海上自衛隊 護衛艦「あきづき」一般公開見学記録

 第2ページでは、乗船後の様子を紹介します。
 右舷中央から乗船して、船体後部のヘリコプター発着甲板に向かいます。
 哨戒ヘリコプター SH-60Kです。
 乗船する少し前から雨が降り出しました。
 SH-60Kの主要任務は、対潜戦、対水上戦、警戒・監視、輸送及び救難、通信中継など多岐にわたります。  機首には、赤外線探知装置やミサイル警報装置など、数々の電子装置が装備されています。
 レスキューホイストです。  メインローターの先端は複雑な形状をしており、積載重量の増加などの性能向上に寄与しています。
 機内には、ディッピングソナーが装備されています。
 海中に吊り下げて潜水艦を捜索します
 磁気探知機です。
 潜水艦の捜索に使用します。
 甲板後方は立入禁止でした。  機体下部に装備された捜索用レーダです。
 チャフ・フレア発射装置です。  隊員の右上腕には、大村航空基地の第22航空隊のワッペンが付けられていました。
 ヘリコプター格納庫の様子です。  ヘリコプター発着甲板の右前方に設置された発着艦指揮所です。
 格納庫内の様子です。  ヘリコプター着艦拘束装置のようです。
 格納庫に掲示されたパネルです。
 あきづきは就役から約4年3ヵ月ですが、総着艦回数は1,599回にもなります。
 左舷甲板を通過して前部甲板に向かいます。
 船体中央に装備された90式艦対艦誘導弾とFAJランチャーです。  90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)です。
 国産初の艦対艦ミサイルです。
 理由は分かりませんが、左右のキャニスタの形状が異なります。  護衛艦あきづきのマスコットキャラクターのようです。
 パンフレットや説明板などに登場しています。
 FAJ(投射型静止式ジャマ―)ランチャーです。
 あきづき型護衛艦から採用された装備です。
 海面近くに浮遊して妨害音を発音することにより、魚雷に対し音響的な妨害を行います。
 魚雷発射管(HOS-303)です。
 主に近距離の潜水艦の攻撃に使用されます。
 短魚雷運搬装てん車のようです。
 カバーが掛けられているので見えません。
 艦内の一部を通過して前部甲板に向かいます。
 前部甲板です。  正面から見た艦橋です。
 高性能20mm機関砲と垂直発射装置です。  高性能20mm機関砲です。
 目標の捜索、追尾、攻撃まで完全自動の独立したシステムであり、対艦ミサイルに対する最終防護兵器です。
 垂直発射装置(Vertical Launching System MK4 MOD29)です。
 対空ミサイルと対潜水艦用アスロックミサイルが合計32発収納されています。
 62口径5インチ砲(5-Inch 62-Caliber Mark 45 Mod 4)です。
 現在、護衛艦に搭載されている最新型の127mm砲です。
 アメリカ海軍の新型弾薬(ERGM・ICM)を発射可能で、射程距離が延伸しています。  船首の錨鎖と揚錨機です。
 艦内見学コースは、左舷を通過して終了です。
 今回は募集人数が制限されていたので、できれば艦橋なども公開して頂ければと思いました。
 魚雷発射管(HOS-303)です。
 前型までの汎用護衛艦とは異なり、船内に装備されています。
 MOD(自走式デコイ)ランチャーです。
 右舷に1基のみ装備されています。
 自走式デコイは、音響的欺瞞を実施しながら自走しすることにより、魚雷を誘引します。
 雨が本降りになる前に、あきづきの艦内見学を終えることができました。
 あきづきは、1週間後の7月17日には、和歌山県で一般公開されました。
 訓練の合間に行われる一般公開は、準備など作業や、降雨や猛暑などの悪天候でも開催されるので、大変ことと察します。
 シャトルバスの中から見た東北方面衛生隊第305救急車隊の1トン半救急車です。
 自衛隊のイベントでは、来場者が体調を崩したり、不慮の怪我をした場合に備えて、衛生隊が待機しています。
 以上で護衛艦あきづき見学記録を終了します。