陸上自衛隊 平成30年度富士総合火力演習(学校予行)見学記録

 第12ページでは、後段演習の続きを紹介します。 先遣小隊が要点を確保した後、輸送ヘリコプター CH-47に車両を機内搭載した中隊主力が登場しました。  CH-47は2機登場しました。 風雨のため、レンズが雨で濡れてしまいます。
 ダウンウォッシュのため、水飛沫を巻き上げています。 CH-47JAは、陸上自衛隊が保有する最大のヘリコプターです。  機内に搭載した車両と部隊を降着させます。
 高機動車は、CH-47JAの貨物室ギリギリの大きさです。  機内から見た様子です。 この写真は、滝ヶ原駐屯地のHPに掲載された写真を転載しました。
 降着した部隊は、上陸する部隊を援護し、戦闘加入します。  水陸両用車に対して、敵の火力が指向されました。 水陸両用車は発煙弾により、敵のミサイルの誘導を妨害し、陣地変換します。 発煙弾発射機の他、排気口から煙幕を展開しています。
後段演習のクライマックスを思わせるような演出です。
 水陸両用車が陣地変換します。  広範囲に煙幕が展開しました。
 自衛隊が導入予定するV-22 オスプレイです。 即応機動連隊が確保した空港及び水陸機動師団が確保した地域を使用して、主力部隊が上陸します。  偵察小隊の偵察用オートバイが登場しました。
 オート班は偵察の結果、陣地、車両、敵の兆候を発見しました。 87式偵察警戒車及び迫撃砲の射撃により敵情を解明します。  87式偵察警戒車が登場しました。
 87式偵察警戒車が敵の兆候のある地点に対して、不意急襲射撃を行いました。 敵に位置を特定されることを避けるため、射撃後、直ちに離脱しました。  偵察小隊は、敵陣地及び戦車を含む車両多数を確認しました。 偵察ヘリコプター OH-6Dが観測準備を完了しました。
 攻撃開始に先立ち、第一線部隊の攻撃前進を容易にするため、攻撃準備射撃が開始されました。  攻撃を射撃支援するため、16式機動戦闘車が登場しました。
 敵戦車に対して、87式対戦車誘導弾を発射しました。  87式対戦車誘導弾が命中した様子です。
 16式機動戦闘車が敵戦車に対して射撃しました。  施設部隊の障害処理を援護するため、特科部隊が障害処理支援射撃を開始しました。
 発煙弾を以て煙伏すると共に、障害処理を妨害する敵部隊に対して、制圧射撃を行います。 発煙弾は広い地域を覆い隠しています。  92式地雷原処理車が登場しました。 敵陣前の地雷原を処理し、戦車用通路を開設します。
 92式地雷原処理車が地雷原処理用ロケット弾を投射しました。 会場右稜線と左稜線の2ヶ所から投射されましたが、右稜線の車両しか見つけることができませんでした。  地雷原処理ロケットに収納された爆薬ブロックが展開する様子です。 ピントが合いませんでした。
 92式地雷原処理用ロケット弾には、26個の爆薬ブロックが内蔵されています。 この爆薬ブロックの爆発で地雷を爆発処理して、一挙に戦車用通路を開設することができます。 今回は、実際の爆薬ブロックを4分の1に減らしたものが使用されました。  特科部隊が前進支援射撃を開始しました。
 16式機動戦闘車は、陣地変換を繰り返しながら、射撃を行っています。  16式機動戦闘車が行進射撃する様子です。 次のページに続きます。