陸上自衛隊 霞目駐屯地創立60周年記念行事見学記録

 第3ページでは、訓練展示とヘリコプター体験試乗の様子を紹介します。
 輸送ヘリコプター CH-47Jがエンジンを始動しました。
 間もなく、訓練展示が開始されます。
 会場正面の様子ですが、訓練展示に使用される器材などは配置されていません。
 今年の訓練展示は、大規模地震発生に伴うヘリコプターと輸送部隊による災害派遣を想定したものでした。
 会場に向かって左側の様子です。
 滑走路は、国道60号線と仮定しています。
 大地震によって、国道の一部が陥没したことを説明しています。
 会場右側には、3 1/2tトラックが配置されていますが、大地震で被害を受けた町を表現しています。  訓練展示の開始です。
 被害の情報を収集するため、偵察多用途ヘリコプター UH-1Jが登場しました。
 機体右側には、カメラが搭載されています。
 撮影した情報は、リアルタイムで災害対策本部や首相官邸に配信できます。
 このUH-1Jは、霞目駐屯地に常時待機しており、災害発生時には30分以内に活動が開始できるということです。
 国土交通省東北地方整備局の防災ヘリコプター「みちのく」です。
 機体は、ユーロコプター AS332L-2です。
 先に登場したUH-1Jと同様に、被災地の映像を送信することができます。
 観測ヘリコプター OH-6Dです。
 災害対策本部に被災地の状況を報告しました。
 災害派遣部隊の即応部隊が登場しました。
 道路が陥没して、被災地に到達することができないため、ヘリコプターによる偵察用部隊の投入を要請しました。
 偵察部隊を搭乗させた多用途ヘリコプター UH-1Jが2機登場しました。
 UH-1Jには、偵察用オートバイ1台が積載されていました。
 最大で2台の偵察用オートバイを積載することができます。
 偵察用オートバイは機動力が高く、車両が通行できない地勢でも走破し、情報を収集できます。
 オートバイによる演出です。  被災地の偵察を開始します。
 UH-1Jが2機登場しました。  UH-1Jから災害派遣部隊の先遣隊が降下します。
 逆光なので、詳しい写真は省略します。
 UH-1Jからのリペリング降下は、他の駐屯地祭でも見ることができます。
 4名が降下しました。
 降下後、被災地に向かいます。  UH-1Jと宮城県防災ヘリコプターが登場しました。
 救難員が降下し、負傷者を収容します。  宮城県防災航空隊の防災ヘリコプター「みやぎ」です。
 機体は、ユーロコプター AS365N3+です。
 見られる機会が少ない防災ヘリコプターを撮影したいところですが、スピーカーが邪魔なので、UH-1Jの様子を撮影しました。  負傷者を収容します。
 災害派遣部隊が登場しました。
 通行不能の主要道路を迂回して、被災地に到着したという設定です。
 先導する緊急自動車仕様の1/2tトラックです。
 災害派遣部隊の隊員が乗車した特大型トラックです。  救援物資を積載した特大型トラックです。
荷台には29名くらいが乗車しています。
 特大型トラックから降車しました。  大掛かりな演出です。
 スピーカーが視線を遮ってしまいました。
捜索を開始しました。
 レスキューベストを着用してます。
 携行している装備品は、実際の災害派遣活動を再現してました。
 拡声器を持っている隊員もいます。
 荷台に積載した救援物資をヘリコプターで空輸します。  荷台から物資を吊り上げるのは、難易度が高そうです。
 救援物資を吊り上げる様子です。  捜索及び住民の避難が完了し、災害派遣部隊は次の被災地の捜索救助に転進します。
 続いて、ヘリコプターによる空中消火が展示されました。
 右側からUH-1J、仙台市消防局の防災ヘリコプター、CH-47Jです。
 UH-1Jが消火活動を行いました。
 自衛隊のヘリコプターによる空中消火は、本年4月に福島県浪江町、5月に福島県会津坂下町と岩手県釜石市で発生した山林火災でも実施されています。
 仙台市消防局の防災ヘリコプター「せんだい」が消火活動を行いました。
 機体は、ベル ヘリコプター 412EPです。
 CH-47Jは、約6tの水を吊り下げることができますが、放水は行いませんでした。
 訓練展示終了後、訓練展示の参加部隊が紹介されました。
 東日本大震災や熊本地震では、大規模な災害派遣活動が実施されましたが、自衛隊の活動の関心の高まりに即して、今年の訓練展示は災害派遣活動が行われたのかもしれません。
 訓練展示に参加したヘリコプターが紹介されました。
 災害派遣活動をテーマにした訓練展示なので、火器は登場せず、空砲も使用されませんでしたが、思っていたよりも迫力がありました。
 訓練展示は、午前11時45分頃に終了しました。
 午前11時50分には、大型ヘリ地上滑走の抽選発表が行われるので、抽選結果を確認することにしました。
 当選しました。
 長年、ミリタリーファンをしてきたものの、ことごとくチャンスを逃してきましたが、ようやく幸運が巡ってきました。
 頂いた試乗券です。
 家族で2枚の抽選券を頂いて、1枚の当選でしたが、当然、私が搭乗します。
 試乗券の裏面です。
 抽選券は先着順に配布されます。
 抽選の確認が遅れたので、4回目のフライトになりました。
 試乗券は受付で確認されますが、記念に持ち帰ることができます。
 体験試乗まで時間があるので、会場を見て歩きました。
 救難消防車です。
 駐屯地内の桜です。
 丁度、桜が満開の時期と重なりました。  CH-47Jがエンジンを始動しました。
 体験試乗が開始されます。
 体験試乗の受付をすると、耳栓が渡されました。
 終了後には、記念として持ち帰ることができます。
 1回の飛行で約30名が試乗するようです。
 体験搭乗の前には、紙芝居形式で、第1ヘリコプター隊やCH-47の概要、体験搭乗の注意事項などが説明されました。
 機体後方から搭乗しますが、エンジン音は大きく、排気熱が熱く感じられました。  椅子に貼付されたラベルに目が惹かれました。
 大和駐屯地から持ち込まれたようです。
 記念行事には、近隣の駐屯地から資器材が借用されているようです。
 体験搭乗に向かう管理人です。
 自衛隊のヘリコプターで、飛行を体験するのは初めてです。
 機内は写真撮影が許可されていました。
 機内での一眼レフカメラでの撮影は適切ではないと判断し、コンパクトカメラで撮影したので、画質が劣ります。
 離陸すると、会場の様子が一望できました。  航空自衛隊のCH-47は、機内が密閉されるのですが、陸上自衛隊の機体は、一部が解放された状態なので、怖い感じがします。
 機内のエンジン音は大きく、天井からはエンジンの熱が伝わってきます。
 コクピット側の様子です。
 離陸後は席を立つことができました。
 駐屯地北側の様子です。
 駐屯地東側の様子です。
 地上のヘリコプターの大きさと比較しても、駐屯地の広さが感じられます。
 体験搭乗場所の様子です。
 着陸しました。
 約3分間の体験搭乗を楽しむことができました。
 今度は、エプロンから体験搭乗の様子を見ることにしました。
 離陸直後の様子です。  ゆっくりと上昇しながら、左後方に旋回しました。
 地上滑走なので、低空で飛行場内を一周飛行しました。  戻ってきました。
 着陸する様子です。  ヘリコプターに搭乗することができて、有意義な駐屯地祭になりました。
 以上で霞目駐屯地祭のリポートを終了します。