海上自衛隊 護衛艦「いせ」「みょうこう」見学記録

 第2ページでは、護衛艦いせの主要装備などを紹介します。
 船首部分から見た飛行甲板の様子です。
 一部は異なりますが、船首から船尾に向けた順番で説明します。
 船首から見た護衛艦みょうこうです。
 甲板の位置が高いので会場付近が見渡せます。
 護衛艦いせの長い乗艦待ちの列ができています。
 船首に装備された高性能20mm機関砲です。
   
 真横から見た様子です。
 電源や遠隔装置などを除けば、甲板上の機器がシステム一式を構成しています。
 近距離の航空機への攻撃、対艦ミサイルの迎撃の他、不審船舶等対処における機能向上のため、水上射撃機能が付加されています。
 甲板上に装備されているので、近くから見ることができます。  右前方の甲板から張り出した部分には、衛生通信用空中線が装備されています。
   
 写真左側は、右前方に装備された補給第1ステーションの洋上給油装置です。
 写真右側は、正面から艦橋を見た様子です。
 カバーが被せられていますが、クレーンのようです。
 艦橋上部に装備されたマルチファンクションレーダ(FCS-3)です。  艦橋の様子です。
   
 電波探知妨害装置です。
 他の護衛艦に搭載されているものと同じように見えますが、性能は向上していると思われます。
 チャフ・ロケット発射機です。
 写真右側は船体右側、写真左側は船体左側に装備されたものです。
 左前方に装備された膨張式救命いかだです。  甲板左側の一段低い位置には、通路が設置されています。
 左後方に装備された12.7mm重機関銃架です。
 カメラは至る所に設置されています。
 ヘリコプタけん引装置です。
 ヘリコプターの車輪に固定して、けん引するための装置です。  艦載救難作業車とけん引車が展示されていました。
 艦載救難作業車 A/S32P-25Jです。  ヘリコプターの事故発生時の消火活動や、乗員の救出に使用されます。
 けん引車(航空機用3t) 3TD35です。  飛行甲板は非常に広いので、空母のように様々な支援車両を搭載してします。
 クレーン車です。  つり上荷重が25tのホイールクレーンです。
   
船尾に装備された高性能20mm機関砲です。
 船尾に装備された垂直発射装置(VLS Mk41)です。  対空誘導弾と対潜水艦用アスロックを合計16発分装備しています。
 船尾右側に装備された12.7mm重機関銃架です。
 全周をカバーするように設置されています。
 右後方から見た駐車場の様子です。
 右後方にも多くの膨張式救命いかだが装備されています。
 災害派遣や国際平和協力活動などの任務に対応するため、定員以上の数が装備されているように思えます。
 上から見た膨張式救命いかだです。
 汎用護衛艦は甲板よりも高所に装備されているので、上から見ることはできません。
 艦尾から見た飛行甲板の様子です。  艦橋後部も前部と似た形状をしていますが、こちらはヘリコプターの航空管制室になっています。
   
 写真左側 : 艦橋後部では、格納庫内と連絡を取り合って、エレベーターを操作しているようです。
 写真右側 : 艦橋後部の12.7mm重機関銃架ですが、機関銃架は全部で7ヶ所に設置されているようです。
 エレベーターの巻上機です。
 上から見ると大きさが実感できます。
 5枚連続の写真になります。
 後部エレベーターが上昇する様子です。
 船尾方向に見た様子です。
 約30秒で上昇が完了します。
 後部エレベーターは、前部エレベーターよりも少し広く設計されています。  写真では動作状況が分かり難いのですが、動画投稿サイトには、エレベーターの動作状況が数多く投稿されているので、動画を見れば分かり易いと思います。
 飛行甲板に到着です。  甲板上には、ヘリコプターや車両などを係留する固定具が無数に備えられています。
 甲板上は、コンクリートのような材質で、滑り止め加工されています。
 雨で濡れていましたが、滑り難い感じがしました。
 エレベーター上から撮影した甲板の様子です。  エレベーターを吊り上げるワイヤーとエレベーターを固定する装置です。
 船尾側の格納庫の様子です。  船尾側を見た格納庫の様子ですが、格納庫の広さが感じられると思います。
 この他にも、災害派遣活動において、指令所を開設できる多目的区画などが備えられています。
 船首側を見た格納庫の様子です。
 混雑していたので、格納庫内の詳しい写真は省略します。
 格納庫は広く、ミニシアターが開設されていました。
 所説ありますが、ヘリコプターを最大で11機搭載できるようです。
 格納庫には、ひゅうがの旗が掲げられていました。
 READINESS EXPERTNESS INTEGRITYと表記されていますが、訳すると、準備ができている(迅速)・専門的知識(技術・能力)・誠実(完全)を意味します。
 もう1枚
 右側の旗の英単語は、百戦錬磨の一言に尽きる?のかもしれません。
 下船して護衛艦みょうこうを見る前に、ひゅうがの外観を少しだけ紹介します。  内火艇です。
 ステルス性を高めるために、スクリーンを下げて遮蔽することができます。
 右端の扉の内側には、3連装短魚雷発射管が装備されています。
 クリート部分も扉を閉じて、レーダーの反射を抑え、ステルス性を高めることがができます。
 艦尾の様子です。
 船尾右側の開口部です。  右舷の様子です。
 甲板の位置が高いので、大きく感じられます。
 機会があれば、海上自衛隊最大級の「いずも型護衛艦」も見たいと思います。
 船首に装備された錨です。
 次のページでは、護衛艦みょうこうを紹介します。