防衛省・自衛隊60周年記念 航空観閲式事前公開 場外見学記録


 第3ページでは、観閲式後半部分を紹介します。
 3機のF-15Jが離陸体制に入りました。
 緊急発進展示の開始です。
 対領空侵犯措置を行うため、航空機を緊急発進させます。
 観閲式当日は、首相が緊急発進の指令を下しました。
 1機目のF-15Jが発進しました。
2機目のF-15Jが離陸します。
 観閲式当日は滑走路北側から離陸しましたが、事前公開では南側から離陸しました。
 天候と撮影環境は、当日よりも良かったと思います。
 3機目は緊急発進展示での離陸はしませんでした。
 ブルーインパルスがエンジンを始動しました。
 エンジン音は聞こえますが、垂直尾翼の一部しか見えません。
 2機のRF-4による航空偵察展示が行われました。
 RF-4は、戦闘地域での偵察任務の他、災害発生時において、優れた偵察能力を最大限に発揮します。
 観閲台を中心に展示を行っていますが、上空を旋回する時には、近くから見られることもありました。  パノラマカメラにより、観閲台周辺の撮影を仮定した飛行展示などが行われました。
 RF-4は、10月7日に御嶽山の噴火による災害派遣命令を受け、写真撮影などの情報収集活動を行いました。
 航空祭の飛行展示とは異なり、連続して行われたので、間延びした感じはありませんでしたが、各展示は3項目程度の短い時間に要約されたものでした。  F-15Jによる機動飛行展示です。
 先程、緊急発進展示を行ったF-15Jです。
会場上空を360°旋回した様子です。
 近くを飛行することもありましたが、観閲台から遠い場所である以上、全般的に遠くを飛行する機体を見ることになりました。
 写真は、主に近くで撮影できたものに要約することにします。
 順光で近い場所からの背面は見せてくれません。
続いて、2機のF-2Aによる模擬対地攻撃展示が行われました。
 爆弾投下と20mm機関砲による機銃掃射の模擬展示が行われました。
 滑走路近くでは、爆弾投下に合わせた火薬の爆発や、射撃音の効果音が発せられましたが、気が付きませんでした。
 機体色が濃く、明るい写真が撮影できなかったので、F-2Aの写真は省きます。
 ブルーインパルスが姿を現しました。
離陸準備を整えたブルーインパルスです。
 スモークの射出点検を行っています。  ブルーインパルスの飛行展示の前に、次期輸送機「XC-2」の航空航過飛行が行われました。
 次期輸送機「XC-2」です。
 現在、C-1中型輸送機の後継機として開発されている国産の輸送機です。
 C-1 FTBです。
 44年も前に初飛行したC-1の試作1号機ですが、現在も飛行試験機として使用されています。
 C-1と比較して、XC-2の機体の大きさが分かると思います。
 「C-1」の全長と重量は約29m・約24t、「XC-2」は約44m・約60tです。
 航続距離と貨物積載量は、大幅に向上しています。
 ブルーインパルスの展示飛行の開始です。
 1号機が離陸します。
 1番機から4番機のブルーインパルスが離陸する様子です。
 観閲式当日は、ダイヤモンドテイクオフが行われました。
5番機、6番機が離陸します。
 ローアングル・キューバン及びロールオン・テイクオフです。
 観閲式で行われた飛行展示は、第1課目の一部を省略したもののようです。
 逆光や遠距離などにより、良好な写真が撮影できなかった写真は省き、課目名のみを紹介します。
 ファンブレイクです。
 フォー・ポイント・ロールです。  写真では分かり難いですが、90度ずつロールしています。
 チェンジオーバーターンです。  大きく旋回して・・・
 近づいてきました。
 場所によっては、青空を背景に撮影できました。
 インバーテッド&コンテュニアス・ロールです。
 写真では、機体の姿勢変更の状態を紹介しきれません。
 サンライズです。
 この後、インバーテッド・ロールとスロー・ロールが行われましたが、省略します。
 フォー・シップ・インバートです。
 ボントン・ロールです。
 この後、スモークを切った瞬間、一斉にロールします。
 コーク・スクリューです。  最後はローリング・コンバット・ピッチです。
 青空をバックにロールを描きました。
 ブルーインパルスの展示飛行は、これで終了です。
 展示飛行終了後、次々と着陸しました。
1号機が目前を通過します。
 60周年記念飛行の様子です。
 今年は、防衛省・自衛隊発足60周年を記念して、17機のT-4で「60」の文字を描いています。
 T-4が最も近付いた時の様子ですが、文字には見えません。
 それでも、密集した多数機による編隊は迫力があります。
 着陸したブルーインパルスは見えなくなってしまいました。
 午後0時53分頃に全ての飛行展示が終了しました。
 会場に入場できれば、地上展示機を見ることもできたのですが、外周からの見学なので、今回のレポートはこれで終了します。
 事前公開翌日の茨城県版読売新聞の記事です。
 同紙によれば、航空機約80機、自衛隊員約740人が参加し、観客は約9,000人にも上ったようです。