陸上自衛隊 岩手駐屯地創立55周年記念行事見学記録


 第3ページでは、訓練展示終了後の様子や装備品展示などを紹介します。  訓練展示終了後の会場の様子です。
 暫くの時間、会場では動きがありませんでした。
 訓練展示を終了し、束の間の休息の操作員です。
 4門の155mmりゅう弾砲を見渡せます。
 この場所で見ていれば、もっと迫力が感じられたかも知れません。
 155mmりゅう弾砲が撤収します。  残弾処理の様子です。
 89式小銃で残った空砲を撃って処分しています。
 会場に並んだ74式戦車です。
 訓練展示が終了してから暫くの間、沈黙が続いていました。
 74式戦車が会場から撤収します。  観閲席に向かって(サスペンションで姿勢変更)一礼?して退場しました。
 会場では、装備品展示と体験搭乗の準備が進められました。
駐屯地入口近くには、退役した装備品が展示されています。
 観測ヘリコプター「OH-6D」です。  61式戦車です。
 自衛隊装備の国産化が進められた黎明期のものが展示されています。
 60式装甲車です。
 屋外展示ですが、再塗装されていて保存状態は良好です。
 転輪や履帯には、錆は目立ちません。
 60式自走106mm無反動砲です。
 戦艦ミズーリの40cm艦砲弾です。
 昭和20年7月に釜石市を砲撃した砲弾ですが、昭和52年に製鉄所構内から発見され、自衛隊が処理したと説明されています。
 T-6型航空機(基本練習機)です。
 第二次世界大戦前から生産されていたアメリカ製の練習機で、航空・海上自衛隊に供与されました。
 元々の塗色とは、異なる色の塗料で再塗装されているようです。
 35mm二連装高射機関砲(L-90)です。  155mm(M2)加農砲です。
 アメリカ製の重砲で、第二次世界大戦でも使用されました。
 自衛隊にも供与され、長期間に渡って装備されていました。
 会場では装備品展示の準備が進められています。
 96式装輪装甲車です。
 8輪のうち前4輪で転蛇します。
 装備品展示の準備が進められています。
 運転席ハッチ前方には、ワイヤーカッターが装備されています。
 運転席のペリスコープ部分は持ち上げてスライドさせます。  機関銃座の周囲には装甲板が取り付けられています。
 第9戦車大隊の部隊マークです。
 数字の「9」に跳ね馬のデザインです。
 中隊や車両によって、配色が異なります。
 軽装甲機動車です。
 82式指揮通信車です。  3・1/2tトラックです。
 シェルタの装備は、93式近距離地対空誘導弾野整備器材です。
 内部には、机や棚、器材が収納されたケースなどが見られました。
 油圧グラップルです。
 東日本大震災では、瓦礫の除去などに使用されました。
 爪先圧力は、15tもあります。
 弾薬箱です。
 91式105mm砲 多目的対戦車榴弾、2発入りで重量69.6kgと表示されています。
 74式戦車の近代化改修は殆ど行われていませんが、砲弾は改良されています。
 88式地対艦誘導弾です。  航空自衛隊の80式空対艦誘導弾をベースとして、地対艦誘導弾に改良されたものです。
 誘導弾の全長は約5m、重量約660kgと大型です。
 81式短距離地対空誘導弾です。  コンテナに入っているのは訓練弾(電波弾用)です。
 訓練弾の底部にはスイッチや表示ランプが付いています。  93式近距離地対空誘導弾です。
 車内の状況です。
 一般の高機動車と比較して、助手席前部に器材が設置されているなど細部が異なります。
 偵察用オートバイです。
 市販車を流用していますが、ステーやバンパーなどが取り付けられ、エンジンやホイルなどは黒塗りされています。
 対迫レーダ装置「JMPQ-P13」です。  敵が砲撃した迫撃砲などの弾道から、発射位置の特定するレーダです。
 主要諸元は、目標評定能力10弾、評定速度約18秒、諸元伝達速度約2秒とされています。
 155mmりゅう弾砲(FH70)です。
 この火砲は、イギリス、西ドイツ、イタリアが共同開発したもので、自衛隊には国内でライセンス生産したものが配備されています。
 全長12,400mm(射撃時)、全備重量約9,160kg、最大射程距離は約30kmです。  体育館では、東日本大震災での災害派遣活動などの広報写真展示や、音楽演奏が行われました。
 中央の天幕では、微光暗視眼鏡(個人用暗視装置)の使用体験が行われました。
 微光暗視眼鏡「JGVS-V8」です。
 外光を遮断した真っ暗な天幕の中でも、鮮明に見えました。
 他に「JGVS-V3」も展示されていました。 
 12.7mm重機関銃です。
 89式小銃です。  迷彩服と白色外衣です。
 装具類を装着した状態です。
 人命救助システムです。
 災害派遣に使用される装備で、展示されている物は、エアジャッキ、エンジン削岩機、エンジンカッターなどです。
 史料館も開放されていました。
 館内の写真は省略しますが、駐屯地祭では特別に普段は公開されていない収蔵品が展示されていました。
 10.5センチ榴弾砲です。
 史料館前には、2門の火砲が展示されていました。
 15.5センチ榴弾砲です。
 どちらもアメリカ製の火砲で、第二次世界大戦でも使用され、自衛隊にも供与されました。
 体験搭乗の様子です。
 74式戦車。96式装輪装甲車、軽装甲機動車、1/2tトラックの体験搭乗が行われました。