航空自衛隊 岐阜基地航空祭2016見学記録

 第3ページでは、飛行展示の一部、X-2地上展示、警備犬訓練展示を中心に紹介します。
 空中給油・輸送機 KC-767による航過展示です。
 空中給油を再現しています。
 混雑を避け、会場から離れて休憩していたため、遠くなってしまいました。
 近隣の航空祭では見ることができないので、順光の南会場から撮影したかったです。
 急いで会場に戻りましたが、非常に混雑しています。  KC-767が会場に戻ってきました。
 ゆっくりした速度で旋回しています。  最後は車輪を下ろして、機体を左右に振って会場を後にしました。
逆光ですが、飛行中のKC767が見られる機会は少ないので、拡大して掲載しました。
 X-2の展示は、約2時間待ちと案内されていました。
 しかし、ここまで来て諦めることはできないので、長い列に並ぶことにしました。
 F-16の機動飛行が開始されました。
 列に並びながら見ることにしました。
 あと少しです。
 2時間待ちと案内されていましたが、30分程度しか待ちませんでした。
 来場者は、速やかに撮影して後に譲っていたので、時間が掛からなかったのかもしれません。
 先進技術実証機の適用技術は、敵のレーダーに探知されることなく敵を捕捉するステルス性、エンジン制御を活用した高運動性、敵を探知し識別する能力を向上した先進アビオニクス、複合材適用率の拡大により軽量化を通じた運動性能等の向上とされています。
間近から見た先進技術実証機 X-2です。
平成28年4月22日に初飛行しており、今回初めて一般公開されました。
 手前側は陽が差し込み、格納庫内は暗いので、難しい撮影になりました。
 説明の一部は、防衛省・自衛隊のホームページから転載しています。
 機首のピトー管です。
 機首部に表示された判読可能な文字は、「静圧口」、「ベータ・センサ」、「脱出系統」が読み取れます。
 キャノピ、射出座席は、T-4の部品が流用されています。
 キャノピは電導コーティングされ、コクピット内からの電波の乱反射を抑制しているようです。
 緊急時に外部からキャノピを破壊することができるようです。
 「酸素補給口」の文字も読み取れます。
 経費低減のため、機体の一部に既存機の部品を活用しています。
 前脚、主脚、アレスティングフックは、T-2の部品が使用されています。
 インテークダクトは、エンジンからの電波反射を抑制しています。
 機体には、「外部空調源接続口」、「燃料排出口」、「排出口ドレン」、「サクション・リリーフ・バルブ・ドレン」の文字が読み取れます。
 初めて専門誌に掲載された写真では、この部分は不明瞭に加工されていましたが、ECS高温排気と表示されています。
 拡大して見ると、網目状に見えます。
 主脚のカバー後方は波型になっており、到来方向への電波反射を抑制しています。
 外板接合部も同様に波形になっています。
 推力偏向パドルは見えません。
 技術研究本部が開発した最大出力約5トンの実証エンジン(XF-5)を搭載しています。
 推力変更パドルとIFPCによって、従来の空力陀面では不可能な高迎角での運動を実現しています。
 機体には、「消火器ノズル挿入口」、「アレスティング・フック」の文字が読み取れます。
 次に進みます。
 真横から見たC-2輸送機です。
 F-16が離陸しました。
 機動飛行展示に間に合いました。
 離陸後、急上昇しました。
 岐阜基地でF-16の機動飛行展示が行われるのは、13年ぶりということです。  F-16の機動飛行とX-2の地上展示は、今回の岐阜基地航空祭の主要イベントになったと思います。
機体番号を確認したところ、平成28年三沢基地航空祭で機動飛行展示を行った機体と同じでした。
 着陸しました。
 約10分間に渡って、迫力ある機動飛行が展示されました。
 北会場の展示品は見終えました。
 午前の飛行展示も終了したので、南会場に向かうことにしました。
 南会場の様子です。
 南会場は広く、多くの来場者が見えます。
 南会場に到着すると、XC-2が上空を旋回していました。
 試験飛行から戻ってきました。
 滑走路上を飛行する様子です。  旋回して着陸態勢に入ります。
 滑走路西側から見ていました。
 雑草が邪魔ですが、北会場のような混雑はありません。
 滑走路の延長上なので、大編隊飛行を見るには適しているのかもしれません。
 バリアが張られているので、視界を遮りました。
 後方では、T-4が着陸態勢に入っています。
C-1の全長約29mと比較して、C-2は約44mもあり、はるかに大きいです。
最大積載量はC-1が約8t、C-2が約30tであり、航続距離も大幅に伸びています。
 南会場には、午前11時40分頃に到着しました。
 早速、展示品を見ることにしました。
 ペトリオットの展示です。
 第4高射群による展示ですが、各装備に表示されている部隊名は隠されていました。
 発射機(LS)です。  レーダー装置(RS)です。
 アンテナ・マスト・グループ(AMG)です。  トレーラ2台は運転席が公開されていました。
 待機車2台は隊員の待機場所に利用されていました。
 南会場のピクニックエリアから見た北会場の様子です。
 その名の通り、レジャーシートを使用することができます。
 北会場の様子です。
 滑走路付近には、機動バリアが置かれていました。  警備犬訓練展示を見ることにしました。
 午前2回、午後2回の合計4回行われましたが、次に行われる3回目を見逃すと、4回目は大編隊飛行と重なるの虞があったため、優先して見ることにしました。
 警備犬展示の内容です。  警備犬は2頭が参加しました。
 金網を通しての撮影なので見難いのですが、ご了承下さい。
 第1部は基本動作です。
 初めに脚側行進などの服従訓練が行われました。
 写真は、隊員が投げた木製のダンベルを、警備犬が咥えて持ってくる様子です。
 障害物を飛び越えます。
 狭いトンネルを潜り抜けたり、狭い橋を渡ったりしました。  第2部は物品選別(臭気選別)です。
 警備犬に臭気を付着させた布片を嗅がせます。  警備犬は、5個並べられた布片の中から、同じ臭気を付着させた布片を選び出しました。
 第3部は防衛です。
 会場に不審者が侵入しました。
 隊員が基地に侵入した不審者の捜索を開始しました。
 不審者が遺留した物品を発見しました。
 物品に付着した臭気をから不審者の捜索を行います。
 付近を警戒し、捜索を開始します。
 警備犬が隠れていた不審者を発見しました。  不審者は隊員の警告に従いません。
 隊員の指示で警備犬が不審者を襲撃しました。
 不審者の対処は2回展示されました。
 格闘なども行われましたが、上手く撮影出来なかったので省きます。
 不審者を拘束して訓練展示は終了しました。
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