陸上自衛隊 勝田駐屯地・施設学校開設66周年記念行事見学記録

 2017年11月5日(日曜日)


 陸上自衛隊 勝田駐屯地・施設学校開設66周年記念行事を見てきました。
 勝田駐屯地には、施設科隊員を育成する唯一の教育機関である施設学校、その隷下部隊の施設教導隊のほか、施設教育直接支援中隊などの部隊が駐屯しています。

 施設科は主として、陣地の構築、地雷等の障害構成・処理及び道路や橋などの破壊・構築・修復などを行って、他の部隊を支援する職種です。
 施設科部隊は、任務の特性上、多くの建設機械を保有しているため、災害派遣や国際平和協力活動などでの活躍が期待されています。

 施設団や施設群などの施設科部隊は、幾つかの駐屯地に分散して配備されているので、ほとんどの駐屯地祭では、一部の施設科装備しか見ることができませんが、今回の駐屯地祭では、調達数が少ない希少な装備品などを見ることができました。

 今回は4ページに分割して、第1ページには観閲式の様子、第2ページには観閲行進、第3ページには訓練展示、第4ページには装備品展示を中心に紹介します。

 文面の一部は、北関東防衛局広報第82号から引用しました。
 画像の一部は、陸上自衛隊のホームページから引用しました。
   http://www.mod.go.jp/gsdf/index.html

  
会場で配布されたプログラムです。
 午前7時40分頃、勝田駐屯地に到着しました。
 前回の三沢基地航空祭では、豪雨に見舞われましたが、今回は朝から晴天でした。
 正門の様子です。
 開場の約1時間20分前ですが、既に入場待ちの長い列ができていました。  多用途ヘリコプター UH-1Jが到着しました。
 着陸します。  会場北側には、ネットが設置されていたので、外から会場の様子は見えません。
 午前9時に開場されました。  観覧席の様子です。
 一部が一般に開放されていました。
 観覧席の最前列に座ることができました。  体験搭乗の整理券配布所は、混雑していなかったので、並ぶことにしました。
 90式戦車の整理券を入手した後にも、94式水際地雷敷設装置の整理券が入手できました。
 観閲式は午前10時から開始されますが、時間があるので、会場を見て歩くことにしました。
 81式自走架柱橋です。
 第5施設群第394施設中隊の装備です。
 新潟県上越市の高田駐屯地からの参加です。
 架設作業の初期段階が行われた状態です。  07式機動支援橋です。
 現在では、大半の師団・旅団に配備されていますが、車両に積載された状態で展示されることが多く、
架橋作業が行われた状態で展示されることは少ないと思います。
 橋節運搬車です。  施設教導隊架橋中隊の装備です。
架設車です。
ビーム(ガイドビーム)と橋節の一部が組み立てられていました。
 架設車は、ビーム(橋桁中央部分)と橋節を組み立てます。  橋節やビームを吊り上げるクレーンです。
 ガイドビームです。  橋節をガイドビームの上に乗せて、対岸側に送り出して組み立てます。
最大で約60mの橋を架けることができます。
連結されたガイドビームは、短縮された一部になります。
 ビームの先端部分です。  後方から見た様子です。
 07式機動支援橋と81式自走架柱橋は、架設展示が行われました。  観閲式開始の約30分前になり、観閲部隊が入場準備を開始しました。
 駐屯地内には、多くの車両が並べられていました。  平成27年9月に発生した関東・東北豪雨では、鬼怒川が決壊し、茨城県常総市付近では甚大な被害が発生しました。
 この災害では、勝田駐屯地を始めとした陸上・海上・航空自衛隊が、災害派遣活動を実施しました。
 様々な飲食店が出店していました。
 飲食物の種類は多いように思います。
 第1空挺団が装備品展示を行っていました。
 残念ながら、降下展示は行われませんでした。
 会場の様子を紹介します。
 向かって左側の様子です。
 正面の様子です。
 観閲行進に参加する車両が並べられています。  10式戦車も見えました。
 会場には、訓練展示で使用される施設が準備がされていました。  観閲式の開始です。
 初めに、施設学校音楽隊が入場しました。
 観閲部隊が入場します。
 会場後方は、ネットが設置されているので見えません。
 会場に整列した観閲部隊です。
 各部隊の指揮官が入場しました。  1/2tトラック4台で入場しました。
 観閲部隊指揮官の入場です。  観閲官の入場です。
会場に整列した観閲部隊です。
 国旗の入場です。  巡閲です。
 観閲式の様子は省略します。
 棟の上では、自衛隊記念日観閲式と同様に、観閲部隊に旗を振って号令を伝えていました。   観閲式の終了後、観閲部隊は退場して、観閲行進の準備を進めます。
 続々と観閲部隊が退場します。  車両に乗車しています。
 第2ページでは、観閲行進の様子を中心に紹介します。