海上自衛隊 護衛艦「さわぎり」「とね」見学記録

 2018年7月15日(日曜日)


 福島県相馬港において、海上自衛隊の護衛艦「さわぎり」「とね」が一般公開されました。
 相馬港で、海上自衛隊の艦艇が一度に2隻一般公開されるのは、初めてのようです。

 この日は、午前に仙台港で行われた「すずなみ」と「うみぎり」の一般公開を見た後、相馬港で行われた艦艇一般公開を見ることにしました。

 今回、公開された護衛艦を簡単に紹介すると、護衛艦「さわぎり」は、あさぎり型護衛艦の7番艦として建造され、平成2年3月に就役しました。
 第13護衛隊に配備されており、佐世保基地を定係港としています。

 護衛艦「とね」は、あぶくま型護衛艦の6番艦(最終番艦)として建造され、平成5年2月に就役しました。
 第12護衛隊に配備されており、呉基地を定係港としています。

 今回は、3ページに分割して、第1~第2ページは護衛艦さわぎり、第3ページは護衛艦とね、陸上自衛隊の装備品展示を中心に紹介します。

 画像の一部は、自衛隊福島地方協力本部のホームページから引用しました。
   http://www.mod.go.jp/pco/fukushima/
あさぎり型護衛艦 (DD"ASAGIRI"Class)
基準排水量
3,500t(「はまぎり」以降は3,550t)
馬 力
54,000馬力
主機械
ガスタービン4基2軸
乗 員
約220名
速 力
約30ノット
主要寸法
長さ 137m、幅 14.6m、深さ 8.8m、喫水 4.4m(「はまぎり」以降は4.5m)
主要兵装
62口径76ミリ速射砲1基、SSM装置一式、短SAM装置一式、アスロック装置一式、3連装短魚雷発射管2基、高性能20ミリ機関砲2基、哨戒ヘリコプター1機
同型艦
151「あさぎり」、152「やまぎり」、153「ゆうぎり」、154「あまぎり」、155「はまぎり」、156「せとぎり」、157「さわぎり」、158「うみぎり」


あぶくま型護衛艦 (DE"ABUKUMA"Class)
基準排水量
2,000t
馬 力
27,000馬力
主機械
ガスタービン2基、ディーゼル2基 2軸
乗 員
約120名
速 力
約27ノット
主要寸法
長さ 109m、幅 13.4m、深さ 7.8m、喫水 3.8m
主要兵装
62口径76ミリ速射砲1基、SSM装置一式、アスロック装置一式、3連装短魚雷発射管2基、高性能20ミリ機関砲2基
同型艦
229「あぶくま」、230「じんつう」、231「おおよど」、232「せんだい」、233「ちくま」、234「とね」
護衛艦の主要項目と写真は、海上自衛隊のホームページから転載しました。
  http://www.mod.go.jp/msdf/

 仙台港での護衛艦一般公開を見た後、相馬港には午後1時頃、到着しました。  護衛艦さわぎりです。 仙台港では、姉妹艦の「うみぎり」を見てきましたが、イベントの演出には違いがあるはずなので、期待しています。
「さわぎり」の後方には、「とね」が停泊しています。
 記念写真撮影用の看板が準備されていました。  船首部分です。
 「さわぎり」の艦橋とヘリコプター格納庫です。  さわぎりの旗です。
 乗艦するには手荷物検査をを受けますが、混雑はありませんでした。  埠頭では、陸上自衛隊神町駐屯地の第6音楽隊による音楽演奏が行われてました。
 日差しが強くて暑いのですが、海霧が発生していました。 クレーンは下の一部しか見えません。  見学順路は、「さわぎり」に乗艦した後、「とね」に乗艦します。
 右舷中央から乗艦して、船首に向かい、左舷を通ってヘリコプター甲板となります。  甲板は混雑しているように見えますが、乗艦待ちの列は、少しずつ進んでいます。
 一部だけでしたが、乗艦待ちの間に聴き入ることができました。  複合型作業艇です。
 艦対艦誘導弾 ハープーンです。 8発搭載されていました。  乗艦までの待ち時間は、10分も掛かりませんでした。 午前は混雑していたようです。
 タラップの直近に設置されたウェルカムボードです。 「さわぎり」が所属する第13護衛隊司令、艦長、副長、先任伍長が紹介されていました。  見学の列の進行がゆっくりだったので、通路に設置された装備品を見てみました。 照明は船舶用の耐振用電球が使用されていました。
 膨張式救命いかだです。  74式アスロックです。
 62口径76ミリ速射砲です。  この時、幸運にも動作展示が行われたので、見ることにしました。
 間近から、76ミリ速射砲の動作展示を見るのことができました。  76ミリ速射砲にロックオンされました。 次のページに続きます。