陸上自衛隊 習志野駐屯地見学ツアー参加記録 |
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このイベントの集合と解散場所は、陸上自衛隊広報センターです。 受付開始時間は、午前7時10分からなので、早い時間に自宅を出発する必要がありました。 |
今年から量産が開始された新型戦車「10式戦車」です。 平成24年6月29日から広報センターに展示されています。 主題から逸れますが、初めて見ることができたので取り上げることにします。 |
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真横からの撮影ですが、柱が邪魔になりました。 開館時間前に出発するので、館内から見ることしかできません。 |
砲身は90式戦車と大差は感じられません。 量産型では、砲身先端に取り付けられた砲口照合機が右側に変更されています。 |
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砲塔右上部には砲手用サイト、その下には対戦車ミサイル誘導レーザーの検知装置、発煙弾発射器はモジュラー装甲に収納されていて、僅かに射出口が見えます。 | 12.7mm機関銃は、車長ハッチを囲むレール上に取り付けられており、全周に旋回できます。 後部には、車長用サイトが装備されています。 |
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車体左後方に取り付けられた銘板です。 4両生産された試作車両のうちの1号車と言われています。 |
イベントホールでは、出発までの待ち時間に「平成24年度富士総合火力演習」のビデオが上映されました。 ここから習志野駐屯地までは、東部方面輸送隊の隊員が運転する大型バス2台に分乗して向かいました。 |
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習志野駐屯地の正面ゲートの様子です。 バス車内からの撮影なので、不明瞭な写真になってしまいました。 |
駐屯地内には、幾つかの場所に分散して、多くの車両が止めてありました。 災害派遣や有事対応のため、一部の部隊は24時間体制で待機しており、第1ヘリコプター団からヘリコプターが到着するまでの約20分間の間に出動準備が整えられるそうです。 |
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駐屯地で配布された第1空挺団のパンフレットです。 | 始めに約1時間、スライドショー型式で習志野駐屯地や第1空挺団の歴史、活動内容などについて、様々なエピソードが織り交ぜられて解説されました。 例えば、空挺団では骨折は怪我のうちに入らず、負傷した隊員は銃剣を添え木にして固定し、訓練を継続したそうです。 |
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東日本大震災での災害派遣活動の様子です。 第1空挺団は、福島第1原発から30km圏内における行方不明者の捜索活動などを行っています。 概況説明の全てを紹介することは出来ないので、省略させて頂きます。 |
概況説明の次は施設見学です。 最初の見学場所は、模擬扉訓練場です。 航空機の内部を模した設備を使用して、降下手順など動作を訓練します。 |
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UH-1訓練台です。 退役した多用途ヘリコプター「UH-1」の機体が使用されています。 |
多扉訓練台です。 | |
C-130訓練台です。 C-130輸送機の座席が再現されています。 |
C-130は軽物料を投下する場合、空挺隊員58名が搭乗できるようです。 座席表には、降下を行う座席の順番が表示されています。 |
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降下の手順が簡単に紹介されました。 高度約340mから降下を行い、約3秒後に空挺傘が自動で開きますが、この間に安全確認を行い、1秒で予備傘の使用を判断しなければならないようです。 ただし、空挺傘が開かなかった例は皆無と言うことです。 |
CH-47訓練台です。 輸送ヘリコプター「CH-47」からの模擬扉訓練に使用されます。 |
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降下の心構え「1 確実」「2 機敏」「3 細心」「4 大胆」「5 協同」です。 模擬扉訓練は、配当時間12時間、実施回数約100回とされています。 |
操縦訓練場です。 パラシュートの操縦方法を訓練します。 平成12年に採用された空挺傘696MIは、吊下許容重量が増加しており、操縦性も向上しています。 |
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操縦訓練は、配当時間12時間、実施回数約30回とされています。 | 左側の壁側部分が基本着地訓練場、右側が走行着地訓練場になっています。 | |
降下時は自然風によって、大きな衝撃が加わるようです。 風速5m/sの環境下では、無風時と比較して、余分に1.5mの高さから落下する衝撃が加わります。 吊下重量130kgの場合で解説されていますが、体重を70kgとしても、吊り下げられる部分の装備品は50kgにもなるようです。 |
基本着地訓練は、1m程度の高さから飛び降りて、着地の動作を身に付ける訓練を行います。 柔道などの格闘技の受け身のような動作を行い、着地時の衝撃を和らげます。 |
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こちらは、走行着地訓練場です。 装具を着装して、移動速度を付けて着地訓練を行います。 |
走行着地訓練は、配当時間4時間、実施回数約20回とされています。 |
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続いて、屋外の施設見学です。 輸送ヘリコプター「CH-47J」の機体で、ローターは撤去されています。 訓練に使用される機材のようです。 |
C-1訓練台です。 C-1輸送機の開発時に、強度試験機として試作された機体が使用されています。 |
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ローディングランプが付いているので、重物料の積み込みの訓練などに使用されているようです。 | 跳出塔です。 この塔の最上階から飛び降りて、降下訓練を体験します。 詳しくは次ページで紹介します。 |
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コンクリート製の構造物は、レンジャー塔です。 古い物なので、現在は使用されていないそうです。 |
現在使用されているレンジャー塔です。 | |
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航空機からの降下訓練を行う前の最終的な降下訓練を行います。 支柱の先端から下がっているワイヤーに、空挺傘と共に吊り上げられます。 4方向に支柱がありますが、風で空挺傘が塔の方向に流されるのを防ぐため、空挺傘が塔から離れる場所を使用します。 |
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この円形の装具に空挺傘を取り付けて、降下塔の上まで吊り上げます。 | ||
空挺傘と予備傘の装着体験をしました。 合わせて約25kgもあるで非常に重いです。 この場所は空挺傘の梱包を行う施設ですが、記念撮影以外の写真撮影は禁止されていました。 |
昼食は隊員食堂で頂きました。(実費自己負担です。) 味付けは良好、ボリューム満点、ご飯とお茶のおかわりは自由です。 1日3食の食事で、3,000calになるそうです。 |