陸上自衛隊 大和駐屯地創立60周年記念行事見学記録

 第3ページでは、装備品展示を中心に紹介します。
 会場正面を歩いていた隊員ですが、この装備を見れば、訓練展示が行われるものと思い込んでしまいます。
 装備品展示の開始です。
 今回の駐屯地祭では、訓練展示の代わりに装備品展示が行われました。
 最初は、郡山駐屯地の第6特科連隊の155mm榴弾砲です。
 自走して会場左側に向かいました。
 陣地占領、射撃準備、陣地変換を展示しました。
 射撃準備に取り掛かります。
 砲身にロープを掛けて・・・  引いて旋回させました。
射撃準備をほぼ完了しました。
 次は第6偵察隊の87式偵察警戒車です。
 2両が登場しました。
 機動展示も行いました。
砲塔旋回や砲身を上下しました。
25mm機関砲と7.62mm機関銃を搭載しており、ヘリコプター等への対空射撃も可能と解説されました。
 偵察用として、JPPS-P10レーダーが搭載可能であり、レーダーによる偵察や射撃による偵察が可能です。  155mm榴弾砲が撤収します。
 87式偵察警戒車の展示終了です。
 この車両は後期生産型です。
 こちらは前期生産型です。
 よく見ると発煙弾発射機以外にも細部に差異があります。
 続いては、軽装甲機動車です。
 多賀城駐屯地の第22普通科連隊による展示です。
 上部ハッチに装甲板を増設したタイプです。
 軽装甲機動車は4両が登場しました。  降車して小銃を構えました。
 軽装甲機動車の展示終了です。  74式戦車の登場です。
4両が登場しました。
大量の砂埃を巻き上げています。
 同日開催された岩手駐屯地の創立記念行事でも、訓練展示は中止となり、装備品展示に変更されたようです。
 自衛隊側の事情もあるので、仕方がありません。
 前後左右に車体を傾けて姿勢変更を行いました。
 油気圧式サスペンションは、車体を前後に6度、左右に9度傾けることができ、不整地でも安定した射撃を行うことができます。
今回の駐屯地祭は訓練期間の合間に開催されたのでは?と思う程の装備を積載しています。
車体などに巻き付けられたゴム紐に、草木を付けてカモフラージュすれば、より実戦的に見えます。
砲塔を真横に旋回させた様子です。
 砲塔後部上面には、バトラー(交戦用訓練装置)の発光装置が取り付けられています。
 バスケットには、装備品が積み切れないようです。
 2枚連続の写真になります。
 砲塔の向きを変えずに旋回する様子です。
 右側のキャタピラを停止したままの信地旋回です。
 地面を削りながら旋回しています。
 エンジンを吹かして大量の排気煙を上げています。
バトラーを装備した状態が分かります。
 バトラーの状況です。
 砲身上部にはレーザー発射機、防盾や砲塔には受光機が取り付けられています。
 74式戦車が退場します。
 車体後部の丸太は、泥濘でスタックした場合、離脱するために使用するものと思われます。
 丸太には有刺鉄線が掛けられています。
92式地雷原処理ローラを取り付けた74式戦車が前進しました。
写真右側には、地雷の爆破を表現するために投擲された火工品が写っています。
今回の駐屯地祭での唯一の爆発の演出でした。
 地雷が爆発した様子です。
 地雷処理ローラーは爆破時に衝撃を緩和するために、上方に跳ね上がる構造なので、砲身を保護するために砲塔を傾けています。
 装備品展示の最後はリペリング降下です。
 第6飛行隊の多用途ヘリコプター UH-1Jです。
 2名の隊員が降下しますが、砂埃のため、その様子は良く見えません。  オートフォーカスでピントが合わない程の砂塵を巻き上げています。
 少しだけ次のページに続きます。