陸上自衛隊 武器学校・土浦駐屯地開設62周年記念行事見学記録


 第3ページでは、訓練展示を紹介します。
 観閲行進終了後、訓練展示が行われました。
 写真は敵陣地の様子です。
 敵役を務める73式装甲車です。
 会場正面には、90式戦車回収車や重レッカなどが配置されています。  90式戦車回収車と90式戦車です。
 擬装ネットで隠されています。
 重レッカと155mm榴弾砲です。  訓練展示の開始です。
 初めに、攻撃部隊の作戦支援をする部隊が登場しました。
 高射特科部隊の登場です。
 81式短距離地対空誘導弾です。
 93式近距離地対空誘導弾です。  会場を1周走行して装備品の紹介が行われた後、射撃態勢を展開しました。
 火力支援部隊の登場です。
 96式多目的誘導弾システムです。
 全長約2m、重量約60kgと大型の対戦車・対舟艇用の多目的ミサイル6発を搭載しています。
 一部の部隊にしか配備されていないので、殆ど見ることがありません。
 155mm榴弾砲です。  射撃態勢を整えた高射特科部隊です。
 155mm榴弾砲も射撃体勢を整えました。  会場後方には、戦車が待機しているのが見えます。
 観測ヘリコプター「OH-1」が航空偵察を行います。  霞ヶ浦駐屯地に配置されている航空学校霞ヶ浦校の機体です。
 土浦駐屯地と霞ヶ浦駐屯地の距離は、約3kmと近い場所にあります。
 偵察部隊が登場しました。  軽装甲機動車です。
 偵察部隊の報告により、155mm榴弾砲が攻撃準備射撃を行いました。  着弾した様子です。
 戦車部隊の登場です。
 陸上自衛隊が現在運用している3種類の戦車が登場しました。
 訓練展示に登場した10式戦車と90式戦車を見るのは初めてです。
10式戦車です。
90式戦車です。
 74式戦車です。  10式戦車は行進間射撃をしました。
 射撃直後に急停止した様子です。
 最近まで、120mm滑空砲には空砲が無かったので、訓練展示に登場した90式戦車は、機関銃射撃しか行いませんでした。
 現在は、10式120mm戦車砲用空砲が開発されたので、迫力ある訓練展示を見ることができます。
 74式戦車の射撃は、90式戦車の影に隠れたので見えませんでした。
 10式戦車が前進します。
 目の前を走行しました。
 10式戦車は被弾しました。
 戦闘は一時中断して、整備支援の展示が行われました。
 11式装軌車回収車が登場しました。
 10式戦車の車体を流用して、回収装置を取り付けた車両です。
 恐らくは、まだ1~3両程度しか調達されていない希少な装備です。
 回収作業を開始します。  10式戦車の乗員です。
 右から車長、砲手、操縦手と思われますが、操縦手は折り曲げ銃床型の89式小銃を携行しています。
 トーバーによる連結作業を乗員が総出で行っています。
 11式装軌車回収車は、僅かな移動を繰り返し、位置を調整して連結しました。
 連結した様子です。
 回収準備が完了しました。
 牽引する様子です。
 降雨のため、地面が泥濘の状態になっており、滑りながら牽引していました。
 10式戦車は会場から退場しました。  目の前の10式戦車と11式装軌車回収車が遮ったので、他の整備支援の展示が見えませんでした。
 90式戦車回収車が90式戦車のパワーパックを吊り上げたようです。
 砲身が見えるので、重レッカが155mm榴弾砲の砲身交換を行ったようです。  状況が再開されました。
 対戦車ヘリコプター「AH-1S」が攻撃を行います。
 航空学校霞ヶ浦校には、戦闘ヘリコプター「AH-64D」が配備されているので、訓練展示の登場を期待していました。
 近接戦闘部隊の登場です。
 89式装甲戦闘車です。
 この車両も配備部隊が少なく、見られる機会は少ないです。
 96式装輪装甲車です。  155mm榴弾砲が突撃支援射撃を行います。
 90式戦車も射撃を行います。  突撃支援射撃の最終弾の着弾を以て、突撃が敢行されました。
 雨さえ降っていなければ、89式装甲戦闘車と96式装輪装甲車に乗車した隊員が、降車戦闘を行ったのかもしれません。
 96式装輪装甲車が突撃を行います。  戦車も突撃を敢行して訓練展示は終了しました。
 第4ページでは、イベントと装備品展示を紹介します。