三沢基地航空祭2014見学記録


 第3ページでは、自衛隊の装備や航空機を中心に紹介します。
 まだ開会式も始まっていない時間なので、逆光がキツイです。
 航空自衛隊の地対空ミサイル「ペトリオット」を紹介します。
 ペトリオット・システムの発射器(Launching Station)です。
 航空自衛隊車力分屯基地に配置されている第6高射群第21・第22高射隊の装備が展示されていました。
 キャニスター後部からPAC-3と判別できます。
 車力分屯基地には、今年4月に弾道ミサイル対処能力が向上したPAC-3が配備されました。
 キャニスター1基には、4発の地対空ミサイルが収納されます。
 電源装置(Electric Power Plant)です。
 ガスタービン駆動の発動発電機を2セット搭載しており、システムに主電源を供給します。
 レーダー装置(Radar Set)です。
 多機能フェーズド・アレイ・レーダーで構成されています。
 待機車(Standby Car)です。
 左側が待機車1号、右側が待機車2号です。
 1号から3号が展示されており、1・2号車のシェルタ内は展示されていました。
 有蓋指揮者(CPT)です。
 無線機や符号変換装置などを装備しており、機動時に部隊の指揮所として運用されます。
 アンテナ・マスト・グループ(Antenna Mast Group)です。
 高射群と高射隊間の秘匿通信を行います。
 射撃管制装置(ECS)などは展示されていませんでした。 
 航空自衛隊の「F-2 戦闘機」が次々と離陸しました。
 航過飛行の準備が進められています。
 アフターバーナーで轟音を響かせて離陸しています。  ブルーインパルスです。
 この辺りで、ようやく会場中央付近まで歩いて来ました。
 自衛隊機は復路で見ることにしました。
 開会式では北部航空音楽隊による演奏などが行われました。  除雪車両も展示されていました。
 北部航空施設隊の装備です。
 除雪ドーザです。  残雪除去器材(プラウ付)です。
 除雪トラック(ワンウェイプラウ・トラックグレーダ付)です。  大型融氷液散布車です。
 残雪除去器材(フロントブラシ型)です。  重除雪車(ロータリ式放雪型)です。
 除雪トラック(高速プラウ除雪車)です。
 スノープラウが非常に大きく、除雪幅は4.8mです。
 81式短距離地対空誘導弾発射装置です。
 陸上自衛隊の駐屯地祭でも展示されており、目にする機会が多い装備なので、詳細は省略します。
 
 81式短距離地対空誘導弾射撃統制装置です。  81式短距離地対空誘導弾の目視照準・制御器です。
20mm対空機関砲(JM167A1)です。
 防爆衣2型です。
 爆発物処理などを行う場合に着用する装備です。
 航過飛行の開始です。
先頭は航空自衛隊の「F-2 戦闘機」が6機
続いて航空自衛隊の「T-4 中等練習機」が4機
海上自衛隊の「E-2C 早期警戒機」が1機
最後にアメリカ空軍の「F-16 戦闘機」が4機
 航過飛行を行った航空機は会場に戻って来て・・・  1機づつ編隊から離脱して着陸態勢に入りました。
 T-4やF-16も同様でしたが省略します。
 着陸するF-2です。  航空自衛隊の「T-4 中等練習機」です。
 北部航空方面隊司令部支援飛行班の所属機です。
航空自衛隊の「F-2A 戦闘機」です。
 コクピットの様子です。  エアインテーク脇には、航空自衛隊創設60周年記念ロゴマークが表示されていました。
 大きさの違いはありますが、航空自衛隊の殆どの機体に貼付されていたようです。
 垂直尾翼に表示された第3飛行隊の部隊マークです。  エンジンノズルの様子です。
 航空自衛隊の「CH-47J 輸送ヘリコプター」による物資等けん吊が展示されました。
 消火バケットには、約5tの水が入っています。
 放水する様子ですが、航空機が邪魔になってしまいました。
 山林火災発生時などにおいて、消火活動を支援します。
 海上自衛隊の「E-2C 早期警戒機」です。
 三沢基地に配置されている第601飛行隊の所属機です。
 航空自衛隊の「CH-47J 大型輸送ヘリコプターです。
 三沢ヘリコプター空輸隊の所属機です。
 機内も公開されていましたが、長い列ができていました。  旅客機が着陸しました。
 機体には「行こう!東北へ JAL東北応援プロジェクト」との特別塗装がされていました。
 捜索救難活動展示が開始されました。
 航空自衛隊の「UH-60J 救難ヘリコプター」です。
航空自衛隊の「U-125A 救難捜索機」が捜索活動を行います。
 遠く離れていたので、救難活動の様子は見えませんでした。  「大型破壊機救難消防車 A-MB-3」です。
 車内が公開されていました。
 待ち時間が短いようなので、見ることにしました。
 
 写真左側 : 三沢基地のA-MB-3は、東日本大震災での福島第一原子力発電所の事故において、原子炉を冷却するために放水作業を行っています。
 写真右側 : A-MB-3の車体上部に装備されたメインターレット(放水ノズル)です。
 車内の様子です。
 ハンドル右側にあるレバーで放水ノズルを操作するそうです。
 A-MB-3は、全備重量 約42t、排気量 21,239ccのエンジンを2基搭載しており、中戦車に匹敵します。
 また、10,500Lの水と650Lの薬液を積載し、放水距離は80mにもなります。
 耐熱防火服も展示されており、試着することもできました。
 この日の最高気温は25℃まで上昇し、日差しも強かったので、真夏の消火活動が如何に大変なことか体験できたかと思います。
 序でに基地内で見かけたアメリカ軍の消防自動車などの車両も紹介します。
 車体には「OSHKOSH」と表示されていました。
 外観からは、用途や装備などを確認できませんでした。
 一般的な消防自動車のように見えます。  「OSHKOSH Striker」と表示されてました。
 陸上自衛隊でも、このメーカーの救難消防車を採用しています。
 表示されている文字からアメリカ空軍消火救助署長と読み取れます。
 フォードのExcursion(エクスカージョン)が使用されています。
 航空自衛隊の車両です。
 立入禁止エリアには、「E-2C 早期警戒機」が3機展示されていました。  主翼が折り畳まれています。
 会場東端には、牽引車や電源車などが止めてありました。
 会場西側から歩いて、やっと反対側まで来ました。
 格納庫ではF-2のコクピットが展示されていました。
 長い列に並ぶと、飛行展示を見逃してしまうので、今回は諦めました。
 第4ページでは、会場中央に展示された自衛隊機やブルーインパルスの展示飛行などを紹介します。