陸上自衛隊 平成30年度富士総合火力演習(学校予行)見学記録

 2018年8月23日(木曜日)


 平成30年度富士総合火力演習(学校予行)を見てきました。
 富士総合火力演習の一般公開は、8月26日(日曜日)に行われましたが、今回はその前に行われた学校予行を見ることができました。
 改めて説明の必要は無いと思いますが、富士総合火力演習について、陸上自衛隊のホームページから転載すると、「富士総合火力演習は、陸上自衛隊が行うイベントの中で最も人気があり、戦車やヘリコプター、様々な火砲など、普段は目にすることができない装備品等の実弾射撃を間近でご覧いただくことができます。
 本年度も、昨年度に引き続き、「島嶼部に対する攻撃への対応」場面を想定した演習を予定しており、「即応機動する陸上防衛力」の一端を担う16式機動戦闘車や水陸両用車などの主要装備品が登場するとともに、航空自衛隊のF-2戦闘機も飛来予定です。」と紹介されています。

 一般公開当日は、隊員約2,400名、戦車・装甲車約80両、各種火砲約60門、航空機約20機、その他の車両 約700両が参加し、来場者は約24,000人にもなりました。
 今年の抽選倍率は、応募総数 約15万通、応募倍率 約28倍ということです。

 今回は、第1~3ページには、演習前に行われた点検射の様子、第4ページには演習場整備の様子、第5~9ページには、前段演習、第10~13ページには、後段演習の様子、第14ページには、装備品展示の様子を紹介します。

 文面の一部やポスターの画像は、防衛省陸上自衛隊のホームページから引用しました。
  http://www.mod.go.jp/gsdf/index.html

 
 今回は、富士総合火力演習(学校予行)を取材してきました。 写真右側は、頂いた報道関係者向けの駐車券です。 画像は複製防止のため、色調を加工しています。  夜間演習も取材するので、2泊3日の旅行を計画しました。 自宅から会場までの道程は、片道約393kmもあり、約5時間25分も掛かります。 1日目と3日目は、観光などで寄り道したので、総走行距離は1,000km近くになりました。
 念のため、前日に駐車場の場所を確認しましたが、終えた頃には、陽が沈みかけていました。  前日にテレビで天気予報を確認したところ、雨の予報でした。 降水確率50%は、確実に雨が降ります。 台風20号が接近しており、翌日午後6時までの24時間の予想雨量は、多いところで50mmでした。

 当日の朝、天気予報が好転していないのか、再度確認したところ、午前の天気は持ちそうでした。  午前6時頃、会場に到着しました。
 会場出入口に混雑はありません。  会場に向かって最も左側のFスタンドです。 会場出入口は空いていましたが、他のスタンド席後方には長い入場待ちの列ができていました。
 Fスタンドの後方には、無線搬送装置1号 JMRC-C17/R17と思われる機材が設置されていました。  Fスタンド席の右側にあるAスタンドには、報道席と表示されていました。
天候は最高です。 会場には、13両の戦車と機動戦闘車が並んでいました。
 向かって左側には、16式機動戦闘車と10式戦車が展開しています。  右側には、90式戦車が並んでいます。
 87式自走高射機関砲が2両登場しました。  Aスタンドの最上段席から見たスタンド席とシート席の様子です。 雲が日差しを遮ると、暗い写真になってしまいます。
 報道席は、Aスタンド席の上段か、Fスタンド前シート席の前方のどちらかを選択することができました。  左側稜線の10式戦車が、赤色の訓練用標旗を掲げました。 演習前の点検射が行われます。
 16式機動戦闘車も赤色の旗を掲げました。  機動戦闘車の実弾射撃を初めて見ました。 演習時よりも、会場が混雑する前の試射の方が、発射音が大きく聞こえるような感じがします。
 機動戦闘車が射撃を行う中、偵察用オートバイが登場しました。  ジャンプ台の前に集合しました。
 87式自走高射機関砲が射撃を行いました。  16式機動戦闘車の射撃の様子です。 早く会場に到着できれば、演習前の試射の様子を見ることができます。
 10式戦車が前進しました。 16式機動戦闘車と射撃を交代します。  16式機動戦闘車が退場します。 演習での機動戦闘車の活躍を期待してしまいます。
 特科部隊も射撃を行いました。 155mmりゅう弾砲の陣地は、Aスタンドから見て左斜め前方の砲煙が上がっている場所ですが、遠く離れています。  特科部隊が射撃した砲弾が着弾しています。
 オート班(偵察教導隊)が訓練を行っています。  偵察用オートバイの荷台には、アヒルの人形が乗っています。 小さいのでカメラの望遠では確認できません。
10式戦車が一斉射撃を行う様子です。
10式戦車が退場します。
 90式戦車が撤収します。  90式戦車が退場する様子です。 スタンド席は会場から少し離れますが、連続して走行する様子は迫力があります。 次のページに続きます。