陸上自衛隊 東北方面隊創隊58周年記念行事見学記録

 最終ページでは、その他のイベントなどを紹介します。 防衛館を見ることにしました。  防衛館には、常時約500点の資料が展示されています。 戦国時代、明治から昭和の陸軍、陸上自衛隊に関する写真・収蔵品等を通じて、郷土を守る人々の姿を知ることができます。
 太平洋戦争当時に使用されていた空襲警報サイレンです。  空襲警報サイレンの説明です。 仙台駐屯地は、陸軍の弾薬製造工場の跡地と言うことです。
 観測ヘリコプター OH-6Dです。 防衛館の前には、退役した装備が展示されていました。 装備品展示会場のOH-6Dは混雑していましたが、こちらは空いていました。  105mm榴弾砲です。
 155mm加農砲M2です。  アメリカ軍が第二次世界大戦時に使用した火砲で、自衛隊にも供与されました。 
 203mm榴弾砲M2です。 155mm加農砲の口径を拡大した派生型なので、外観が似ています。  昭和29年から陸上自衛隊に供与が開始されました。 昭和58年から203mm自走榴弾砲の調達が始まり、平成6年までに全て退役しました。
 整備記録が残されていました。  防衛館の前には、61式戦車と74式戦車が展示されていました。
 61式戦車です。 良好な状態で保存されていました。  74式戦車です。
 防衛館の館内の一部には、東日本大震災の災害派遣活動の写真が展示されていました。  体験搭乗会場の近くに展示された74式戦車です。 1両が体験搭乗用の座席などが取り付けられた状態で、写真撮影コーナーとして展示されていました。
 戦車体験搭乗には、74式戦車が5両使用されました。  歴史群像 2018年12月号では、4ページに渡ってリヤカーが特集されました。 安価で取扱いが簡便なリヤカーの普及は陸軍の目にも止まりました。 初陣は昭和7年の上海事変で、馬車や自動車が侵入できない最前線の陣地への弾薬の輸送に活躍したと説明されています。
 売店及び特産品コーナーの様子です。  ミニコンサート会場の様子です。 東北方面隊音楽隊による音楽演奏が行われました。
 救護所です。 東北方面衛生隊が開設していました。  スタンプラリーに挑戦しました。 駐屯地内に7ヶ所設置されたスタンプを探しました。
 スタンプラリーの景品はボールペンでした。 意外にも多くの人が挑戦していました。  駐屯地の正門近くには、洋風の建物がありましたが、何の建物なのか気になりました。
 案内係のWACの方から、お茶会に誘われました。 私からはミリタリーマニアのオーラは感じられず、爽やかな好青年の印象を与えたのかもしれません。  野点の待合所として開放されていたので、建物の中を見ることができました。
 トモダチ館と言う建物のようです。  この場所には、アメリカ軍が進駐していた当時に建設された教会がありました。 東日本大震災で損害を受けましたが、「東日本大震災からの復興」と「長期にわたる日米間の絆」を後生に繋ぐシンボルとして、2013年3月に再建されたという言うことです。
 建物の中央には、日米の国旗と鐘がありました。 鐘は再建前の教会で使用されていた物のようです。  東日本大震災でのアメリカ軍の救援活動の様子が紹介されていました。
 トモダチ館の隣接する「仙憩園」と言う庭園で野点が開催されました。 朝早くから駐屯地を歩き回ったので、抹茶と和菓子に癒やされました。  以上で仙台駐屯地祭のリポートを終了します。