの上部には、ロングボウレーダーが装備されてる機体もあります。
 この機体には装備されていませんが、ロングボウレーダーは地上の200を超える目標の探知が可能です。
 内側のパイロンには、対戦車ミサイル「ヘルファイア」、外側には70mmロケット弾、翼端には空対空ミサイル「スティンガー」を装備します。  最大全備重量は10.4tにもなり、AH-1Sの2倍以上です。
 エンジンも大幅に強化されています。
 エンジン部分の装甲は強化されており、23mm機関砲の直撃に耐えると言われています。  機体後部左側には、誘導ミサイルから回避するためのチャフ・フレア射出装置が装備されています。
 被弾率を低減するため、機体幅を細く絞り、正面投影面積を減らしています。  テイルローターは4枚です。
 2枚を重ねていますが、ノイズを低減するため、X型で直角には組み合わせていません。
多用途ヘリコプター「UH-60JA」です。
 「UH-60JA」は、アメリカが開発された「UH-60 ブラックホーク」に独自のを改良を行い、ライセンス生産した機体です。  UH-1HとOH-6Dの2機は、機内に搭乗することができました。
 地対空誘導弾ペトリオットシステムです。
 航空自衛隊第1高射群第3高射隊の装備です。
 レーダ装置(RS)です。  目標の捜索、探知、追随及びミサイル誘導等を行う多機能フェーズドアレイ・レーダーです。
 発射装置(LS)です。  ペトリオットミサイルを搭載、輸送、標準、発射する機材です。
 PAC-3は1個のキャニスターに4発を収納しており、最大16発を搭載することができます。
 射撃管制装置(ECS)です。  高射隊の指揮管制センターとして機能し、全システムを遠隔操作します。
 電源車(EPP)です。
 レーダ装置及び射撃管制装置に必要な電源を供給します。
 03式中距離地対空誘導弾です。
 高射教導隊の装備です。