陸上自衛隊 平成28年第1空挺団降下訓練始め見学記録

 2016年1月10日(日曜日)


 平成28年第1空挺団降下訓練始めを見てきました。
 このイベントは、昨年に続いて2年連続で見ることができました。

 第1空挺団訓練降下始めは、新年に入って一番最初に一般公開される自衛隊のイベントであり、第1空挺団の1年間の安全を祈願して実施されています。

 このイベントについて、陸上自衛隊のHPから転載して紹介すると、『1月10日、習志野演習場において、第1空挺団の年頭行事である「平成28年降下訓練始め」が中谷防衛大臣の視察の下に行われました。 「島嶼防衛」をテーマに、人員約500名、航空機約20機及び車両約30両が参加し、我が国領土内の島嶼に対する敵国の武力侵攻に対し、陸・海・空自衛隊統合で空挺作戦を行い、当該島嶼を確保するという想定で訓練展示が行われました。』とされています。

 この日は約18,000人もの来場者があり、会場は非常に混雑しました。
 昨年と比較すると、展示内容は若干変更されており、一般来場者の観覧場所から近い場所に装備を展開したり、ヘリコプターが飛行経路などに配慮が見られました。
 また、装備品展示では、機動戦闘車が初めて一般公開されました。

 今回は4ページに分割して、第1ページには訓練展示開始までの会場の様子、第2・3ページには訓練展示、第4ページには訓練展示と装備品展示を中心に紹介します。

 ポスターの画像は、第1空挺団のホームページから転載しました。
 第1空挺団のホームページはこちらです。
  http://www.mod.go.jp/gsdf/1abnb/index.html


 習志野演習場正門の様子です。
 まだ日の出前ですが、会場には多くの車両が入って行きます。
 午前6時30分頃ですが、この時既に約60人もの入場待ちの列ができていました。
 寒い中で長時間待つことになりました。
 まだ周囲は薄暗いのですが、続々と自衛隊の車両が到着しました。  明るくなってきました。
 第1空挺団の軽装甲機動車と高機動車です。
 中央即応連隊の96式装輪装甲車です。
 他には高射教導隊の03式中距離地対空誘導弾発射装置なども見られました。
 空挺後方支援隊整備中隊などの車両です。
 長い待ち時間となりましたが、様々な部隊の車両を見ることができたので、飽きませんでした。
 午前7時30分に開門されました。  手荷物検査所前付近の様子です。
 更にこの場所で長時間待つことになりました。
 輸送ヘリコプター CH-47です。
 逆光なので真っ暗な写真になってしまいます。
 数機のCH-47が到着しました。
 次々と着陸します。  機動戦闘車が走り過ぎて行きました。
 今年の演出に期待が高まります。
 対戦車ヘリコプター AH-1Sです。  戦闘ヘリコプター AH-64Dです。
 近くに着陸しました。  観測ヘリコプター OH-6Dや多用途ヘリコプター UH-1Jなど多くのヘリコプターが到着しました。
 UH-1Jです。
 機関銃架が取り付けられています。
 近くに着陸しました。
 午前8時30分に入場が開始されました。
 手荷物検査所から観閲場所までの距離は約1.2kmあります。
 昨年は歩きましたが、今回はシャトルバスを利用することにしました。
 バスの中から見た様子ですが、多くの来場者で混雑しています。
 2台目のシャトルバスに乗ってきたものの、招待者席に近い場所の前列は一杯になっていたので、昨年とほぼ同じ場所から見ることになりました。
 どうやら正門以外にも入場口があるようです。
 会場に向かって左側の様子です。
 こちらから自衛隊の航空機や部隊が登場します。
 会場に向かって正面の様子です。
 会場に向かって右側の様子です。
 右側の高台が招待者席になります。
 擬装を施した重迫牽引車と120mm迫撃砲 RTです。
 昨年を比較して、120mm迫撃砲が多く見られました。
 昨年は、一般来場者が入場後にも会場準備を行っていたのですが、今年は行われませんでした。
 遠くには、ペトリオットシステムのレーダー装置とアンテナ・マスト・グループが見えました。
 ペトリオットシステムの発射機が移動しています。  会場には、大型モニター搭載車両が設置されていました。
 第1空挺団の活動を紹介する映像などが上映されました。
 輸送ヘリコプター CH-47が近付いてきました。  一般来場者の観覧場所近くを飛行しました。
 昨年と比較すると、多くのヘリコプターが観閲場所近くを飛行しました。
 要人や来賓などが会場に到着しました。  空挺隊員が配置に着くようです。
 自衛隊の迷彩服の迷彩効果の高さが感じられると思います。
 訓練展示の準備が着々と進められています。
 74式戦車が会場に向かっています。
 89式装甲戦闘車です。
 笹薮が視界を遮ってしまいました。
 10式戦車です。  偽装を施した空挺隊員が登場しました。
 01式軽対戦車誘導弾を所持している隊員もいます。
 小さいので分かり難いのですが、黒色の気球が定期的に打ち上げられており、風向きや風速などを観測されていました。
 左側の気球は係留されており、右側の気球は打ち上げられたものです。
 気球です。
 昨年はほぼ無風でしたが、今年は風が強いです。
 訓練展示開始の約10分前です。
 UH-1Jが近付いてきました。
 訓練展示に先立って、1名の隊員が試験降下を行いました。
 落下傘を操縦することなく、風の影響を受けて降下を実施し、風向きや風速を観測します。
 UH-1Jから試験降下員が降下した瞬間です。
 4枚連続の写真になります。
 UH-1Jの高度は約340mです。
 隊員が使用している空挺傘は696M1です。
 雲の無い青空です。
 会場の広さが感じられると思います。
 次のページでは、訓練展示の様子を紹介します。