陸上自衛隊 平成28年第1空挺団降下訓練始め見学記録

 第2ページでは、訓練展示の第1部「各種航空機からの降下訓練」を中心に紹介します。
 訓練展示に先立ち「各指揮官による降下」が行われました。
 3機の輸送ヘリコプター「CH-47」から、第1空挺団及び関係部隊の指揮官が落下傘降下を実施しました。
 先頭のCH-47からは、第1空挺団長、最先任上級曹長、最年少隊員(18歳)、空挺教育隊長、落下傘整備中隊長が降下しました。
 会場の様子です。  落下傘降下の様子です。
2機目のCH-47からは、団本部中隊長、第1~3普通科大隊長、特科大隊長の5名が降下しました。
 3機目のCH-47からは、後方支援隊長、施設中隊長、通信中隊長、関東補給処松戸支所落下傘部長が降下しました。  風が強いので流されることもありました。
 訓練展示の第2部は、「空挺部隊を主体とした島嶼奪還のシナリオ訓練」が行われますが、会場の設定について説明されました。
 習志野演習場を日本の島嶼と仮定して、島嶼奪還作戦が展示されます。
 会場正面の白色の旗が掲げられている場所は、双子台と呼ばれる地点です。
 左方向から自衛隊の部隊が侵入してきます。
 会場右前方の様子です。  黄色の旗が掲げられている地点は馬頭塚です。
 訓練展示開始時には、敵部隊が占拠しています。
 会場右側の様子です。  赤い煙が発生している地点は、自衛隊のレーダーマウントがあると仮定します。
 敵部隊が占拠しています。
 上空から落下傘降下を視察した要人等が着陸します。  観閲席前方に着陸します。
 1機目のCH-47から降機する様子です。  2機目のCH-47です。
 3機目のCH-47です。
 防衛大臣が搭乗しています。
 遠方では、空挺隊員が搭乗した輸送機が上空待機しています。
 先頭から4人目が中谷防衛大臣です。
 遠いので表情までは写りません。
 招待者席は満席状態です。
 訓練展示の開始です。
 始めに自由降下傘による降下が行われました。
 対地高度は約1,400mもあるので、とても遠いです。
 4名の隊員が降下しました。
 酸素マスクなどを装備すれば、最高高度10,000mから降下することが可能であり、その場合、最大約25kmの距離を滑空することができます。
 降下する隊員の様子です。
 因みに、昨年は12名の隊員が自由降下傘による降下を実施しました。
 続いて、多用途ヘリコプター「UH-1」からの降下が行われました。
 UH-1から降下する様子です。  UH-1からは、5名の隊員が降下しました。
 輸送ヘリコプター「CH-47」からの空挺降下です。  CH-47からは、5名の隊員が降下しました。
 輸送機からの降下です。
 C-1輸送機が2機、C-130H輸送機が2機の合計4機からの降下が行われました。
 航空自衛隊のC-1輸送機です。
 航空自衛隊入間基地の第2輸送航空隊第402飛行隊の所属機です。
 1機目のC-1から降下する様子です。  10名の隊員が降下しました。
 2機目のC-1からの降下です。
 同じような写真の繰り返しになってしまいますが、訓練展示の状況を伝えるため、それぞれの機体と降下の様子を掲載することにしました。
 10名の隊員が降下しました。
航空自衛隊のC-130H輸送機です。
航空自衛隊小牧基地の第1輸送航空隊第401飛行隊の所属機です。
 3機目のC-130Hからの降下です。
 飛行高度は地上から約340m、飛行速度は約210km/hであり、概ね東京タワーの高さを走る新幹線の扉から飛び出すことと同じイメージになります。
 10名の隊員が降下しました。
 4機目のC-130Hからの降下です。
 空挺隊員は、航空機の扉から約1秒間隔で飛び出し、約4秒後に落下傘が開傘します。
 連続して降下している様子が分かると思います。
 10名の隊員が降下しました。
最初の登場したC-1です。
2巡目は機体右側の扉から降下しました。
10名の隊員が降下しました。
 2機目のC-1からの降下です。
 C-1輸送機には、完全武装の空挺隊員45人が搭乗できます。
 10名の隊員が降下しました。
 3機目のC-130Hからの降下です。
 C-130H輸送機には、完全武装の空挺隊員64人が搭乗できます。
 10名の隊員が降下しました。
 4機目のC-130Hからの降下です。
 今年は実施されませんでしたが、昨年は20名の隊員による両扉からの同時降下が行われました。
 4機の輸送機から2回の降下を実施したので、合計80名の空挺隊員が降下したことになります。
 第3ページでは、訓練展示第2部「空挺部隊を主体とした島嶼奪還のシナリオ訓練」を紹介します。