陸上自衛隊 令和元年度富士総合火力演習(教育演習・夜間演習)見学記録

 第7ページでは、迫撃砲と対人障害システムを紹介します。 輸送ヘリコプター CH-47Jが120mm迫撃砲を空輸してきました。  会場中央に着陸します。
 120mm迫撃砲は車両に牽引した状態で、機内に収容して空輸することができるので、降着後、速やかに展開し、火力を発揮することができます。  120mm迫撃砲の操作員のうちの2名が先に降りて、周囲を警戒します。
 ヘリコプター搭乗員の誘導に従って、高機動車(重迫牽引車)に牽引された120mm迫撃砲が、ゆっくりと降りてきました。  重迫牽引車は、フロントガラス、サイドミラー、ドア、ロールバーなどが外されています。
陣地侵入します。
 CH-47Jが離脱しました。  会場右側から、2種類の迫撃砲小隊が登場しました。
 1/2tトラックが牽引する1/4tトレーラには、分解された81mm迫撃砲L16が積載されています。  120mm迫撃砲RTを牽引しています。
 81mm迫撃砲は3門が登場しました。  120mm迫撃砲は、空輸された1門を含めて、合計3門が登場しました。
 81mm迫撃砲が射撃準備を行う様子です。 底板を固定するための土嚢を降ろしています。  120mm迫撃砲が射撃準備を行う様子です。
 81mm迫撃砲です。  射撃準備を完了した120mm迫撃砲です。
 81mm迫撃砲が射撃を開始しました。 81mm迫撃砲と120mm迫撃砲は、各門4発を連続射撃しました。  120mm迫撃砲の射撃です。 迫撃砲の弾道は大きく湾曲するので、発射してから弾着するまで約30秒かかります。
 81mm迫撃砲は三段山左側に着発射撃、120mm迫撃砲は三段山中央に曳火射撃しましたが、悪天候のため、弾着の様子はよく見えません。  迫撃砲の射撃は終了です。 81mm迫撃砲が陣地変換します。
 120mm迫撃砲が陣地変換します。  81mm迫撃砲が退場します。
120mm迫撃砲が退場します。
 次は、対人障害システムの構成品である指向性散弾です。  対人障害システムは監視装置により、敵歩兵の接近を感知し、指令装置で指向性散弾を爆破して対処することができます。
 2枚連続の写真になります。 会場左側の茂みの中には、指向性散弾が設置されています。  指向性散弾が爆発して、標的の風船が破壊されました。 爆発すると、直径1cm程度の多数の弾が扇状に拡散し、接近する敵歩兵部隊を一瞬のうちに制圧することができます。
 2枚連続の写真になります。 指向性散弾の爆破は2回展示されました。 続いて、会場右側に設置された指向性散弾を爆破します。  爆発して、標的の風船が破壊されました。 次のページに続きます。