陸上自衛隊 平成27年第1空挺団降下訓練始め見学記録


 第4ページでは、訓練展示の続きと装備品展示を紹介します。
 訓練展示は最終局面を迎えました。
 自衛隊の砲迫射撃の後、海上自衛隊の揚陸艦によって揚陸された部隊が登場しました。
 先頭は87式自走高射機関砲です。
 多連装ロケットシステムです。  手前からペトリオットミサイル、03式中距離地対空誘導弾、88式地対艦誘導弾です。
 2次展開部隊としては、過大な重装備が投入されました。
 戦闘に最終の決を与える突入部隊が進入してきました。
 10式戦車がスラローム走行で会場に入ってきました。
 155mm榴弾砲、81mm迫撃砲、120mm迫撃砲の各種火砲の支援の下、装甲化部隊が突撃を敢行します。
 10式戦車は行進間射撃を行いました。
 砂埃を巻き上げながら走行しています。  96式装輪装甲車が続きます。
 増加装甲を取り付けたII型です。
 広範囲に各種火砲の砲弾が弾着した様子が表現されています。  会場中央左側から、もう1両の10式戦車が登場しました。
 一般見学席からの距離は遠いです。
 10戦車の後には89式装甲戦闘車が続きます。  74式戦車が登場しました。
 74式戦車は何度か行進間射撃を行いました。
 74式戦車は2両登場しました。
 うち1両の車体には「評支-戦」と表示されており、砲塔前方には評価支援隊の部隊マークが表示されていましたが、装備品展示などで近くから撮影できる機会はありませんでした。
 89式装甲戦闘車が続きます。
突入部隊は会場を大きく蛇行しながら、敵陣地に突撃を行いました。
 揚陸部隊は次々と登場します。  96式装輪装甲車です。
 軽装甲機動車は数両が登場しました。  最後はNBC偵察車が登場しました。
 今回の降下訓練始めを紹介するブログには、例年よりも迫力があったとの書き込みが見られました。
 突撃支援射撃の最終弾が弾着しました。
 演出用の火薬が多量に使用されています。
 ヘリコプター部隊が突撃を支援します。
 空挺部隊、ヘリボン部隊、揚陸部隊の包囲攻撃により突撃は成功し、敵部隊は撃破されました。  目標を奪取した部隊により、空挺部隊の旗が掲げられ、訓練展示は終了しました。
 ここからは、訓練展示終了後の会場の様子を紹介します。
 88式地対艦誘導弾です。
 03式中距離地対空誘導弾です。
 多連装ロケットシステムです。  ペトリオットです。
 会場に続々と部隊が集合してます。
 これから防衛大臣の訓辞が行われます。
 準備が整うまでの間、徒手格闘の演舞が行われましたが、距離が遠すぎます。
 会場から撤収する03式中距離地対空誘導弾発射装置です。
 各種誘導弾は、発射装置のみが参加しました。
ペトリオット・システムの発射器です。
 訓練展示に参加したヘリコプター部隊が紹介されました。  OH-1D、OH-1、UH-1は東部方面ヘリコプター隊、AH-64Dは航空学校霞ヶ浦校、AH-1Sは第4対戦車ヘリコプター隊、CH-47は第1ヘリコプター団からの参加だったかと記憶しています。 
 会場に整列した第1空挺団の隊員です。  中谷元防衛大臣の訓辞の様子です。
 特別輸送ヘリコプター「EC-225LP」です。
 防衛大臣が退場します。
 離陸したEC-225LPです。
 会場を後にして、装備品展示会場に向かうことにしました。
 途中で訓練展示に参加した車両が見られました。
 戦車を洗車していました。 (^-^)
 訓練展示に参加した評価支援隊の74式戦車です。
 会場近くでも装備品展示が行われていました。
 120mm迫撃砲、軽装甲機動車、偵察用オートバイ、空挺傘などが展示されていましたが、混雑していたので、写真は省くことにします。
 千葉地方協力本部のキャラクター千葉3兄妹「千葉衛・未来・翔」が来ていましたが、混雑のため、写真を撮影できる状態ではありませんでした。
 千葉地方協力本部の車両ですが、左右のデザインが異なります。
 自衛隊の車両らしくないゆるいデザインです。
 資材置場の向こう側には、10式戦車が見えます。
装備品展示の10式戦車ではありませんが、良好な位置から撮影することができました。
 後方からは近付いて見ることができました。  第1機甲教育隊の部隊マークと思われます。
 教習車仕様の3・1/2tトラックです。
 習志野演習場には自動車訓練所があります。
 バケットローダです。
 これも自動車訓練所の教習用機材と思われます。
 最後は、装備品展示会場の様子を紹介します。  会場近くには、自衛隊仕様の覆面パトカー?が止めてありました。
 観測ヘリコプター「OH-6D」です。  高機動車をベースにした電源車です。
 ヘリコプターの近くに止めてあったもので、展示品ではありません。
 東部方面ヘリコプター隊の車両です。
多用途ヘリコプター「UH-1J」です。
対戦車ヘリコプター「AH-1S」です。
戦闘ヘリコプター「AH-64D」です。
輸送ヘリコプター「CH-47JA」です。
 ヘリコプター以外の展示品は規制線が近く、混雑していたので、制限された写真しか撮影できませんでした。  ペトリオット・システムの発射機です。
 第1高射隊の装備です。
 地上移動局衛星通信装置「J/VRC-601」です。
 ペトリオットの隣に止められていたもので、展示されていた装備品ではありません。
 NBC偵察車です。
 第102特殊武器防護隊の車両です。
 側面から見た様子です。  NBC偵察車の車体上部に取り付けられた機器です。
 ヘリカルアイソレータの上に取り付けられているので、精密機器であることは推測できますが、用途は分かりません。
 87式自走高射機関砲です。
 高射教導隊第3高射中隊の装備です。
 高射教導隊第3高射中隊の部隊マークと思われます。
 03式中距離地対空誘導弾です。
 高射教導隊第4高射中隊の装備です。
 88式地対艦誘導弾です。
 特科教導隊第6中隊の装備です。
 多連装ロケットシステムです。
 特科教導隊第5中隊の装備です。
 中距離多目的誘導弾です。
 普通科教導連隊対戦車中隊の装備です。
 155mm榴弾砲と中砲牽引車です。
 第1特科隊の装備です。
 陽が傾きかけて逆光気味なので、拡大した写真は省くことにします。
 120mm迫撃砲と高機動車(重迫牽引車)です。
 第1空挺団特科大隊の装備です。
 74式戦車です。
 10式戦車が隣に展示されていたので、比較した写真を掲載することにしました。
 10式戦車です。
 105mm砲です。
 砲身内にはライフリングが刻まれています。
 砲口照合機は無く、砲身にはサーマルジャケットが巻かれています。
 120mm滑空砲です。
 90式戦車よりも威力は向上していますが、砲身は軽量化されており、砲身の肉厚が薄いことが感じられます。
 砲身先端左側の装置は砲口照合機で、熱などにより生じる砲身の僅かな歪みを測定し、照準を補正します。




 名称の通り、74式戦車から10式戦車の制式化の期間は、36年もあります。
 この間の技術革新により、攻撃力・防護力の飛躍的な向上に加え、情報処理システムの搭載によって、戦車を運用する戦術も大きく変革しています。
 第1戦車大隊の部隊マークです。
 ギリシャ神話に登場している伝説の生物ケンタウルスに槍と盾を装備させた事により、戦車と乗員の人馬一体と戦車の「火力・機動力・防御力」を表現しています。
 また、背景は第1戦車大隊の「1」と日本の象徴「富士山」を表し、その白色は隊員たちの国防に対する「誠実さ・真摯な心」を表現しています。
 右上の「<」は第1機甲教育隊第4中隊を表しています。
 左下の「Λ」は富士山の形に見えますが、第1機甲教育隊のマークなのかもしれません。
89式装甲戦闘車です。
 普通科教導連隊第1中隊の部隊マークです。  96式装輪装甲車です。
 中央即応連隊の車両です。
 軽装甲機動車です。  偵察用オートバイです。
 以上で平成27年第1空挺団降下訓練始めのレポートを終了します。