陸上自衛隊 平成27年第1空挺団降下訓練始め見学記録


 第3ページでは訓練展示の続きを紹介します。
 降着した第1空挺団主力は、迅速に陣地地域を確保し、敵の反撃に備えます。
 81mm迫撃砲陣地を設営しています。
 降着直後の敵の攻撃を阻止することは、空挺作戦の成功のために必須の条件と言えます。
 設営が完了した迫撃砲陣地の様子です。
 偵察小隊からは、敵警戒部隊が前進中であることが報告されています。
 遠方では敵警戒部隊の接近に備え、地雷を埋設しているようですが、様子を窺うことはできません。
 敵警戒部隊が現れました。
 地上戦闘が行われている場所は、一般見学席から500~800mくらい離れているので、詳しい様子までは窺えません。
 第1空挺団主力が敵警戒部隊に反撃します。
 遠いので個人装備までは確認できませんが、84mm無反動砲を射撃しているものと思われます。
 敵歩兵が装甲車から下車展開しました。
 敵歩兵に対して、81mm迫撃砲が射撃を開始しました。
 派手に発射煙が演出されています。
 弾着の様子です。
 敵警戒部隊を撃破し、降着地域の確保を完了しました。
 引き続きヘリボン作戦が開始されます。
 距離は遠いのですが、場内アナウンスや無線交信の状況が明瞭に聞き取れ、爆発の演出が過分な程に行われているので、訓練展示の内容が分かり易く伝わってきます。
 観測ヘリコプター「OH-6D」が会場に進入してきました。
 上空から新たな敵情を偵察します。
 観測ヘリコプター「OH-1」が続きます。  若干の機動飛行を行った後、航空偵察を行いました。
 航空偵察によって、装甲車を含む敵増援部隊が前進中であることが確認されました。
 地上戦闘が行われている場所は遠いのですが、ヘリコプターは一般見学席の前を通過して会場から撤収しました。
 戦闘ヘリコプター「AH-64D」が登場しました。
 敵増援部隊を撃破します。
 若干の機動飛行を行いました。  ヘルファイア対戦車ミサイルを発射したという設定です。
 2機の対戦車ヘリコプター「AH-1S」が続きます。  敵増援部隊を撃破しました。
 援護体制に移行し、会場上空に滞空します。
 ヘリボン作戦潜入の援護射撃を行うため、12.7mm重機関銃を搭載したUH-1が登場しました。
 機関銃は機体左側に装備されているので見えません。
 援護射撃により、敵の残存部隊は後退しました。
 UH-1も援護体制に移行し、会場上空に滞空します。
 偵察部隊を搭載したCH-47が登場しました。 
 一般見学席の近くに着陸しました。  偵察部隊のオートバイが、機内から降りる様子です。
CH-47には、偵察用オートバイが6台も搭載されていました。
 偵察部隊は、偵察行動を実施します。  UH-1が2機進入してきました。
 狙撃チームと先遣隊が分乗しています。
 4名の狙撃チームが機体から飛び降ります。  射撃位置に移動する様子です。
 ギリースーツの迷彩効果は非常に高いです。
 先遣隊が搭乗したUH-1です。  先遣隊は戦闘懸垂により降下しました。
 ヘリボン部隊主力の降着を誘導、援護します。
 乗員が手を振っています。
 一般見学席の前を飛行して撤収しました。
 2機のCH-47に搭乗したヘリボン部隊主力が登場しました。
 会場に向かって右側に展開して、先に降着した第1空挺団主力と共に敵を挟撃します。
 先頭の機体からは、重装備をしたまま降下できるリペリングと呼ばれる技術により降下しました。  もう1機からは、速度を重視したファストロープと呼ばれる技術で降下しました。
 CH-47によるスリング輸送です。  高機動車(重迫牽引車)と120mm迫撃砲を懸吊しています。
 スリング輸送はヘリコプターを着地させることなく、迅速な地上への卸下が可能であり、輸送手段が限られる場合に有効です。
 稜線で視界が遮られているので、卸下の様子は見えません。  対戦車部隊が搭乗したCH-47が着陸しました。
 1/2tトラック及び1/4tトレーラが機内搭載されています。
 CH-47から卸下する様子です。
 誘導員の指示により、ゆっくりと前進しています。
 CH-47には、高機動車であれば1台を機内搭載が可能であり、軽装甲機動車の場合は機外懸吊で輸送可能です。
 87式対戦車誘導弾を降ろしているものと見られます。  対戦車小隊が登場しました。
 中距離多目的誘導弾です。
 茂みが走っています。  車体は全く見えませんが、恐らくは1/4tトレーラーを牽引した1/2tトラックと思われます。
 87式対戦車誘導弾を降ろしているようです。
 一般見学席前に張られた立入禁止ロープが写っているので、一般見学席の直近を通って会場から離脱していることが分かると思います。  隊員の顔が写っているのが分かるでしょうか?
 運転席からは前方視界が遮られているため、誘導指示しているものと思われます。
 UH-1が対戦車地雷を散布します。  UH-1に装備された87式地雷散布装置には、対戦車地雷を36個搭載できます。
 以外と広範囲に地雷が散布されました。
87式地雷散布装置を装備したUH-1です。
 事前潜入した偵察部隊を別の島嶼に転用させます。
 CH-47によるエクストラクションロープでの吊り上げにより離脱を開始しました。
 4名の隊員が吊り上げられています。
 エクストラクションロープは、最大6名まで吊り上げることが可能であり、航空機が着陸できない場所においても、隊員を離脱させることが可能です。
 中距離多目的誘導弾が発射準備を完了しました。  対戦車ヘリコプターが会場から離脱します。
 戦闘ヘリコプター「AH-64D」です。
 ヘリコプターが撤収する時には、見学席の前を通過してくれるので、近い距離から飛行する様子を見ることができました。
対戦車ヘリコプター「AH-1S」です。
 OH-6D及びOH-1が再度敵情を偵察します。
 OH-6Dが低空で進入してきました。
 OH-1が続きます。
 急上昇などの機動飛行を行いました。  航空偵察によって、敵部隊が前進中であり、機動打撃の兆候があることが確認されました。
 一方で自衛隊は、戦車を含む重装備の部隊を揚陸させる体制が整いました。
 敵の砲迫射撃が開始されました。
 敵は総力を挙げて降着した空挺部隊を撃破しようとしています。
 装甲車を有する敵機動打撃部隊が現れました。
 敵の機動打撃を阻止するため、AH-64Dが登場しました。  ホップアップして90°ロールしています。
ハイドラ70mmロケット弾で攻撃したという設定です。
 続いて、2機のAH-1Sが攻撃を行いました。  中距離多目的誘導弾が射撃を行いました。
 発射煙が再現されています。
AH-64Dが一般見学席の前を通過して離脱しました。
 敵の装甲車から展開した歩兵をUH-1がドアガン射撃をしました。
 AH-64Dにカメラを向けていたため、ドアガン射撃の撮影を逸してしまいました。
 UH-1に装備された12.7mm重機関銃です。
 次のページでは、訓練展示の続きと装備品展示を中心に紹介します。