陸上自衛隊 令和元年度富士総合火力演習(教育演習・夜間演習)見学記録

 第21ページでは、夜間演習を紹介します。 夜間演習は午後7時30分から開始されました。  演習中は、フラッシュ撮影禁止が禁止されています。 ライトを使用して手元等を照らすことやスマートフォンの使用も禁止されます。
 会場に展開している装備の説明です。 左側から87ATM、84RR、LAM、FV、90TK、FV、16MCV、小銃班、01ATMです。 この他に会場左側後方に特科部隊、迫撃砲部隊が配置しています。  目標地域の説明です。 数字の台までの距離は1,000~1,800m、色の台は600~800mです。
 照明を使用して目標地域が説明されました。 白い点は3の台から6の台、大きく発光しているのが赤の台と黒の台、青色の線状は左道と右道です。  第1部は「暗視装置を使用した射撃」が行われました。 照明が一切無い暗闇での撮影のため、鮮明な写真の撮影は難しく、全ての射撃の様子を撮影することはできませんでした。
 小銃班の5.56mm機関銃を微光暗視装置を使用して射撃しました。 曳光弾の軌跡が幻想的です。 弾頭は小さくても、発射速度が早いので迫力があります。
 射撃が終了すると、すぐに暗黒の世界に戻ります。 87式対戦車誘導弾(中距離多目的誘導弾?)が射撃されましたが撮り逃しました。  01式軽対戦車誘導を赤外線暗視装置を使用して射撃しました。 発射場所や目標を確認し難いため、弾着した様子しか撮影できませんでした。
89式装甲戦闘車の35mm機関砲の射撃です。
 89式装甲戦闘車の7.62mm機関銃の射撃です。  16式機動戦闘車の105mm砲の射撃です。 写真右側に写っている2個の赤い点が、発射された砲弾です。 この後、7.62mm機関銃の射撃が行われましたが省略します。
 90式戦車の7.62mm機関銃の射撃です。 この前には、120mm砲の射撃が行われましたが、射撃の瞬間や発射された砲弾を写真に収めることができませんでした。
 第2部は「各種戦場照明及び照明下の射撃」です。  81mm迫撃砲の照明弾の射撃です。 照明弾は雲の中を落下しています。 81mm迫撃砲の照明弾は、1,000,000カンデラの明るさで照明します。
 81mm迫撃砲の照明弾の照明下で、120mm迫撃砲が効力射を行いました。  120mm迫撃砲の照明弾射撃の下、155mmりゅう弾砲が効力射撃を行いました。 中央の光は155mmりゅう弾砲の弾着です。
84mm無反動砲の照明弾射撃です。 650,000カンデラの明るさで照明しますが、近いので明るく感じます。
 110mm個人携帯対戦車弾の射撃です。  84mm無反動砲の対人榴弾の射撃です。 右側の煙は着地した照明弾、左側は対人榴弾の弾着です。
 照明弾が燃え尽きると、すぐに暗闇に戻ります。  IR照明弾による射撃です。 通常の照明弾とは異なり、光量が少ないので確認され難くなっています。 肉眼では見えない赤外線が照射されており、暗視装置を使用すると照明効果が確認できます。
 IR照明弾は可視光線の発光が少ないのですが、肉眼で確認できるので撮影可能です。 今回は雲が厚いので撮影できませんでした。  155mmりゅう弾砲の弾着です。 暗闇の遠くに見える同時弾着射撃の弾着は、現実には思えない幻想世界のようです。 次のページに続きます。