海上自衛隊 護衛艦「きりしま」「さざなみ」見学記録 |
|
埠頭の様子です。 港湾施設は広く、周辺には駐車場はありません。 臨時駐車場とシャトルバスを利用するのが最善です。 |
護衛艦「きりしま」です。 側には、クレーンやコンベアなどの港湾設備があるため、船体の全てを写真に収めることができません。 |
「きりしま」が埠頭に接岸して、その向こう側に「さざなみ」が停泊しています。 人の大きさと比較すると、船体の大きさが感じられると思います。 |
はじめに、「きりしま」の右舷中央から乗船します。 「きりしま」の艦内を一巡した後、隣の「さざなみ」に乗船します。 |
艦対艦ミサイルが合計6発搭載されています。 最大8発まで搭載できます。 |
「きりしま」には、アメリカ製のハープーン艦対艦ミサイルが搭載されています。 |
マストは高く、様々なレーダーや電子戦装置などが付いています。 | 乗艦した後、艦橋内の通路を通って前部甲板に向かいます。 |
艦橋前部です。 | 写真左側 : 「きりしま」 写真右側 : 「さざなみ」 |
艦橋前方の高性能20mm機関砲(CIWS)です。 主として対艦ミサイルを撃墜するための兵装で、機関砲とレーダーなどが一体となった、独立システムとして構築されています。 |
レーダーの右側に赤外線カメラが取り付けられた型式のもので、光学照準により、水上目標などにも射撃が行えます。 |
艦橋左前方の「多機能レーダー SPY-1D」です。 イージスシステムを構成するレーダーで、艦橋の4面に装備されており、全周の多数目標を探知・捕捉・追跡します。 |
艦橋右前方に装備されたチャフ発射装置です。 |
前部VLS(垂直発射装置)です。 29発の対空・対潜ミサイル、弾道弾迎撃ミサイルが収納されています。 |
1箇所のみ3セル分のハッチが連結されていますが、ここには再装填用のクレーンが収納されています。 |
54口径127mm速射砲です。 | イージスシステムはアメリカ製ですが、艦載砲はイタリア製のものが採用されています。 他の護衛艦に搭載されている76mm速射砲と比べると背が高いです。 |
砲塔のハッチが開放されていました。 砲塔内は無人で操作されますが、ハンドルには「左旋回」「右旋回」と表示されているので、手動旋回用のものと見られます。 |
54口径5インチ砲用教練弾1型です。 127mm速射砲の模擬砲弾です。 |
錨鎖と揚錨機です。 | 消火用ホースは、多くの場所に置かれています。 |
艦橋内の所々には、防弾チョッキが置かれていました。 | 艦橋左側から見た前部甲板です。 甲板を1階とすると、艦橋は6階部分になります。 |
艦橋付近から見たマストです。 | 「さざなみ」が隣接して停泊しています。 「きりしま」の艦橋を見て、艦内の通路を通った後、「さざなみ」の右舷中央甲板から乗船します。 |
艦橋後部に保管された信号旗です。 | 前方側の煙突です。 |
NBC兵器の影響下での作戦行動も考慮されています。 船体に付着した放射性物質などを洗い流すためのノズルですが、至る所に取り付けられています。 |
写真左側 : 信号探照灯 写真右側 : 時鐘 |
艦橋内の様子です。 多くの人のため、艦橋内の写真は部分的なものに限られてしまいました。 |
信号拳銃の保管庫です。 |
状況を把握するための表示札です。 必要な部分裏返して赤色表示させます。 簡単な方式ですが、分かり易いと思います。 |
ノートパソコンが設置されていました。 画面の海図には海底深度が表示されており、GPSと連動しているように見られます。 |
艦橋から見た前方の風景です。 | 右側は、航海灯・信号灯の操作盤です。 左側は、その他の表示灯の操作盤です。 |
操船関係の部分です。 左側が速力、右側が操舵に関する操作部分です。 |
左上のモニターは、ヘリコプター甲板を映しています。 モニターの下は、フィンスタビライザの操作部分です。 |
戦闘態勢表示盤です。 レーダーや兵装、主機などの状態が表示されています。 |
海図台です。 仙台港近辺の海図が広げられています。 |
RRC-22 救命無線機収納袋です。 救命無線機で、艦橋内に保管されています。 |
艦橋内の一室で「SPY ROOM」と表示されています? レーダー関係のオペレーションルームと見られます。 戦闘指揮所は別の場所にあり、非公開とされています。 |
士官寝室です。 生活感が感じられません。 |
写真左側 : 狭くて勾配がきつい階段です。 写真右側 : 通路には、多くの防水扉が設置されています。 |
乗船フロアと見られます。 様々な展示品や装飾品が置かれています。 |
同じフロアに掲示された「きりしま」のプレートです。 |
艦内神社です。 通路の壁に慎み深い趣で建立されています。 旧日本海軍の戦艦霧島と同じく、鹿児島県の霧島神宮から分祀されたものと思われます。 |
写真左側 : 通路に置かれた防火衣や消火用器材 写真右側 : 医務室 |
理髪室もあります。 理容師が乗船しているのではなく、手先が器用な自衛官が調髪を行うそうです。 |
理髪室の使用料は、シャンプーやカミソリなどの消耗品の購入に充てられるということです。 |
3連装短魚雷発射管(水上発射管 HOS-302)です。 主に近距離の対潜用として装備されています。 |
発射管の基本設計は50年くらい前のもので、当時の護衛艦にも搭載されていました。 発射管や搭載される魚雷は改良が続けられています。 |
洋上補給管です。 | 膨張式救命いかだ(投下式)です。 |
左後方から見たSSM発射機です。 | 内火艇です。 |
後部甲板は、ヘリコプター甲板になっています。 後継型のあたご型護衛艦には、ヘリコプター格納庫があり、船体後部の形状は大きく異なります。 |
後部VLSには、61発分のミサイルが収納されます。 |
VLSの一部にもラインが塗装されています。 | 後部構造物です。 高性能20mm機関砲や射撃管制用レーダーなどが配置されています。 |