三沢基地航空祭2014見学記録


 2014年9月7日(日曜日)


 三沢基地航空祭を見てきました。
 三沢基地航空祭を見に行くのは、東日本大震災が発生した平成23年以来、3年ぶりになります。

 昨年は、アメリカ軍の予算削減のため、アメリカ軍が駐留する岩国基地フレンドシップデーや横田基地友好祭の開催中止、航空祭でのアメリカ軍機展示中止などがあり、三沢基地航空祭の平年通りの開催が危惧されました。
 年に一度は航空祭を見に行きたいと思っていますが、今年の百里基地は航空観閲式のため開催されず、松島基地は東日本大震災の被害から復旧が完了していないため、三沢基地の航空祭に行くことにしました。

 三沢基地は、アメリカ空軍が駐留しているので、独特のお祭りのような雰囲気が感じられることと、アメリカ軍機が数多く展示される特色があるのですが、片道約600kmもの遠路にあることから、二の足を踏んでいました。
 今回は幸運にも、友人に三沢基地近くのビジネスホテルを予約して頂いたので、遠距離だったものの、快適な航空祭を楽しむことができ、国内で初めて展示されたアメリカ空軍の無人偵察機「グローバルホーク」を見ることもできました。

 今回は4ページに分割して、第1ページには航空祭前日の様子、第2ページと第3ページには地上展示機や装備品展示、第4ページには飛行展示を中心に紹介します。
  三沢基地航空祭のポスターは、航空自衛隊ホームページ (http://www.mod.go.jp/asdf/misawa/)に掲載されていた画像を縮小して転載しました。

 三沢基地のメインゲート付近の様子です。
 福島市を日の出前の早朝に出発したので、三沢市には午前10時頃に到着しました。
 初めに基地周辺の威力偵察を実施して、明日の作戦決行のための情報収集をしました。
 三沢空港の様子です。
 基地の様子を見ることができると思い、送迎デッキに行くことにしました。
 送迎デッキの様子です。
 既に多くの人が集まっていました。
 滑走路の一部が見渡せます。
 逆光にならないので、良好な写真が撮影できそうです。
 格納庫の一部などは見えますが、基地の様子は窺えません。
 軍用機は全く見えません。
 管制塔の方向を撮影した写真ですが、基地周辺の様子は全く分かりません。
 10:10発 三沢航空発 羽田着の旅客機です。
 三沢基地の滑走路は、航空自衛隊・アメリカ空軍・民間空港が共用しています。
 2,000L燃料給油車です。
 三沢空港から見ることができた唯一の自衛隊の車両でした。
 三沢航空科学館の特別企画展示を見るために三沢航空を後にしました。
 
 三沢空港に設置された郵便ポストですが、ポストの上には航空機の模型が取り付けられています。
 それにしても「XF-2A」とは、希少な機体が選ばれたものです。
 三沢市内の幾つかの郵便ポストには、このような形で航空機の模型が取り付けられているようです。
 青森県立三沢航空科学館の大空ひろばです。
 午後1時頃の様子ですが、ブルーインパルスの予行飛行を待つ人が多く来ていました。
 フェンスの向こう側は三沢基地の敷地になります。
 フェンスから遠くない場所には格納庫があります。
 フェンスが写真撮影の邪魔になるので、少し離れて基地の様子を見ることにしました。
ブルーインパルスが見えました。
 航空自衛隊の「KC-767空中給油・輸送機」です。
 アメリカ空軍の「F-16戦闘機」なども見えます。
 「A-10攻撃機」や「F-15戦闘機」なども見えます。
 約2kmも離れているので、ハッキリとした写真は撮影できませんでした。
 航空自衛隊の「C-1中型輸送機」ですが、垂直尾翼しか見えません。
 因幡の白兎の部隊マークが表示されているので、鳥取県美保基地に配置されている第403飛行隊の機体と確認できます。
 随分と遠いところから来たものです。
 「OH-1観測ヘリコプター」です。
 「AH-1S対戦車ヘリコプター」と共に飛来しましたが、逆光のため、シルエットにしか写りません。
 多くの自衛隊機やアメリカ軍機の到着も期待していたのですが、見ることはできませんでした。
 ブルーインパルスの予行飛行が開始されます。
 エンジンが始動し、灯火が点灯しました。
 午後1時30分頃ですが、ブルーインパルスが移動を開始しました。
 滑走路東側に移動してします。
 障害物が視線を遮るので、この先の様子は見ることができません。
 4機が離陸を開始しました。
 離陸直後にダイヤモンド隊形に変換しました。  スモークを射出して空港上空を旋回しましたが・・・
 遠くを飛行しており、逆光のため、良好な写真が撮影できませんでした。
 今回は写真撮影を諦めて、予行飛行を楽しむことにしました。
 更に5番機、6番機の2機がスモークを射出しながら離陸しました。
 垂直上昇する機体が引いたスモークにループを描きました。  ブルーインパルスの展示飛行は、2週間前にも東松島夏まつりで見ましたが、その時には距離が近く、曇天だったものの、薄曇で青空も見えたので、比較的良好な写真を撮影することができました。
 今回は、住宅街上空での展示飛行ではないので、大技も行われました。  キューピットですが、曇空なのでスモークがハッキリと見え難いです。
 曇天の場合は、赤色1色でも構わないのでカラースモークが使用されればと思います。 
一部ですが、三沢航空科学館の近くも飛行しました。
 三沢航空科学館には、多くの人が集まっていました。
 良好な写真が撮影できなかったので、ブルーインパルスの写真が少なくなってしまいましたが、航空祭当日は好天だったので、当日のページで紹介することにします。
 予行飛行を終了して着陸します。
 着陸したブルーインパルスです。
 外来機の飛来は期待でないようなので、市内の観光をすることにしました。
 三沢基地のメインゲート近くの広場では、航空祭の前夜祭が行われていました。
 近くのビジネスホテルに宿泊することができたので、夕食は露店のビールとおつまみで前夜祭を楽しむことにしました。
 ステージで行われたカントリーミュージックの様子です。
 ハワイアンショーや旅行券を掛けたジャンケン大会など、様々な催し物が行われました。
 メインゲートの看板はライトアップされていました。
 次のページからは、航空祭当日の様子を紹介します。