陸上自衛隊 新町駐屯地創設66周年記念行事見学記録

 2017年4月1日(土曜日)


 陸上自衛隊新町駐屯地創設66周年記念行事を見てきました。
 新町駐屯地は群馬県高崎市にあり、第12旅団隷下の第12後方支援隊、第12施設隊、第12対戦車中隊などの部隊が配置されています。
 陸上自衛隊の駐屯地祭としては、数少ない2日間連続での開催で、初日には観閲式が行われました。
 また、駐屯地内では、桜の開花に合わせて「第27回しんまち桜まつり」も開催され、音楽祭や高崎市内、多野郡内の特産品や飲食物などの販売店が出店されました。

 4月からは各地で駐屯地祭が開催されますが、本年最初のイベント見学は、新町駐屯地を選びました。
 後方部隊が主体の駐屯地ですが、訓練展示には第12ヘリコプター隊の多用途ヘリコプター「UH-60J」の他、74式戦車、155mm榴弾砲も参加し、迫力がありました。
 桜の開花に合わせて開催が予定された駐屯地祭ですが、残念ながら、今年は開花が遅れ、小雨にも降られてしまいました。

 今回は4ページに分割して、第1ページには観閲式開始前までの会場の様子、第2ページには観閲式、第3ページには訓練展示、第4ページには訓練展示の続きと装備品展示を中心に紹介します。

 画像や解説の一部は、陸上自衛隊第12旅団のホームページから引用しました。
   http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/12b/

左側の画像は駐屯地周辺の臨時駐車場などの案内で、中央はプログラムを拡大したものです。
2日目の訓練展示の時間が10分間短いことが気掛かりだったので、初日に行くことにしました。
右側は当日会場で配布された会場案内です。
 駐屯地内には、一般来場者の駐車場は準備されていません。
 駐屯地から最も近い臨時駐車場に車を止めて、駐屯地北門に向かいました。
 駐屯地の北門は、住宅地の裏通りで分かり難い場所にあります。
午前8時に会場されました。
開場直後に仮設スタンドから見た会場の様子です。
 会場に並べられた車両を紹介します。
 第12対戦車中隊の1/2tトラックです。
 79式対舟艇対戦車誘導弾を積載しています。
 第12後方支援隊衛生隊の1/2tトラック、1トン半救急車、野外手術システムです。
 第12後方支援隊補給中隊の1/2tトラック、3トン半燃料タンク車、3 1/2tトラックなどです。  第12後方支援隊第1整備中隊の1/2tトラック、3 1/2tトラック(有蓋車)です。
 会場近くに止められていた車両です。  155mm榴弾砲です。
 81式短距離地対空誘導弾と93式近距離地対空誘導弾です。  戦車のエンジン音が聞こえたので近くに行ってみました。
 車体を前方に傾けています。
 第1戦車大隊第2中隊の74式戦車で、静岡県の駒門駐屯地から持ち込まれました。
 会場の様子です。
 小雨が降っており、水溜まりができています。
 更に会場付近を見て歩くことにしました。
 相馬原駐屯地の第12偵察隊の87式偵察警戒車です。
 中型セミトレーラ2型Bタイプに積載された建設機械です。
 中型ドーザです。  中型セミトレーラに積載された様子です。
 油圧ショベルです。  中型セミトレーラに積載された様子です。
 野外入浴セットを使用して、足湯コーナーが開設されていました。  貯水タンクは、10,000リットル(10トン)の容量があります。
 開場から約45分後の仮設スタンドの様子です。
 仮設スタンドは、中央が招待者限定で、両側は一般来場者に開放されています。
 小雨と寒さのために、まだ閑散としています。
 整然と駐車された第12後方支援隊の車両です。
 「しんまち桜まつり音楽会」のステージです。  音楽会などのプログラムです。
 午後には第12音楽隊の演奏が行われましたが、装備品展示を優先したので見ることはできませんでした。
 しんまち桜まつり売店区域の様子です。
 まだ営業は始まっていませんが、昼食は何にしようかと見て歩きました。
 野外手術システムです。
 会場には2台が止めてあり、それ以外の装備は使用されません。
 駐屯地史料館の近くに常設された装備品を紹介します。
 61式戦車です。
 M24軽戦車です。
 第二次世界大戦中に開発された戦車で、昭和27年アメリカから供与され、61式戦車が配備されるまで使用されました。
 独立第1特車大隊編成の地の石碑です。
 昭和27年11月に新町駐屯地で編成され、現在の第7師団第73戦車連隊の前身に当たります。
 第12対戦車隊編成の地の石碑です。
 74式戦車です。
 保存程度は非常に良好です。
 V-107A ヘリコプターです。
 UH-1H ヘリコプターです。  軽装甲機動車です。
 駐屯地史料館です。
 館内の展示品の紹介は省略します。
 会場近くの桜は咲き始めでした。
 次のページでは、観閲式を中心に紹介します。