陸上自衛隊 船岡駐屯地創立59周年・第2施設団創隊57周年記念行事見学記録

 2018年4月8日(日曜日)


 陸上自衛隊 船岡駐屯地創立59周年・第2施設団創隊57周年記念行事を見てきました。
 船岡駐屯地は、宮城県柴田郡柴田町に所在し、第2施設団本部及び団本部付隊、第10施設群、第104施設器材隊、第301水際障害中隊、第312ダンプ車両中隊、第105施設直接支援大隊、東北補給処船岡弾薬支所などの部隊が駐屯しています。

 船岡駐屯地の創立記念行事に行くのは3年ぶりでしたが、今回のイベントの各所には、様々なアイデアが盛り込まれており、非常に有意義で楽しむことができました。
 今回は、他の駐屯地祭では見ることができない希少なイベントや、特別な演出などに(★~★★★)を付けて、説明することにしました。
 私の主観になりますが、★が多いほど希少な内容であることを示します。

 今回は12ページに分割して、第1ページには観閲式開始までの様子、第2ページには観閲式、第3~5ページには観閲行進、第6ページは格闘展示、第7~9ページには訓練展示、第10ページには91式戦車橋の撤収の様子、第11ページには94式水際地雷敷設装置の試乗、第12ページには広報コーナーを中心に紹介します。

 ポスターの画像は、陸上自衛隊東北方面隊のホームページから引用しました。
    http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/neahq/index.html

 この時期は、桜の開花時期に合わせて各地で駐屯地祭が行われます。 近隣で開催される駐屯地祭は、第1師団の創立記念行事が行われる練馬駐屯地や、第1空挺団が駐屯する習志野駐屯地の創立記念行事は行ったことが無いので、是非行って見たいと思っていました。 新町駐屯地は2日間に渡って開催されるので、前日に新町駐屯地に行き、翌日には他の駐屯地と2日連続で行きたいとも考えました。 中央即応連隊が駐屯する宇都宮駐屯地の訓練展示は迫力があります。 悩ましいところですが、今年は自宅から近い船岡駐屯地に行くことにしました。
 駐屯地祭の様子を紹介します。 開門時間の約1時間前に到着しましたが、会場待ちの列は約40人で混雑していませんでした。  軽装甲機動車や東北方面音楽隊などの車両が、続々と到着しました。
 駐屯地内から3機のヘリコプターが飛び立ちました。 観測ヘリコプター OH-6Dです。  多用途ヘリコプター UH-1Jです。
 対戦車ヘリコプター AH-1Sです。  開門前に土砂降りになってしまいました。 前日の天気予報では曇りのち晴れでしたが、当日の予報は降水確率は30%に上昇していました。
 幸運にも、開門後に雨が上がりました。 まずは、94式水際地雷敷設装置の試乗整理券を入手することにしました。 船岡駐屯地では、希少な水上走行を体験をすることができます。(★★★)  早めに並んだつもりでしたが、午後からの試乗になりました。
 看板に表示された船岡駐屯地の部隊です。 上段が主要部隊で下段は小規模の支援部隊ですが、後に紹介するイベントで登場します。
 イベント案内の看板です。 正面案内でも頂きましたが、土砂降りに降られてボロボロになってしまいました。  会場の様子を紹介します。 会場に向かって左側の様子です。 訓練展示では自衛隊の部隊が登場します。 74式戦車、油圧ショベル、155mm榴弾砲などが配置されています。
 74式戦車が2両です。 岩手駐屯地の第9戦車大隊からの参加です。  油圧ショベルと1 1/2tトラックです。
 155mm榴弾砲が2門です。  会場に向かって正面の様子です。 写真右側には、83式地雷敷設装置が見えます。
 83式地雷敷設装置です。 この場所にあるということは、訓練展示に参加することが期待されます。  会場に向かって右側の様子です。 訓練展示では、対向部隊が配置します。
 鉄条網が設置され、155mm榴弾砲1門が配置されています。  155mm榴弾砲です。
 観閲式まで時間があるので、装備品展示を見ることにしました。 重レッカです。  架橋器材が展示されていました。
 81式自走架柱橋です。 架橋機材は、昨年の勝田駐屯地祭で詳しく撮影しているので、今回は省略します。  92式浮橋の動力ボート運搬車です。
 92式浮橋の橋節運搬車です。  92式浮橋が架設されており、歩いて渡ることができました。(★★)
 正面から見た様子です。 90式戦車の重量にも対応しており、渡河することができます。  動力ボートです。
 水上に設置された動力ボートが見られる機会は希少です。(★★)  正面から見た様子です。
 動力ボートは、浮橋が河川の流れに流されないように、河上側に押す役割があります。
 92式浮橋の中程から見た池の様子です。 駐屯地内には訓練用の大きな池があります。 94式水際地雷敷設装置やボートの水上試乗が行われましたが、その様子は後から紹介します。  92式浮橋の路面です。
 92式浮橋を河川に卸下する様子です。
 以下3枚の写真は陸上自衛隊のGoogleフォトから転載しました。
   https://get.google.com/albumarchive/115305223408918522377?source=pwa
戦車や車両が通行する様子です。
艀のように車両を輸送することができます。
 約70mの架設橋が架設されていました。 次のページでは、観閲式の様子を紹介します。