航空自衛隊 第29回百里基地航空祭見学記録


 2013年9月8日(日曜日)


 航空自衛隊百里基地で開催された航空祭を見学してきました。
 残念ながら、今回の航空祭は雨天のため、飛行展示は捜索救難展示の一部が実施されただけで他は全て中止になり、その代わりに、飛行展示の予定だった航空機は、ブルーインパルスも含めて、地上滑走に変更されました。
 百里基地では、来年は航空観閲式が行われるため、一般公開されないことや、テレビドラマ「空飛ぶ広報室」の放映に関連した企画が見込まれることから、今年の航空祭は百里基地に行くことにしました。

 開催前日の深夜に福島市を出発した時には、雨が降っていたのですが、昨年の小松基地航空祭のように、小雨程度に回復すれば、降雨でも飛行してくれるものと期待していました。
 しかし、基地上空の雲は低く、滑走路上空を飛行する航空機が全く見えないほど視界は悪く、昼頃からは本格的な降雨になりました。
 来場者数は雨天にも関わらず、例年並みの75,000人にもなりましたが、荒天のために早めに会場から引き上げる人も多く、混雑は少ないように感じられました。

 今回の航空祭では、飛行展示が行われなかったので、ここで紹介する写真は、例年開催際されている内容とは異なるものがあります。
 第1ページには装備品展示や地上滑走、第2ページには航空機の地上展示を中心に紹介します。
 ポスターの画像は、航空自衛隊百里基地のホームページ(http://www.mod.go.jp/asdf/hyakuri/)から転載しました。

 南門から基地に入ったところです。
 午前7時10分頃の様子ですが、降雨の中で開場を待っています。
 南門の近くには、退役した「F-4EJ改 戦闘機」や「RF-4E 偵察機」が一時保管されていました。
 垂直尾翼やエンジンなどが外されて、痛々しい状態です。
 防衛機密の上で問題のないパーツは取り外して、チャリティーオークションなどで社会に還元できないものかと考えます。
 F-4は、アメリカで空母艦載機として開発されているので、主翼を折り畳むことができます。
 自衛隊機が主翼を折り畳んでいるのは、珍しいそうです。
 開門直後の午前7時22分頃の格納庫東側の様子です。
 まだ混雑はありません。
 折角空いているので、始めにコクピットの公開を見ることにしました。
 航空機装備品展示が行われている格納庫です。
 まだ空いています。
 コクピット公開が行われている格納庫の様子です。
 手前が「F-4EJ改」、奥が「F-15J」です。
 F-15Jのコクピット公開の様子です。
 まだ見学者の列が短いです。
 「T-4 中等練習機」が離陸しました。
 今回の航空祭で唯一撮影できた固定翼機が飛行する写真です。
 この後、通過飛行が行われましたが、雲が低く、機体は全く見えませんでした。
 コクピット公開の見学者の列に並びました。
 今回は、機体の細部の写真は省略します。
 コクピットの写真撮影は禁止されていました。
 昨年は撮影できたそうですが、見学時間が掛かってしまうので、禁止になったということです。
 第305飛行隊の歴代記念ワッペンが展示されていました。  古い物や外国製のワッペンも展示されていました。
 コレクターから見れば、希少なパッチもあるかもしれません。
 今春放送されたテレビドラマ「空飛ぶ広報室」では、百里基地で撮影されたシーンが何度か登場しました。
 台本や記念写真、出演した俳優のサインなどが展示されていました。
 ヘルメットは、撮影に使用されたもののようです。
 ドラマの撮影ポイントには、パネルが設置されていました。  航空機装備品展示格納庫の様子です。
 F-4EJ改の兵装で、手前が「500LBS爆弾」(500ポンド爆弾)、奥が「ASM-1」(80式空対艦誘導弾)です。 
 20mm機関砲弾です。
 弾頭には「20MM DUMMY」と表示されています。
 F-15Jの兵装です。
 主翼下が「AAM-3」(90式空対空誘導弾)、機体下が「AAM-4」(99式空対空誘導弾)です。
 20mm弾の切断見本です。  チャフ・フレアディスペンサーです。
 表示されている英字を見たところでは、チャフやフレアを収納して、発射する装置のようです。
 長距離偵察ポッドです。
 超望遠偵察用カメラで、高々度長距離から左右斜めの撮影が可能です。
 「RF-4EJ」に取り付けられます。
 戦術偵察ポッドです。
 低高度偵察カメラ、高々度偵察カメラ、赤外線偵察装置を搭載しており、昼夜間の撮影が可能です。
 戦術電子偵察ポッドです。
 各種電波を受信し、電波諸元、識別、発射位置などを測定し、同時に地上処理装置にデータの伝送が可能です。
 前方偵察カメラです。
 前方斜め、垂直及び側方斜めの写真を撮影する汎用フレームカメラです。
 偵察航空隊は、大規模災害が発生した場合には、民生協力活動として、被害状況を収集するために、被災地の写真撮影を行うことがあります。
 災害派遣時の活動プロセスについて、説明されていました。
 偵察航空隊第501飛行隊の「RF-4」が撮影した東日本大震災の被災地の写真です。
 第305飛行隊の創隊30周年を記念したモニュメントです。
 平成22年3月31日に竣工されたことが表示されています。
 第501飛行隊のモニュメントです。
 RF-4の垂直尾翼が転用されています。
 部隊マークは、ウッドペッカーが使用されています。
 先程離陸したT-4が着陸しました。  離陸したときには、部隊が確認できませんでしたが、
 バイザーを明けて手を振っています。
 この後、予定されていた航過飛行は、地上滑走に変更されました。
 午前8時30分頃の航空機展示エリアの様子です。
 まだ混雑は少ないです。
 地上滑走が開始されました。
 「U-125A 救難捜索機」が滑走路に向かいます。
 U-125Aの地上滑走の様子です。  続いてRF-4Eの地上滑走が行われました。
 滑走路に向かいます。
 RF-4Eは、航過飛行、偵察飛行、戦術偵察の飛行展示を行う予定でした。  U-125Aが戻ってきました。
 RF-4Eの地上滑走です。
 ドラッグシュートを広げています。
 F-4EJ改が滑走路に向かいます。
 F-4EJ改は、航過飛行、デモスクランブル、対地射爆撃を行う予定でした。
 コクピットの様子です。  RF-4Eが戻ってきました。
3機のF-15がエンジンを始動しました。
F-4EJ改の地上滑走の様子です。
 F-15DJが滑走路に向かいます。
 会場は混雑しています。
 飛行機の飛ばない航空祭ほど残念なことはありませんが、パイロットが手を振ってファンサービスする姿に和らいだ気がしました。  F-15DJの地上滑走の様子です。
 標準ズームレンズを使用していたので、小さな写真になってしまいました。
スロットルが開かれて、エンジン音が響いています。
 F-15Jが滑走路に向かいます。
 午前中は、小雨が降ったり止んだりの空模様でした。
 F-15Jの地上滑走の様子です。
 滑走路から戻ってきました。  パイロットがコクピットから降りる様子です。
 地上滑走終了後、すぐに燃料の補給が行われていました。  茨城県警察のヘリコプターと思われますが、それ程遠い距離ではないものの、悪天候のために霞んで見えます。
 百里救難隊による捜索救難展示の様子です。  「UH-60J 救難ヘリコプター」が負傷者を吊り上げています。
 U-125Aによる捜索活動は、行われませんでした。