陸上自衛隊 令和元年度富士総合火力演習(教育演習・夜間演習)見学記録

 第12ページでは、地上部隊による着上陸戦闘を紹介します。  敵の上陸用舟艇には、地対艦誘導弾や多目的誘導弾、上陸した敵部隊対しては、中距離多目的誘導弾、機動戦闘車など保有する火力を発揮して撃破します。 この際、UAV等を活用して収集した敵の情報を各種指揮統制システムに集約し、効果的な火力戦闘に寄与します。
 敵残存揚陸艦から、水陸両用戦車及び上陸用舟艇が発進しました。 初めに、射程の長い96式多目的誘導弾が敵水陸両用戦車に射撃しました。  会場から見えない位置に96式多目的誘導弾システムが配置されました。 当日は96式多目的誘導弾を1発発射しました。 思い出せませんが、教育演習では発射せずに、映像で省略したかもしれません。
 次に、中距離多目的誘導弾が敵水陸両用戦車に射撃しました。  初弾が命中した様子です。
 教育演習では2発を発射しましたが、当日は3発連続で射撃し、別個の目標に命中させました。  16式機動戦闘車が対舟艇遠距離目標射撃を実施しました。
 会場右端の16式機動戦闘車が射撃した様子です。  監視部隊が撤収します。
 代わって狙撃班が配置しました。  即応機動連隊が保有する狭域用UAV スカイレンジャーです。
 スカイレンジャーが、敵の情報を収集します。  スカイレンジャーが撮影した映像です。 敵の指揮所の位置が判明しました。
2枚連続の写真になります。 中距離多目的誘導弾を1発射撃しました。
 写真右側は中距離多目的誘導弾の命中、左上は120mm迫撃砲の弾着です。 中距離多目的誘導弾と120mm迫撃砲の同時多目標射撃により、敵部隊は統制を失いました。  即応機動連隊の襲撃部隊が各個に攻撃します。 96式装輪装甲車から下車戦闘を開始しました。
 会場右側には、84mm無反動砲を構えています。  会場左側の狙撃班が敵指揮官を狙撃します。
 標的に命中しました。  84mm無反動砲が対戦車榴弾を発射しました。
 06式小銃てき弾を発射しました。  84mm無反動砲の榴弾を発射しました。
1小隊により敵部隊を減殺しました。 2小隊の96式装輪装甲車3両が突入しました。
 12.7mm重機関銃を射撃しました。  40mm自動てき弾銃を射撃しました。
 84mm無反動砲が発煙弾を射撃しました。  煙幕の下、襲撃部隊が撤収しました。
 96式装輪装甲車が離脱します。 96式自動てき弾銃を装備しています。  12.7mm重機関銃を搭載しています。
 会場左側に配置した16式機動戦闘車です。 別の地域から上陸した敵偵察部隊の装甲車をUAVが発見しました。  16式機動戦闘車が偵察部隊を撃破し、離脱しました。 次のページに続きます。